遼寧省の裁判官 法輪功学習者に判決「不公平だが仕方がない」
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 【明慧日本2015年2月10日】遼寧省鳳城市の法輪功学習者・姜鳳麗さん(56歳女性)は、昨年9月7日、宝山派出所の所長にインターネットの封鎖を突破できるソフトを渡したとの理由で不当に連行された。3カ月後、姜さんは地元の裁判所に懲役3年の判決を宣告された。

 姜さんは判決に不服で丹東中級裁判所に控訴した。最近、姜さんの弁護士は第二審の裁判官と30分の面談をし、第一審の違法性や、証拠が信憑性に欠けることを指摘した。それに対し、裁判官は不公平だと分かっているが仕方がないと述べた。

 警官が書類をねつ造

 姜さんへの逮捕令が下された後、警官は丹東留置場へ供述を録音しに行ったが、姜さんは拒否した。警官は姜さんに「わたしも後悔している。恨まないでください。私も『三退』をしたい」と言った。しかし、警官は派出所に戻ってから書類をねつ造し、案件を地元検察院に提出した。その後、案件は「証拠不足」との理由で戻された。

 裁判官「同情しているが、仕方がない」

 姜さんの弁護士は検察院に行き、法輪功を迫害することは法的根拠がないこと、姜さんは違法なことをしているのではなく、「真・善・忍」に従う誠実な人で、ソフト1枚を人に渡したことは無実だと主張した。裁判官は判決の証拠不足を認めたが、自身も仕方がないと述べ、姜さんの案件を裁判所に起訴したという。

 中国共産党が法輪功への迫害を始めてから16年間、多くの法輪功学習者は逮捕、不当判決、労働教養処分、拷問などの迫害を受けた。明慧ネットの情報によると、先月まで民間の統計だけで3844人の法輪功学習者が迫害されて死亡したという。しかし、実際の数字はこれをはるかに超えていると考えられる。また、数万人の法輪功学習者が生きたまま臓器を摘出され、その臓器は、日本を含む海外から来た臓器移植ツアー客に販売されているという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/1/31/303810.html)
 
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