遼寧省の裁判所 法輪功学習者9人に実刑判決を宣告
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 【明慧日本2015年3月24日】遼寧省灯塔(とうとう)市裁判所は先月15日、遼陽市留置場で法輪功学習者・郭振菊さん、李学品さん、趙秀艶さん、王慶忠さん、洪秀艶さん、張雪艶さん、朱淑萍さん、劉興保さん、辛秀清さんの9人に対して不正裁判を開廷した。裁判所は傍聴者数を厳しく制限し、学習者1人につき家族は2人までしか入廷できなかった。

 そして、郭さん、李さん、洪さん、張さんの4人は懲役6年6カ月の実刑判決、王さん、趙さんの2人は5年、劉さん、辛さん、朱さんの3人は3年~5年(執行猶予付)を宣告された。 その場で、郭さん、李さん、洪さん、張さん、王さん、趙さんの6人は上訴した。 

 昨年7月14日午後3時頃、遼陽市公安局と灯台市公安局は警官数十人を出動させ、法輪功学習者を連行させた。多くの警官が郭さんの自宅に押し入り、自宅にいた郭さんと訪問者の李さん、趙さん、王さん、洪さん、張さん、劉さん、辛さんの8人を一斉に連行した。同時に警官は家宅捜索を行い、現金やパソコン、携帯電話、プリンタなどを押収した。

 同日、国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官は法輪功学習者・高輝さん、李雅栄さんの家に不法に押し入り、家宅捜索の後に2人を連行した。法輪功学習者・朱淑萍さんもその日に連行された

 その後、警官は学習者達から強制採血した後、呉家留置場に男性学習者を、遼陽市留置場に女性学習者を拘禁した。この事件の前から、警官は郭さんの自宅を監視し、郭さんを尾行していたという。 

 昨年8月13日、灯塔市検察院は連行した13人の学習者全員逮捕状を発布したが、11月11日、証拠不足との理由で、郭さん、李さん、趙さん、王さん、洪さん、高さん、雅栄さん、張さん、朱さん、劉さん、辛さんら11人の案件を灯塔市公安局に差し戻した。 

 その情報を知った学習者たちの家族は11月12日、公安局へ行き、学習者の解放を求めたが、相手にされず、追い出された。

 13日、公安局は新しい証拠も補充せず、再び学習者たちの案件を検察庁に送った。 その後、政法委員会(610弁公室を直轄する組織)の裏の働きで、学習者たちの案件は灯塔市裁判所に送られたという。

 裁判所は12月23日、遼陽市留置場で郭さん、李さん、洪さん、張さん、王さん、趙さん、劉さん、辛さん、朱さんの9人に対して不正裁判を行った。9人とも弁護士に依頼した。弁護士たちは裁判で、法律に基づき、無罪の弁護をし、関係者らが無理やり学習者たちに罪を着せようとする行為を暴露した。

 法廷で裁判官は、弁護士の発言を何度も妨害し、弁護団の訴えを受け入れようとしなかった。まるまる1日かかった裁判だったが、最終的に9人の無罪解放の決定を下さなかった。 

 そして先月、再び不正裁判を受けた学習者9人は実刑判決を宣告されたという

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/2/23/305492.html)
 
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