真相を伝え、人を救う中で人心を取り除く(一)
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文/東方の縁

 【明慧日本2012225日】真相を伝え、人を救うなかでの僅かな修煉体験について、同修のみなさんと交流したいと思います。

 師父は縁のある人を送ってくださった

 それは蒸し暑い夏の日でした。私はバスに乗り、急いでスーパーに買い物に向かいました。早く行って早く帰るつもりでしたが、私は途中で、バスの運転手が駅名を放送しなかったことに気付きました。確認すると、私の下車駅はすでに過ぎていました。私は心中不快でしたが、しかたなく慌ててバスを降り、別のスーパーに入りました。スーパーに入って一回りしましたが、買いたいものはありませんでした。ついでにパンを少し買おうとしましたが、店員の動きがにぶく、私はいらいらしてきて「あなたは急いでなくても、私は急いでいます。もう少し遅れたら、帰りに乗るバスもなくなります元々行く予定だったスーパーにも行かないといけないのに」と考えていました。今回バスの乗り換えで無駄になる時間のことを考えると、本当に悔しくなりました。やっと店員が何とかパンを渡してくれたので、私はパンを手にして、すぐその場を離れました。

 この瞬間、私はパンを販売している女性が無表情で私を眺めていることに気付きました。私は多少驚き、いぶかりましたが、バスに遅れることを恐れて、多く考えることなく、急いで前へ進みました。数メートル歩いてから、あの女性の目つきと状況を思い出し、振りかえってみました。その時、彼女はすでにパンを販売するカウンターから離れて、黙々と私の後ろを歩いていることに気付きました。彼女の異常な行動は急に私を目覚めさせました。「これは師父が私に縁のある人を送ってくださったのではないか」

 私は急いで引き返しました。私たちが並んでカウンターに向かった時、彼女は歩きながら「おばさん、私はあなたに会った途端、もう離れたくなくなりました。ただあなたと話がしたくなりました」と言いました。彼女は自分の息子がいかに言うことを聞かないか、また息子が交際している彼女がいかに気に入らないか、息子のためにいかに代価を支払ったか……等々を話し、涙があふれて、限りなく心配していました。他の地方のなまりで語る話を聞きながら、彼女たち親子が見知らぬ土地で出稼ぎをしている困難さを思い浮かべ、私はさっきまでの不満といらだちがすっかりなくなり、ただ大法だけが彼女を手助けできると思いました。

 私は彼女に人類の道徳の滑落について、真忍について、人には各々、自分の運命があることについて話し、彼女に善の心を持って息子を教育し、息子の彼女にも対処するよう教え、彼女に「心が善良であれば、神が助けてくれる」ことを理解させました。また中共の邪悪さ、大法が広く伝えられている状況について伝え、彼女を手伝って、邪党の少年隊から退出させました。最後に彼女に、誠意を持って真心から「法輪大法はすばらしい忍はすばらしい」と念じれば、自分に福をもたらし、難関を乗り越えることができると伝えました。彼女は恭しく大法のお守りを受け取ってくれました。彼女の目には希望が光っていました。

 スーパーを出て、道に止まっていたバスに乗ると、バスはすぐ動き、まるで私を待っていたかのようでした。帰り道で、私は心を静めて、先ほど発生した全て改めて考えてみました。心のは恥と不安でいっぱいでした。運転手が駅名を放送しなかったため、私が別のスーパーに行ってしまいましたが、最後にはタイミングよく帰りのバスに乗ることができたことは師父の按排だったのではないでしょうか。

