四川省の法輪功学習者 刑務所の迫害で死亡
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 【明慧日本2015331日】四川省内江(ないこう)市の法輪功学習者・譚徳剛さんは嘉州刑務所の迫害より危篤状態に陥り、1月に治療のための「一時出所」の措置を受けたが、38日に冤罪が晴れないまま、この世を去った。享年42歳。

 譚さんは内江九陣会社の職員で、2012819日、法輪功学習者・付天群さんとともに、同市の四合郷へ行き、法輪功の資料を配った際、四合郷の寿渓派出所の警官に連行され市留置場に拘禁された。その後、家族は2人と面会しようとしたが、「証拠の調査中」との理由で面会を許可されなかった。そして、同年921日に譚さんと付さんは逮捕状を出された。

 201317日、内江市中区裁判所は譚さんと付さんに対して不正裁判を行ったが、前日になって、裁判日を2人の家族に知らせ、「数日後に判決を宣告する」と言った。裁判所側は家族に「私たち裁判所は盗み・強奪、殺人・放火の罪に対してさえ寛大に取り扱って処分を下す権力があるが、法輪功の件は610弁公室からの指示を従わなければならない。法輪功の人に3年以上の刑を下すという『規定』がある」と話した。

 2013131日午後、裁判所は家族に通知せず、譚さんと付さんに対して2度目の裁判を開廷した。情報を聞いた家族は裁判所に駆けつけたが、入廷を許可されなかった。法廷で譚さんは懲役36カ月、付さんは3年の実刑判決を宣告されたという。

 2013314日、譚さんは嘉州刑務所に収容され、付さんは簡陽市の養馬河女子刑務所に送られた。

 譚さんは刑務所の8監区でさまざまな迫害を受けて肝臓がんになり、成都市双流刑務所病院に搬送された。昨年11月中旬、がんが肺に転移したと診断された譚さんは、2回も「危篤通知書」を下された。家族は心配で、内江市と成都市の両地に何度も足を運び、関連部門に「一時出所」を申請した。今年1月にやっと、「一時出所」が認められた。

 しかし、帰宅した譚さんは地元の公安局から携帯電話を渡され、「24時間オンにしておけ」などと言われ、監視された。その後、譚さんは病気が悪化し、38日の午前1130分に内江市鉄道病院で死亡したという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/3/12/306167.html)
 
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