雲南省:昆明市の法輪功学習者 懲役4年の不当判決
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 【明慧日本2015年5月7日】雲南省昆明(こんめい)市の法輪功学習者・尹淑媛さん(69歳女性)は、法輪功を学んで健康を取り戻した。しかし、尹さんは法輪功を学んでいるとの理由で20139月、警官により自宅から不当に連行された。昨年4月、尹さんは秘密裏に裁判を開廷され、7月に懲役4年の実刑判決を宣告された。「信仰は無罪だ」と尹さんは上訴し、司法関係者らを訴えた。

 尹さんは昆明市重機工場の元職員である。多種類の病気を患っていた尹さんは、法輪功を学び始め、心身ともに健康になった。

昨年99日午後3時頃、娘と買い物をして帰宅したばかりの尹さんは、西山国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官により自宅から連行され、刑事拘留された。同年1016日、逮捕許可を発布された尹さんは昆明市留置場に拘禁された。昨年225日、西山区検察院は「邪教組織を利用して法律の実施を破壊した」と、でっち上げの罪名で尹さんを西山区裁判所に起訴した。

昨年4910時、西山区裁判所は、尹さんの弁護士にも家族にも知らせず、尹さんに対して不正裁判を行った。法廷で尹さんは「私は法輪功の修煉で健康を取り戻しました。法輪功は邪教ではありません。『自宅から400枚のDVDディスクと数百枚の法輪功の資料を押収した』として出された証拠は、事実ではありません。自宅には20数枚のDVDディスクしか置いていませんでした」と述べた。

しかし、裁判所は昨年7月、尹さんに懲役4年の実刑判決を宣告した。判決のことを知った家族は尹さんの上訴を支持し、尹さんのために北京の弁護士に弁護を依頼した。

同年8月に依頼を受けた弁護士はその後、尹さんと4回も面会し、中級裁判所と交渉して2審を要求した。

今年3月、弁護士は尹さんと面会したとき「西山区裁判所が案件を中級裁判所に渡した後、裁判所の職員はある日、留置場に案件の補足資料を持って行き、尹さんに署名をさせた後、尹さんに資料内容を見せた」と尹さんから話しを聞いた。そして、弁護士は各級検察院に西山区裁判所の重大な違法行為を訴え、最高裁判所にも告発した(上訴期間中に1審の裁判所は留置場へ行き、拘禁中の人に尋問する権利がなく、拘禁中の人に対して法律文書に署名をさせてから、資料の内容を見せるのは詐欺行為になるという)。 

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/4/5/307127.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/4/8/149654.html)
 
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