天津市:法輪功学習者の夫婦が不当連行
■ 印刷版
 

 【明慧日本2015年4月17日】天津市南開区の法輪功学習・楊宏さん(41)、蒋雅輝さん41夫婦は先月2日午前、市公安局、南開支局の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)、華苑派出所の警官20数人により自宅から不当に連行され、家にあったパソコン、プリンタ、DVDディスクなどを押収された。

 現在、楊さん夫婦は公安局・南開支局の留置場に拘禁されており、楊さんは3回目の連行となった。

 楊さんは1995年、大学生のときに法輪功を学び始めた。当時は法輪功を学ぶ人が多く、天津大学キャンパスの中でもよく見られた。かつて楊さんは、重度の神経衰弱症を患い健康状態が低下していたが、学習者たちの平和な雰囲気に惹きつけられて同級生と共に法輪功を学び始めた。しばらくすると心身ともに癒され、健康も回復した。

 その後、楊さんは優秀な成績で卒業し、天津トヨタ自動車エンジン会社に就職した。心優しく温厚で、真面目に仕事をやり遂げる楊さんは同僚と仲が良かった。その後、会社側は成績優秀な楊さんにもっと勉強してもらうため、楊さんを日本に派遣した。

 19997月、中国共産党が法輪功への迫害を開始した。 当時、日本にいた楊さんは日本に留まり続けることが出来たが、中国共産党による法輪功の誹謗中傷宣伝に毒害されている多くの中国人に法輪功の真実を伝えなければならないと思い、帰国することにしたという。

 しかし、楊さんが飛行機から降りると、勤務先の保安部の人と私服警官が専用車に乗って空港で待っていた。職場に送られた楊さんは、法輪功の修煉を放棄する旨の書類 ・ 保証書を書くように強制されたが拒否した。楊さんは彼らに自らが体験した法輪功の素晴らしさを話し「法輪功は良い功法で、共産党の偽りの宣伝を信じないでください」と言った。

 2000101日、楊さんは北京天安門広場で横断幕を広げ、法輪功の無実を訴えた。そのため、天津市公安局の警官により連行されて労働教養1年を宣告され、両口労働教養所に拘禁された。教養所で楊さんは「真・善・忍」の教えを堅持したため、教養期間を16カ月間延長された。2003年、教養所の迫害により身長180センチの楊さんは体重が35キロしかなく、危篤に陥った。そのため、教養所側は楊さんの死を恐れて、楊さんを帰宅させた。

 労働教養所に拘禁されていた間に、楊さんは会社側から不当に解雇された。その後、健康を回復した楊さんは数人の同級生と一緒に会社を立ち上げた。しかし、200411月、南開支局・国保大隊の警官は再度、楊さんを連行して労働教養1年を宣告した。

 妻・蔣さんは、1996年に法輪功を学び始めた。旅行会社のガイドだった蒋さんも、法輪功を学んでいるとの理由で連行・拘禁・判決などの迫害を受けた。蔣さんは1月、観光客の1人に法輪功迫害の事実を話したため、会社側から解雇された。

それから、失業してしまった楊さん夫婦は、3月に再び連行され拘禁されたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/3/23/306596.html)
 
関連文章