【明慧日本2012年2月24日】甘粛省蘭州市楡中県に在住の法輪功修煉者・胡月梅さん(63歳)は、法輪功の修煉を始めてから、患っていた病気が完治した。しかし1999年7.20以後、胡さんは法輪功を修煉しているという理由で、中共(中国共産党)当局から繰り返し迫害された。
胡さんはかつて、婦人病を患い、常にお腹が激しく痛み、口と鼻からは出血して、なかなか治らなかった。1972年に長男を出産してからは、リウマチ性心臓病を患い、全身が痛んで時には呼吸が苦しくなった。毎日、漢方薬を飲み続け、常に注射もしていた。1979年に次男を生むと肝臓肥大となり、胡さんは1カ月間入院した。長期にわたって病気に苦しめられた胡さんは、生きていく自信を失くしてしまった。
胡さんは病気を治すため、寺に行って線香をたき、仏像に礼拝をし、仏教に帰依した。胡さんは18年間毎日、仏像に焼香・礼拝・読経を行ったが病気は治らず、1994年、子宮筋腫のため大出血して、病院で手術を受けた。手術後、腰痛と下腹部の痛みなどの後遺症が残った。そのため、胡さんは家事もできなくなり、毎日、苦しい生活を送っていた。
1997年のある日、親戚が胡さんの家に『転法輪』を持ってきた。その時、タバコを吸いながら、マージャンでギャンブルをしていた胡さんの夫・金発明さんは、親戚に軽い気持ちで「本をそこに置いておいて」と言った。その後、金さんは数日かけて『転法輪』を読み終え、胡さんに「この本は人に修煉を教える本だ。あなたも読んだら」と言ったが、当時の胡さんは仏教に夢中だったので、金さんに「あなたが良いと思ったら、自分で修煉すればいい。私は礼拝し続けるわ。お互いに干渉しないで」と言った。金さんは再び、「あなたはこの数年礼拝し続けても病気は治らなかったでしょう。法輪功は煉功、学法して、心身ともに元気になるから、早く学びなさい」と言った。その後、金さんは師父の説法ビデオを見て3日目、タバコ、ギャンプルなどの悪習を止めた。夫の変化を見て、胡さんも師父の説法ビデオを見て功法を学び始めた。まもなく、胡さんは全身が痛みだし、9日間飲むことも食べることもできなくなった。これは法輪功の修煉の初期に現れる、身体が浄化される際の現れである。しばらくして、胡さんは十数年患っていた病気が完治し、体がとても軽快に感じたという。
その後、胡さん夫婦の変化を目の当たりにした人々100人ほどが、法輪功の修煉の道に入った。しかし、1999年7.20以降、中共当局は法輪功への弾圧を開始した。地元警察は胡さんを含め、地元の法輪功修煉者の家で不当な家宅捜索を行い、法輪功の関連書籍、法輪功創始者の写真、煉功テープなどを没収した。さらに、90数名の法輪功修煉者の身柄を不当に拘束した。当時の公安局局長・漢尚斌は。連行された法輪功修煉者に対して「法輪は本当にパワーがあるのか? それなら法輪を使って私を死なせてみせろ」と言った。(注:その1年後、漢尚斌は墓地で足を滑らせ、頭を強く打って死亡した)
2000年2月14日、胡さんは北京に陳情に行ったが、天安門広場で警官に身柄を拘束された。その後、胡さんは楡中県に送還され、不当に公安局に15日間拘禁され、警官に300元をゆすり取られた。
帰宅した胡さんは、地元警察に毎日派出所に出頭するよう強いられ、派出所の掃除を強要された。
2001年前半、公安局国保(国家安全保衛)の警官は家宅捜索を行い、胡さんを派出所に連行した。
2001年10月、胡さんはアルバイト先で再び身柄を拘束された。警官は「労働教養証」を出し、胡さんにサインをするよう強要した。警官は「お前は1年の労働教養処分を科せられたから、お前を平安台労働教養所に送る」と言った。胡さんは「サインしません。私は『真・善・忍』に従い、良い人になるように努力しています。間違ったことはしていません。労働教養所には行きません」と言った。しかし警官は胡さんに手錠をかけ、強引に労働教養所に移送した。しかし胡さんは労働教養所の中にある病院で健康診断を受けた後、労働教養所側は胡さんの入所を拒否した。その後、胡さんは釈放された。
その4、5日後、警官は再び胡さんの自宅に不当に侵入し、胡さんを連行しようとしたが、胡さんは脱出したため連行を免れた。しかし胡さんはその後、8年の放浪生活を余儀なくされた。
2008年3月24日、長期間の放浪生活を強いられていた胡さんは、次男の結婚式の夜、借家にいたところを拘束され、龚家湾洗脳班に送られた。
洗脳班には40数人の女性法輪功修煉者が拘禁されていた。法輪功修煉者達は24時間監視され、お互いに会話することを許されず、常に罵られ、殴られ、体罰を受けていた。
胡さんが洗脳班に拘禁されている間、警官らは胡さんの子供たちから8000元を恐喝した。胡さんは洗脳班で強制的な洗脳を受け、7カ月間拘禁されたという。