吉林省の610弁公室 法輪功学習者を不当連行
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 【明慧日本2015年1月18日】吉林省図們(ともん)市610弁公室の趙凱は2014年、密告者・劉を買収し、法輪功修煉者・于立新さんの居場所を探させた。同年8月6日、于さんは不当に連行された。

 610弁公室は、江沢民が法輪功を弾圧するためだけに設置した迫害の専門機関のことである。1999年6月10日に設立されたため、このように呼ばれている。この機関の設立にはいかなる法的根拠もなく、その性質は悪名高いナチスドイツの秘密警察「ゲシュタポ」に類似するとされる。

 昨年の夏、趙凱と図們市向上派出所の所長は密告者・劉に「毎月、400元あげるから、法輪功修煉者・于立新の居場所を探し出せ」と命令した。劉は「于は姉の友達で、よく姉と一緒にいた、簡単に見つかる」と言うと、趙凱は大変喜び「于を見つけたら、お姉さんを釈放してあげる」と言ったという。

 劉は趙凱の話を信じて、いろいろな人に尋ねた結果、最後には于さんの居場所がわかった。そのため、昨年8月6日、図們市公安局・国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らは趙凱の指示でアルバイト中の于さんを不当に連行し、向上派出所まで連行した。そこで于さんは残酷な迫害を受けたため、図們市病院に搬送された。その後、于さんは病院から逃走したが、家族との電話を盗聴されたため、親戚の家で再び身柄を拘束された。

 劉は自分の姉が本当に釈放されると信じたが、姉は釈放されるどころか、逆に不当判決を宣告された。また劉は、于さんと姉が真善忍の教えに基づいた良い人にもかかわらず、趙凱に協力し罪のない人が逮捕されたため、「悪の報い」があるだろうと周囲の人に言われている。

 趙凱(37)は漢民族で、中国共産党の党員。1998年6月仕事に参加し、元図們市中国共産党組織の党員教育センターの課長。2001年に図們市610弁公室の副主任になってから、図們市公安局・国家保衛隊の警官・尹振文らに指示して多数の法輪功修煉者を連行した。趙凱の指示の下で洗脳班を利用して法輪功修煉者を迫害し、数人が不当判決を宣告された。そのうち、図們市石峴鎮の張慶軍さんと張淑賢さんは残酷な迫害により死亡した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/1/11/303035.html)
 
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