河北省:労働教養所で迫害された女性 脱水症状で倒れる
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 【明慧日本2012年7月11日】河北省唐山市に在住の法輪功修煉者・趙燁(よう)さん(41歳女性)は、省の女子労働教養所に拘禁され、長期にわたってさまざまな拷問を受けた。そのため、趙さんは健康状態に異変が起き、脱水症状が現れ、何度も倒れたという。

 趙さんは、唐山市にある内装会社の設計担当で、受賞したこともある。

 趙さんは法輪功を学んでいるとして、2011年3月、自宅の付近で警官に身柄を拘束された。その後、趙さんは1年9カ月の労働教養処分を宣告され、開平労働教養所に収容された。その後、省の女子労働教養所に移送された。

 趙さんは、労働教養所で奴隷のような労働を強要されたが、趙さんは拒否し、法律の立場から警官らに「法輪功修煉者に労働教養処分を科すことは違法です。私が労働を拒否したのは迫害に抗議するためです」と説明した。しかし、警官は趙さんの言うことも聞かず、毎日趙さんを労働現場に連れて行き、立たせた。

 2011年8月、法輪功修煉者たちは、労働教養期間を延期されたことに対して、一斉に奴隷のような労働を拒否した。しかし、警官は法輪功修煉者たちの行為が趙さんの影響だと断定し、趙さんを主な迫害対象とした。

酷刑演示:电棍电击

拷問の実演:スタンガンで電気ショックを加えられる

 8月15日、警官2人は趙さんにスタンガンで電気ショックを加えた。趙さんは体の数カ所が青紫色になり、腕と肩が大きく腫れてしまい、右腕は力が入らず上げられなくなった。その後、趙さんは連日、重労働を科されたり、小さい椅子に座らされるなどの迫害を受けた。

 趙さんは右腕の神経に傷を負い、右手が筋萎縮になった。左手しか使えず、右手に力を入れようとしたとき、右手がひどく震えた。趙さんは労働教養所側に「病院で検査を受けたい」と申したが、教養所の医者に「骨は大丈夫だろう。検査の必要はない」と言われたという。

 趙さんは中国共産党を賛美する歌を歌わなかったため、部屋で寝ることを許されず、4カ月間にわたって大ホールで寝させられた。

 2011年の冬、趙さんはよく咳をするようになり、聴力も低下して大声で話さないと聞こえなくなった。今年に入ると、趙さんはご飯を少ししか食べられず、下痢をしていて、幻覚も現れ、自分の鞄さえ分からなくなったことがある。しかし、警官は「仮病だろう」と罵った。

 周りの服役者は趙さんに同情し、医者に「趙さんを救ってください。命が危険です」と言いに行ったが、隊長は「趙を病院に連れて行った。体に問題はない」と言った。

 趙さんは栄養不良と下痢で脱水症状が現れ、何度も倒れたことがある。警官は、趙さんを教養所内の医務室に入れ、毎日点滴させた。その後、警官は医務室にいる趙さんを厳しく監視し、誰とも趙さんと接触することを許さなかった。そのため、現在、趙さんの状況は分かっていない。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/6/14/258893.html)
 
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