 衆生は大法のためにやってきており、人を救うことに心を込めなければならない

 私は自分なりに努力して、修煉のなかで自分の昇華を感じていましたが、毎回突然起きるトラブルに直面して、毎回ほとんど意に添わない遺憾を残しました。

 一度、私は連れ合いと一緒に外出した、白髪がいっぱいの老人に出会いました。老人は苦労して、階段を下りているところでした。階段はとても高かったのです。彼はお米と小麦粉をいっぱい載せた小さい車を引っ張っていましたが、車はやはり下へ滑っていました、私は急いで駆けつけ、彼を手伝って車を下へ運びました。青信号のとき、連れ合いすでに道路を渡っていたので、私は老人と一緒に慌てて道路を渡りました。それから、すぐ彼に真相を伝えました。彼は邪党のいかなる組織にも参加したことがなく、「天が中共を滅ぼす」ことを知っていて、三退すれば平安を保てることも信じていました。しかし「法輪大法はすばらしい忍はすばらしい」ということを知らず、更にこれをどうやって敬虔に念じればよいかを知りませんでした。私は彼にはっきり説明し、3この言葉を繰り返すと、彼はやっと頷いて、覚えたと示してくれました。

 本当に悔しいことに、そのとき私は小冊子も、チラシも、お守りも持っておらず、更に彼手助けとなる真相資料を1枚も持っていませんでした。ペン1本と1枚の紙さえあれば、私はこの言葉を彼に書いてあげることができたはずです。また機会があるでしょうか。しかし、私はすぐに「遺憾に思えば気を落としやすい」と悟り、すぐそれを排斥し、真面目に反省しました。やっと、自分が大法の仕事をするとき、それほど真面目でないことに気づきました。家に帰ってから、私と連れ合いはすぐに、携帯しやすい6cmくらいの特製のボールペンを作り、私たちはそれを「真相ペン」と名づけました。

 しばらく経って、同僚の息子の結婚式がありました。私は前もって、色々なパンフレット、小冊子、CDとお守りを準備し、50部くらいを心を込めて包装しました。結婚式の日、私たちは自宅でまず発正念をしてから、用意した全ての真相資料と「真相ペン」を持って、早めに式場に向かいました。午後2時から夜8時すぎまで、私と連れ合いは全ての機会をとらえて、結婚披露宴が終わるまで、出会った全ての人に真相を伝えました。6時間ちょっとの間、全ての資料を縁ある人に直接渡し、ほとんどの人は真相を知って受け入れてくれました。「真相ペン」は私を手伝ってくれました。脱退した人の中には邪党体制ので、幹部務めている人もいました。脱退したがらない人には、なるべく真相を伝え、大法の慈悲を残してあげました。しかし、ただ1だけ挨拶だけで真相を伝えませんでした。彼はかつてある会社のトップで、私はかつて何回も彼に真相を伝えましたが、彼は聞いてくれず、大声で騒ぎました。しかし私は彼に真相を伝えることをやめず、ただ心ので、彼は真相を伝える最後の対象だと考えていました。

 披露宴が終わった後、客は皆、慌ただしく車に乗り込みました。しかし、彼は私と連れ合いのすぐ後ろにいて、寸歩も離れず、歩きながら大声で「あなたたち夫婦がどこかに行くなら、私も行きます、あなたたちが車に乗るなら、私もその車に乗ります」と叫びました。しばらくして、彼は私の連れ合いの手をつかんで、「以前、私は法輪功を信じていませんでした。法輪功を信じていないので、いつも法輪功について議論していました。しかし、あなたたちご夫婦が健康で、元気な様子を見て『あなたはほんとうに信じないといけない』と言ってくれましたと語りました。私の連れ合いが彼に三退を勧めると、彼は「私はすでに50%信じています。いや、もう少し多く、51%でしょう。私にもう少し考えさせてください」と言って私たちから離れていきました。

 彼の以前の様子比べて、私は非常に驚き、私が間違っていると分かりました。彼も法のためにやってきた生命なのに、私はどうして彼の一時の、一世だけをみて、自分の観念に従って救うべき人に順番を付けたのでしょうか。これは世の人々に対する私の無責任です。私のこの心理を師父は目にされ、彼も感じ取ったのでしょう。この件から、師父は人を救うことは待てないと警告してくださり、私と連れ合いはすぐ方法を尽くして、彼の住所、電話番号を聞き出し、彼に続けて真相を伝えることを相談して決めました。

 (続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/2/20/253216.html)     更新日:2012年3月4日
 
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