河北省:エンジニア夫妻が無罪で拘禁され家庭崩壊(写真)
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 【明慧日本2012年6月9日】河北省唐山市に居住していた法輪功修煉者・李雲鵬さん(53)と妻(49)の魯建新さんは今年2月25日、秘密裏に拉致され、唐山市第一留置場で監禁を強いられてきた。入所してからわずか3カ月のうちに、李さんは残酷な拷問や辛い労働のため、血便やめまいなどの発症を訴えた。施設側は死亡を恐れたため、危篤の李さんを病院へ運び緊急治療を施した。

 李さんは自動車を修理するエンジニアであった。職場でも家庭でも道徳の向上を求め、誰とも仲睦まじく暮らしていた。妻の魯さんは会計士を務めていた。

 2月25日午前6時、李さん夫妻は、喬屯派出所の警官ら10数人によって不当に連行され、拘禁された。さらに、家宅侵入してき警官らに家のドアを壊され、パソコンやプリンタなど多数の電化製品を没収された。

 留置場での3カ月ほど不当拘禁を受けていた李さんは、迫害により危篤になり病院へ運ばれた。施設側は李さんの家族との面会要求を拒否したものの、病院側は死ぬ寸前の李さんの継続入院を恐れ、李さんを家へ帰した。しかし、家に戻ってまもなく深刻な便血とめまいなど重篤状態が現れた李さんは再び入院して治療を受けたが、今度は膀胱がんと診断された。

 90歳近い李さんの母は、息子が迫害され命の危機に陥ったことにショックを受け、病気になり倒れた。高齢の父は、息子と妻の介護や孫の面倒も1人でしなくてはならなくなった。中共の悪らつな迫害手段を訴えながらも、仕事も何もできずに苦境に陥った。

 李さんは家族と共に精神的に大きな圧力を感じ、さらに中共の指示を受けた検察庁と裁判所は李さんと妻の無実を認めず、執行猶予さえ許さなかった。李さん一家はひどい弾圧政策で家庭が崩壊し、苦難の日々を送っている。

唐山市第一留置場

喬屯派出所

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/5/31/258305.html)     更新日:2012年6月10日
 
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