文/インドネシアの大法弟子
【明慧日本2012年4月20日】20年前の1992年5月13日、李洪志先生が中国の民衆に初めて法輪大法(法輪功とも言う)を伝えました。大法を伝える過程において、李先生は受講者の背景について、例えば受けた教育、職業、種族、信仰、性別、年齢などを区別されませんでした。
現在、法輪大法は世界の隅々まで百以上の国に伝わっています。修煉により心身ともに受益した修煉者は、この素晴らしい功法を縁のある人々に伝えたいと思っています。法輪大法を紹介する際、修煉者たちは李先生と同じように、どんな人に対しても区別する心を持たず、その人の真理に対して敬う心や、真理を捜し求める真摯な心を見ています。ですから、社会から忘れ去られた片隅であっても、あまねく佛光を受けることができるのです。
2012年、インドネシア・ジャカルタにある最大の刑務所からの招待を受け、数人の法輪功修煉者が刑務所の職員、服役囚に法輪大法を紹介しました。まず法輪大法を紹介するビデオを放映し、法輪大法が世界に伝わっている盛況を紹介して、気功の動作を教えました。同時に、真善忍に基づいて修煉すること、学法の重要性についても説明しました。
煉功の二式目の動作を行なっている時、ほとんどの人は「転法輪」に書かれている、身体浄化の現象が現れ始めました。二式目の動作は簡単で、ただ四つの動作で成り立っていますが、煉功の途中に身体が辛く感じる人、トイレに走る人が現れました。ある人は煉功しているとき、唾液がたくさん出てきて口一杯にたまり、鼻まで逆流したためトイレに走ったそうです。それは良いことでで、身体浄化の現れですと教えました。服役囚と話していくうちに、麻薬中毒犯が数人いたことが分かりました。
60代のある男性服役囚は、今にも目から涙が溢れ出しそうな表情で話してくれました。彼は真善忍の三文字を目にしたとき、感激のあまり泣き出しました。この三文字を彼は待ち続けていたそうです。そして彼は自分が犯した罪を隠さず話してくれました。交流の後、彼は手にした法輪功の資料を宝物のように、大事に収めました。低い声で、「あと数カ月で出所して自由になります。この資料に書かれている煉功点を尋ね、法輪大法を修煉します」と話してくれました。
今回の活動は穏やかな雰囲気の中で行うことができました。1人の刑務官は、「法輪功修煉者が服役囚たちの運命に感心を持ち、大切にしていることに対して感謝しています。彼らは長期にわたって社会と隔離された嫌悪感を癒すことができたことでしょう」と話してくれました。