現代の“鹿をさして馬という”――偽りの天安門焼身自殺事件(二)
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 明慧日本2012723日】

 五、中央テレビの記者が天安門で焼身自殺を待ち構える?

 天安門焼身自殺の映像では、遠景、近景、焦点のシーンなどが全部揃っているだけでなく、さらに、撮影カメラを持つ多くの記者が現場でゆっくりと自由に撮影しているのが見える。通常、突発事件を撮影することは容易ではない。中央テレビの記者が「運よく」、多くの角度から、全方向を撮影できたのは、かなり周到な事前の計画と準備がなければ不可能だ。

 共産党は、この焼身自殺の映像は天安門広場に設置された監視カメラによって撮影されたものであると言ったが、もし本当にそうであれば、画面は遠景になり、上から下という固定された角度であるはずだが、中央テレビの映像は、遠景の「写真⑥」だけでなく、近景及び顔のクローズアップの「写真③」もある。さらに、撮影カメラ移動し、追跡しながら撮影したことがわかる。

 海外メディアがこれらの近距離撮影及びクローズアップシーンをどのように撮影したのかと質問した時、共産党は、現場にいたCNNの記者が撮影したと述べた。しかし、CNNの国際部門は「CNNの記者は如何なる画面も撮影できなかった。事件が始まった途端に、撮影者は逮捕され、撮影器材まで没収された」と語り、嘘は再び破られた。


写真⑥

 国際教育発展組織(IEDは国連の会議で、2001814日に次の声明を公開した。「われわれの調査では、中国共産党当局は確かに人を殺害した。中国共産党当局は今年123日に天安門広場での焼身自殺事件を証拠として、法輪功を罪に陥れようとしている。しかし、われわれが取得した焼身自殺事件の映像を分析したビデオでは、事件全体は中国政府が捏造したことが明らかだ」

 中国共産党の「鹿をさして馬と言う」は、国、民衆、そして己を害す

 趙高の「鹿をさして馬と言う」は、秦二世(胡亥)1人を欺いが、目的は臣下が服従するか否かを試し、秦王朝の帝位を奪うための実験であった。一般民衆には影響を与えない。しかし、中国共産党の「鹿をさして馬という」は根本的に、全国の民衆を欺いている。それは殴られても殴り返さず、罵られてもやりさない、無抵抗な団体を弾圧する口実を作るためであるが、それらは民衆と己を害するだけでなく、国家と民族全体の利益をも侵害したのである。

 法輪功を理解している人ならみな知っているように、法輪功は佛家上乗修煉大法であり、宇宙の「真・善・忍」の特性をもとに、人々に善を教え、良い人になることを指導し、道徳を向上させ、五セットの簡単で学びやすい功法を通じて、体の浄化と健康保持を達成しようとするものである。1998年の国家全体の健康サンプリング調査の結果をみれば、法輪功が病気を追い払い健康を保つ効率は97.9パーセントに達し、平均して1人当たり毎年約1700元の医療費を節約できる。当時の中国メディアが公表した全国の法輪功修煉者の数が7千万から1億だとすれば、医療費の面で法輪功は毎年国のおよそ1千億の出費を節約したことになる(その年中国財政性教育経費の総支出2032.45億元の6080パーセントに相当する)。さらに、健康で道徳が向上したこれらの人々が社会にもたらした価値と良い社会気風への転換、前向きな発展が引き起こすプラス効果を加算すれば、法輪功が社会に作り出した価値は計り知れない。法輪功が中国で広まることの最大の受益者は誰であろうか。人民、国家及び権力者自身ではないだろうか。

 かつて前人民代表大会委員長・橋石を始めとする中央の老幹部は、1998に十分な取り調べを行った後、「法輪功は国と民衆において百利あって一害なし」という結論を出した。しかし、中国共産党の邪悪な本性からその党首は嫉妬と恥知らずのため、この最も愚かな迫害を始めた。1億人にのぼる善良な民衆とその家族を対立の立場に追いやり、国家と人民に深刻な災いをもたらした。資料によると、中国共産党が法輪功を最も迫害した年には、毎年の全国財政収入の1/4(その年の全国財政性教育経費の総額の78倍に相当する)を使ってこの迫害を維持した。さらに「真・善・忍」の迫害によってもたらされた社会道徳体系の全面崩壊と継続する悪い効果を計算すれば、中国共産党が失ったものは金銭と物質利益で量ることはできない。

 当時、趙高は鹿をさして馬と言い、秦王朝を害し、あらゆる手段を尽くしたものの、良い結果は得られなかった。趙高本人も2千年来、「奸臣」「小人」という罪名を被せられてきた。今日、中国共産党が馬をさして鹿と言い、嘘を使って全人類を毒害し、末劫の時に世の人々を済度する法輪大法に泥を塗ったために、法輪功を誤解した無数の人々が済度される機会を失ったこと、更なる不面目の結末は早くから運命づけられ。焼身自殺事件のすべて参加者、舞代裏の画策者、監督そして現場の演出者の結末はみな哀れなものだった。焼身自殺事件のプロデューサーであった陳虻は2008年に癌で死亡し、演出者たちは殺害された者もいれば、監禁され、牢獄の中で歳月を過ごした者もいる。長期軟禁され、年を取って若さと生きがいを失ってしまった状態で生き続けている者もいる。焼身自殺を作り出した江沢民、羅幹、周永康などの迫害の元凶は、全世界の数多くの国で告訴され、彼らが犯した罪は一生追及されるのだ。これらの狂乱の時期が過ぎ去れば、迫害者たちが直面するのは法律と道義の最も厳しく公正な懲罰なのである。

 (完)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/5/18/257696.html)
 
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