文/アメリカの大法弟子
【明慧日本2015年4月15日】
尊敬なる師父、こんにちは!
同修のみなさん、こんにちは!
過去数年間、私は中国大陸に向けて、電話で共産党からの三退を勧めて、大切な中国人を救ってきました。私は昨年の6月から、中国大陸に電話を掛けるチームに参加し始めました。邪悪による迫害と、中国大陸の大法弟子たちの負担を減らすのが目的です。
師父は『二〇一三年米国西部国際法会での説法』の中で「実は真相を伝える拠点こそ最前線で、真相を伝える最前線なのです」と説かれました。
師父の新しい経文を勉強し、どうすれば効率的に華人に真相を伝えることができるのかを当地の同修たちと交流し、皆で実際の状況を研究しました。ここには有名な観光地があり、調査を行ったところ、冬場の観光者数は少なく、華人の旅行団体はありません。そこで、春と夏の旅行が盛んな季節にそこを訪れることにしました。今やるべきことは中国人の店に行き、面と向き合って真相を伝えるチームを作り上げることなのです。師父の要求に応えることが我々のやるべきことだという念を持ち、私は最初から積極的に参加しました。
多くの中国人を救うため、我々の協調はとてもよかったのです。これは師父が望んでおられることです。2013年の11月から、我々は二手に分かれ、それぞれ中国のスーパーとレストラン前で真相を伝え、三退を勧めました。数カ月で千人以上もの中国人が共産党を脱退しました。これは全体の協力による結果でした。三退を勧めるのは主に仕事のない年配の同修で、時間が十分にあり、華人に真相を伝える経験もあります。しかし、我々は運転ができないため、仕事のある同修がお昼休みや週末の休みを利用して我々の送り迎えをしてくれました。
最初の頃はよくいきましたが、今は主に週末にいっています。今年の神韻の宣伝期間も華人に真相を伝えることを怠りませんでした。今、旅行シーズンに入り、観光地での人数を増やし、さらに多くの同修が参加し、一人ひとりそれぞれの困難に直面していますが、お互いに助け合うことで、多くの人を救えるだけでなく、全体の修煉の精進にもつながります。
私は一刻も早く真相を伝え衆生を救う大切さを感じました。電話での勧めと中国の店に行くことの両方に支障が出ないよう時間をうまく配分しました。朝の発正念の後に煉功し、それが終わると7時半から2時間電話をかけます。昼は真相を伝えに出かけ、夜6時ごろにネットで同修たちと共に法を学びます。そして8時15分から10時30分まで電話をかけます。少々厳しいですが、大法弟子がすべきことなのです。中国の店でどうすれはうまく真相を伝えられるかについて、私は人それぞれの性格と習慣を観察しました。顧客が多いため、お店の中に入れないので、道で自転車を押しているときや、車に品物を入れているときのごく短い間に急いで真相を伝え、三退を勧めるしかありません。
いかに三退を勧めるか
私は真っ先に法輪功の真相を伝えます。法輪功の事を聞くとすぐに自分には関係ない、政治にはかかわらないと断り、聞こうとしません。それから、直接に共産党を脱退して自分の身を守ることを伝えました。
三退して自分の身を守ることを知っていますかと聞くと、知っている者もいれば、知らない者もいます。私はすぐに三退とは何か、なぜ三退をするのか、そして、どのように三退するのかについて話します。特に、なぜ三退するかの部分では、主に中国共産党の悪さについて話します。ここ数年の内、たった1人の悪徳官吏でも数十億、数百億の金を海外に移しています。巨大な金額と財産はすべて権力を駆使して奪ってきたものだと話すと、華人は皆賛成します。
それから、中国共産党が政権についてからしてきた様々な悪徳なことについて話します。中国共産党はすでに崩壊寸前まで来ていて、天が共産党を滅ぼそうとしているので、早く三退して、自分の身を守るようにと勧めます。時間があれば、また法輪功について話しますが、なければ、「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と誠心誠意をこめて心に念じれば、家族全員に福が来ることを教えました。
面と向かって真相を伝えることで様々な人に出会いました。励まされたこともあれば、挫けたこともありますが、自分たちの心性と知恵が試されているのです。
衆生は私たちを待っている
ある時、広東省出身の男性が買い物にきたのを見た私は、彼についていきました。彼が買い物をしている間私は三退の事について話しました。すぐに男性は運転席に座り、窓を開けました。党や団、隊に入ったことはがあるかと聞くと、男はうなずきました。名前を聞きましたが、広東語を全く理解できなかったため、その男性は苗字と団に入ったことを紙に書いてくれました。匿名で三退してあげるというと、彼は喜んで三退しました。奥さんの事を聞くと、男性は妻の事も紙に書き出し、男性の妻も喜んで三退しました。最後に、2人に「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と教えたのです。
また、ある家族が車で買い物に来ました。最初は2人の中国人に三退の事を話すと、2人とも真相を理解し、三退しました。その時、ある人に「元気ですね、疲れもしないで我々に三退の事を話して」と言われましたが、「私は法輪功を修煉し、あなたたちの事を思って三退を勧めていますから疲れません。今年81歳になります」と伝えました。これを聞いて、彼らは驚きました。それから法輪功が迫害されている真相を伝えました。法輪功は人を善良にさせることができ、病をなくす奇跡も起こしてくれます。師父は真善忍を基準にして善良な人になるよう教えておられます。法輪功は今では、世界100カ国以上に広められ、多くの賞もとりました。しかし、これほど素晴らしいにもかかわらず、中国では迫害されて、何百人もの法輪大法の弟子が殺されました。あなたたちは運よく三退したので、これからどのような災難が来てもあなたたちには関係ありませんと伝えました。彼らは真剣に聞いてくれて、共産党は残忍すぎると言ってくれました。
