【応募作品】13年前、私は刑務所で法輪功と出会った(二)
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文/山東省の大法弟子 林蓮

 明慧日本201262日】外地に逃げてから頭が少し冷静になり、今までの過程を振り返ってみました。易経の分かる友達の忠告、知り合いのお父さんの「私は天上から降りてきた人である」などの話を思い出してみました。私は今までこのような悪いことをしたことがなく、本当に苦しい思いをしました。私親戚に周りに占い師はいないのかと聞くと、私をある占い師のところに連れて行ってくれました。私自分の誕生日と名前を書いた紙を渡すと、その人は「あれ、あなたは天上の道士ではないですか。世間でとても大事なことをするため天から降りてきましたが、あなたはまだ、あなたを導いてくれる人とこの地で会ってませんね」と話しました。私はその人に簡単に私の状況を説明すると、彼女は厳しく、「あなたの家族は皆、とても焦ってあなたを探しています。あなたは早く実家に帰って決着をつけなければ、大きな業を作ってしまいます」と話しました。「業を作る」この言葉は初耳でしたが、非常に驚きました。占い師は続けて「裁判所で、ある女の人があなたを手伝います」と話しました。私はその人の勧告を聞いて、実家戻るチケットを買いました。翌朝家についてから、私はソファーに疲れた身をもたれかけました。その時足の周りに小さなものが動いていて、よく見ると大きなアシダカクモがぐるぐる足の周りを回っていました地元ではアシダカクモは縁起物とれている)。

 アシダカクモ何回か回ってから北の方向向かいました。ちょうど工場がある方向でした。私は、アシダカクモは良い消息を持ってきてくれると信じて、すぐ工場の責任者に電話して、会議を開くから人を集めてもらいたいと告げました。彼は、裁判所が一日中私を探しているので、今工場に来てはならないと言いましたが、私は堅く行きますと話し、天命に任せようと思いました。私は工場につき、皆と挨拶をしてから、正直に工場の運営状況を話しました。会議の最中に工場の大門を叩く音が聞こえました。責任者裁判所の人たちが来たから裏の門から逃げましょうと言いました。私は落ち着いて、扉を開けるように言いました。四人の人が上がってきて、その場で私に手錠をかけ、裁判所に連れて行きました。私は裁判所の拘留所に1日監禁され、裁判所の人は、すお金を返さなければ、留置場に行かせるしかないと言いました。留置場という言葉を聞けば、以前ならぞっとしましたが、その時はもう感覚が麻痺してしまい、どうしようもないと思うだけでした。翌日の夕方私は留置場に移送されました。

 留置場では51つの部屋が割り当てられ、しかもそれぞれに薄い布団1枚しか与えられませんでした。今まで自分は、人より上に立ちたいがために頑張ってきたのに、知らず知らずのうちに罪人になってしまいました。いずれにせよ今は、安らかに寝られることに解脱感を覚えました。

 ある夜、占い師った、裁判所で私を手伝ってくれる女の人とはいったい誰なのかと、じっくり考えていました。その時そばにいた一人のお姉さんが「あなた達は何をしてここに連れてこられたのですか」と聞いてきました。一人は離婚問題のトラブルで、一人は売春婦を紹介したことで、もう一人は借金を返すことができなくなったためと話しました。その時お姉さんは「私は法輪功を煉り、良い人間になろうとして連れてこられました」と言いました。私は「法輪功病気治療と健康保持に効くすばらしい功法であることは知っています。しかし、当局真正面から逆らわないほうがいいですよ」と話したら、お姉さんは「そういうことではありません。あなたには分かりません」と話しました。その後彼女は枕から厚い本を持ち出して読んでいました。私はしばらく見てから、読んでいる本は何ですかと聞くと、お姉さんは『転法輪』だと言い、読みますかと聞いてきました。私は「論語」を3分の2ほど読むと、いきなり涙が出始め、知らずに大声で泣いてしまいました。その場の人たちは驚き、私は自分の泣き声を抑えました。自分でもどういうことなのか、わかりませんでした。お姉さんは「ああ、あなたは大法とご縁がありますね。私は昨日ここに入りました。師父が私をここであなたをつようにしてくださったのです」と話しました。私たちは長年の知り合いが再会したように親密に互いの状況を話しました。彼女は私に、明日から一緒に学法しましょうと言いました。私もこれで時間はたっぷりあると思いました。

 3日目の夜10時ごろ、北京から十数人の大法弟子たちが逮捕されてきました。部屋が足りず、売春婦と罪が軽い人たちは釈放されました。私の部屋からは2人が釈放され、代わりに6人の大法弟子たち私たちの部屋に入って来ました。翌日の午前、警官たちは大法弟子たち足を組むことを許さず、ドアの窓から監視していました。留置場の警官は私を外に呼び出して「あなたは彼女たちとは違います。あなたは経済の問題でここにますが、彼女たちは政治の問題です。ここで煉功したりする人がいれば私たちに告げなさい」と話しました。私は笑って、何も話さずに部屋に戻りました。

 私は警官の手先にならず、大法弟子たちのための哨兵になりました。私はドアの付近で外の動きを見ながら、彼女たちが読む法を聞いていました。天目の問題についての部分を聞いているとき、師父がおっしゃったように、額のところでぎゅっと肉が中心に寄り、内側に入り込んでいく感じがしました。その後老子がほっす持っている様子も見ました。彼女たちは私によく学法するよう励ましてくれました。

 (続く)

 (明慧ネット「法輪大法が伝え出されて20周年記念」応募作品)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/5/26/257399.html)     更新日:2012年6月3日
 
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