【明慧日本2015年3月10日】甘粛省会寧(かいねい)県の法輪功学習者・陳仲軒さん(53歳男性)は昨年9月19日、白銀市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官により不当に連行され、拘禁された。陳さんの妻・韓秀芳さんは刑務所で3年間迫害され、帰宅したばかりだったが、先月6日、白銀市の裁判所は陳さんに懲役6年の実刑判決を宣告した。
陳さんは、甘粛警察学校を卒業して警官になった。1998年に法輪功を学び始めた陳さんは、仕事をいっそう真面目にこなし、「優秀警官」に選ばれた。
しかし、1999年7.20以降、法輪功を学んでいるとして中国共産党から迫害を受けてきた。
2011年9月24日夜、陳さん夫婦と他の法輪功学習者数人は、中川派出所の警官により連行され尋問された。その後、陳さんは派出所から脱出したが、警官らは数台のパトカーを出動させ、狂ったかのように陳さんを探し回った。
その後、陳さんを探せなかった警官は、ネット上で陳さんを指名手配した。同時に警官は陳さんの家族の全ての電話を盗聴し、親戚たちも監視した。そのため、陳さんは家に帰れず、放浪生活を余儀なくされた。その後、妻・韓さんは懲役3年の実刑判決を宣告され、省女子刑務所に拘禁された。
昨年9月19日、白銀市国保大隊の警官数十人が、陳さんの臨時の住まいを取り囲んだ。
警官は陳さんの住まいに不法に侵入して家宅捜索を行い、パソコンやプリンタなどを押収した後、陳さんを西区派出所まで連行した。10月23日、陳さんは白銀市検察に逮捕状を発布されたが、家族には拘留状も、逮捕状も来なかった。その後、家族は陳さんの案件を北京の弁護士に依頼した。
今年1月15日朝、弁護士と陳さんの家族は白銀市留置場へ行き、陳さんとの面会を要求したが許可されなかった。2月6日、裁判所は陳さんの家族に知らせず、陳さんに対して不正裁判を行い、懲役6年の実刑判決を宣告したという。
陳さんが放浪生活を余儀なくされていた間、妻と妹・陳潔さんは女子刑務所に拘禁されて迫害され、もう1人の妹、姉、義兄は繰り返し警官から脅迫されたという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)