この時、車から彼らの母親らしいおばあさんが下りてきました。彼女も三退すると言いだし、私はすぐに匿名で彼女も三退させました。それから、危険に遭った時には「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と心に念じれば、危険から守られることを教え、感謝されました。
キリスト教徒
私はよくキリスト教徒に会います。彼らはよくキリスト教を信仰し、イエス様が守ってくれると言います。当時はまだどう言えばよいのか分からなかったため、何人も逃してしまいました。彼らを救えなかったことに私は心を痛めました。歩いているうちに、又キリスト教徒に会いました。師父が知恵を授けてくださっていることを感じ、「イエス様は偉大な神様だと私も分かっています。しかし、共産党は無神論を宣伝しています。それに、以前、党・団・隊に入ったとき、血の旗の下で自分の一生を共産党に捧げると宣言し、命を渡してしまいました。共産党はあなたたち一人ひとりの額に烙印を押していますので、あなたたちの神様はそれを見ています。三退すればあなたたちの神様もきっと喜ぶでしょう」と伝えたところ、彼は喜んで三退しました。そして「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と覚えるようにとも伝えました。
中国共産主義青年団の書記に三退を勧める
ある家族が自転車を押しているのを見て、私は話しながら彼らについていき、三退の事を話しましたが、皆すでに知っていました。以前は中国共産主義青年団の書記になったことがあり、共産党の腐敗は君たちよりも知っていると、そのうちの1人が言いました。三退しましたかと聞いたところ、三退させてくださいと答えてくれて、匿名で三退させました。
この時、彼は父親を指して、「共産党の書記になったこともありました」といいました。私は彼の父に向かい、「昔は生活のために党に入ったと思いますが、今は命を守るために三退してください」というと、彼の父親も喜んで三退しました
留学生
一般的に言えば、留学生の思想は比較的に単純です。ある時、ホテルで3人の若者に会いました。雰囲気が学生のようでしたので、聞いたところ、すでに大学に1年通ったそうでした。三退を勧めると、ある学生は、「先週三退をさせてもらい、福を呼ぶ言葉も教えてもらいました」と、教えてくれました。すぐにほかの2人にも勧めたところ、彼らも喜んで三退しました。最後に「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と教えると、3人の学生は喜んで車を運転していきました。
またある時、8人の学生が買い物に来て、スーパーの入り口の両側でたばこを吸っていました。私は同修と二手に分かれて彼らに話しかけました。学生かどうかを聞いたところ、そうだと答えた彼らに、三退して命を守ることを知っているかと聞くと、全員知らないと答えました。私は三退の内容とその意味を話しました。共産党の腐敗について学生たちも賛成し、それから、党、団、隊に入るときは誓いを立てて、自分たちの命を共産党に渡して、額に烙印を押されているので、天が共産党を滅ぼすとき、あなたたちもともに道連れにされていくと話しました。すると、4人の学生は口をそろえて三退し、私は匿名で彼らを三退させました。そして、「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と教え、帰りに感謝されました。
縁のある人との再会
ある中国のスーパーで、女性に会い、三退の事を話しました。すると、彼女は「以前、あなたに会い、そのことを教えてくれましたよ」と言われましたので、三退したかと聞いたところ、彼女はしていませんでした。私たちは縁があり、こうして再びあなたに会えたのですから、三退するべきですと言いました。彼女はうなずき、好きな名前で三退させました。それから「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と教えると、彼女は喜んでいきました。
正念で悪人と接する
たまに態度の悪い人にも会います。ある時スーパーで、面相の悪い人に会いましたが、私は真相を伝えに行きました。「三退して自分の命を守ることを知っていますか」と聞くと、彼は威嚇して、「ここにはたくさんの党員がいる、あんたを殴るぞ」と私に言いました。私は「あなた方の安全のために三退を勧めているのです、これはいいことなのです。ここは民主国家であり、共産党政権の国ではありません。人を殴れば、警察があなたたちを逮捕します」と、彼に言いました。すると、「あんたたちを殴ったらすぐに逃げる」といった彼に、それはチンピラのすることですと、言い返しました。
この時、私は彼の背後にいる邪悪な要素を排除し、衆生を救うことを邪魔されないよう強力な正念を発しました。まっすぐ彼の目を見ていると、男は慌てて店の中に入っていきました。数日後にまた店で彼に会いましたが、彼は私を見ずに去っていきました。それからは男には一度も会いませんでした。
結論
面と向かって真相を伝えて数カ月が経ち、一部の人は三退しましたが、まだ足りないと思いました。根っから聴きたくない人もいれば、政治にはかかわりたくない、法輪功を信じていないなど、言い終わるとそのまま去っていく者もいます。彼らが自分で選んだ道ではありますが、我々の正念が強ければ、彼らを救うことができたはずです。大法弟子の一人ひとりがしっかり法を勉強することが師父の望みです。これからは法の勉強に力を入れ、心性を修め、多くの衆生を救いたいと思います。
今年の5月に、当地の学習者は真相を伝える拠点を立ち上げました。一部の同修は毎日そこに行き、真相を伝えたり、三退を勧めたりと衆生を救うために一生懸命頑張っています。何度も新しい経文を勉強していくうちに、衆生を救いたい心がさらに強くなりました。時間を大切にし、三つの事をしっかりやり、大法弟子の誓約を果たしたいと思います。
(2014年アメリカ中部法会での発言原稿)