「数十年間担当してきて あなたみたいな人は初めてだ」
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 【明慧日本2015年3月25日】2006年、大学一年生の私の末子はクラスメートに誤解され、お腹を刺され、腸が外に出てきました。学校の先生から電話を受けた主人は、ショックで足が動けなくなって、私は彼を慰め、大法の良さを知る息子はきっと大丈夫と言い聞かせました。

 病院に着いたとき、息子はすでに手術室から病室に移動され、医者の話では半月の入院が必要ということでしたが、結果として一週間で退院しました。息子が入院していた頃、私は心性の関に遭いました。その病院には、私のちょっとした権力のある知り合いがいて、主人はずっと私に、その人に頼んで息子にいい薬を出してもらおう、或は主治医に賄賂を少し掴ませようと急かしました。私は最後まで反対し、師父のお教え通り、修煉者はそのような不正行為を助長せず、全てを自然に任せることを通しました。

 聞いた話によると、暴力を振るった子供は投獄されるそうです。案件の担当者は何回も私に、「罪を犯した子供やその家族に何か言いたいことはありますか? どう処理してほしいですか?」と聞きました。私は担当者に、「この子供を投獄させないことは可能ですか? 何より、まだ物事の分からない若い子供ですから、これによって人生がダメになってはいけません。許せるところは許しましょう」と答えました。担当者は、「今後も彼の罪を追究しませんか? 例えば後遺症が出てきた場合とか」と言いました。私は、「破れた腹の皮を縫えばいいでしょう。後遺症などは残りません」と答えました。

 私は罪を犯した子供に怨みなどを持っておらず、彼を可哀想に思い、出来るだけ彼の家族を助け、最後に案件の担当者を感動させました。彼はこう言いました。「数十年間案件を処理してきて、あなたみたいな人は初めてです。皆があなたのようにすれば、私たちも楽になるし、社会も安定するでしょう」

 その子供の家族や親戚は跪いて私に感謝しようとし、学校の先生も私のお陰で多くのトラブルから免れたと言い、皆が私に感謝しようとしました。私は、感謝するなら法輪功に感謝して下さいと言いました。私はただ、法輪功の師父のお教え通り、常に他人の為に考え、他人に有益な人になるよう努めただけです。彼らは口を揃えて言いました。「あなたは本当に良い人です。法輪功は素晴らしい、本当に素晴らしいです。あなたに出会ったことは私たちの福です!」

 最後に、その子供は留置場から釈放され、家に帰る前に私に会いに来て、跪いて私に感謝しようとしました。私はこう言いました。「生命は貴いものです。今後、あなたがこのような衝動に駆られることをしないと信じています。私たちはあなたを見ており、あなたの良い未来を願っています…出来るだけ真善忍に沿って良い人になり、そうすれば一生悔いが残らないでしょう。なぜなら、真善忍は真理であり、真理に沿って物事を行えば天意に沿うことになり、天はあなたを見守ります」

 子供は絶えず頷き、私に名残の別れを告げ、家に帰りました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/3/22/306542.html)
 
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