ある修煉者の夫の話
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2012425日】夫は子供の頃に父親を亡くしました。家庭環境がよくなかったので、不良とよく一緒に遊んだり、喧嘩をして、刑務所のお世話になったこともあります。

 夫は刑務所を出所して、妻が法輪功の修煉をしているのを知りました。妻が「法輪功の修煉を一緒に始めましょう、悪い習慣が直るから、いい人になって欲しい」と夫に言いました。木子は「私は子供の頃からこうだから、ちゃんと修煉ができないと法輪功に申し訳がないので、君が修煉して、私が応援するから」と言いました。妻が法輪功の修煉をしていると、知らずしらずの内に夫も変わってきました。

 悪事ができない

 生活のため、夫婦は別居生活をしていました。妻いつも夫を心配して「悪事を働かないでね」と言います。夫はまともではない生活に慣れているため、いつも何も悪い事していないと弁解します。

 夫の悪い仲間がよく色々手伝ってくれと頼んできます。夫は好い事も悪い事も引き受けてしまいます。妻が「悪い事の頼みなら助けてはいけない、自分に災いが降りかかるから」と言いました。でも、夫は小さい頃から中共の教育を受けた影響で気にも留めません。「官僚たちがあんなに汚職をしているのに、なんともないじゃないか、普通に暮らしているじゃないか」と言います

 ある時、が妻に「変なんだよ、すごく簡単な事がうまくいかない」と言ました。妻は「私が修煉していると、家族も恩恵を受けるから。師父があなたを守って下さっている」と言いました。夫はびっくりして、それでも信じられずにいました。それからは、悪い仲間から誘いがある時は、と連絡がとれなかったり、場所が見つからなかったりします。こんな事もありました。悪い仲間と一緒に一儲けしようとして、バイクで向かう途中、二人ともバイクから転落して、足を引きずりながら家に戻って来たこともありました。妻が「師父がだいぶ前からあなたを見守って下さっている、あなたに悪事をさせない為に」それから夫が少しずつ変わってきました。

 夫が妻に「君のそばにいると気持ちが穏やかで、軽やかな気分です。他人と一緒にいる時はすごく疲れる」と言いました。実際そうです。修煉する人はみな慈悲で穏やかなエネルギーの場を持っています。その後、夫が法輪功の真相資料を見るようになり、少しずつ良い方向に変っていきました。

 良い行いをして報いを得た

 2009年、妻が610弁公室に連れていかれました。警察1万元を支払うのなら、妻を釈放してやると言いました。は「私は無職で給料もなく、食べるのにも問題があるのに、どこからそんなお金が出るのか」と言いました。警官は「お金を払わないのなら、労働教養にする」と言いました。それから夫は毎日担当の警官の傍にくっついて離れなくなりました。「妻が留置場に入れられたので、ご飯を作ってくれる人がいないから、もう家には帰らない」と言いました。警官は困って夫を見ると避けるようになりました。夫は親戚から3600元の借金をし、それで保証金を支払い、妻を家に連れ戻しました。一言の文句もなく、これからは安全に注意をして、警官に連れて行かれないようにしてと言うだけでした。

 夫は妻との散歩の時間を利用して、世の人に真相を知って貰うため、真相のチラシ、真相の張り紙を貼る手伝いをしています。2007年、妻が「世界法輪大法デー」宛てに祝賀のメッセージ書くのを見て、夫も修煉者の家族として師父への敬意、修煉者への尊敬の気持ちを書き明慧ネットに掲載されました。夫は田舎に帰る時でも真相の資料を配ります。また友達を中共組織から脱退させています。

 20115月、妻が真相資料を配ってい時、再び警察に連れていかれました。は他のところにいましたが、すぐ家に戻って妻を見舞いに行きました。親戚の人たちは妻の行動が理解できないのですがは一人で耐えて最初の時のように泣くこともありませんでした。彼は共産党体制の国では良い人なるのは難しいことを知っていました。非合法な拘禁から15日間経って、妻は省の労働教養所に連れて行かれました。は毎月面会に行きました。妻に「家の事は心配しないで、自分の健康に注意して、信仰は続けるべきだ」と励ましました。彼は夫としての責任を果たし、法輪功修煉者の家庭はみな崩壊していると言う中共の宣伝を覆したのでした。

 大学生の息子9月に学費を支払わなければなりませんでした。しかし夫には1万元のお金はありませんでした。そのような時、829日の夜、友達から電話がありました。同業者同士がもめているので、仲介に入って欲しいとのことでした。夫は問題を解決しました。友達がそのお礼に15千元のお金をくれました。それで、夫は息子の学費を支払いました。夫は不思議そうに「本当に神様がいる! 本当に李洪志先生が私を助けて下さっている!」と喜びを隠さずに言いました。

 年末、広東に住む友達から工場管理の仕事の話があり、は仕事も見つかり、生活が安定しました。今年のお正月には義理の父母に親孝行するために家族で食事をしました。そのうえ、最上級のお線香を買い、師父の法像に供えました。そして、子供に毎日欠かさず供えるようにと言い渡しました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/4/18/255750.html)     更新日:2012年4月26日
 
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