市民114人が連署 法輪功学習者の解放を求める(写真)
■ 印刷版
 

明慧日本2015624日】山東省徳州(とくしゅう)市の610弁公室、政法委の指示の下で、同市の裁判所は法輪功学習者・李志強さんを不正裁判にかけた。41日、裁判所は「李志強に懲役4年の実刑判決を下した」と李さんの家族に知らせた。それに対し、家族は上訴すると言ったが、裁判官は「私たちは上の部門の人と相談してこの裁判結果を出した。あなたたちは上訴しても無駄だ」と言った。

李さんは善良な人柄で、同僚や近隣の人からいつも慕われている。昨年19日、自営業の店で李さんは警官に連行され拘留された。313日に逮捕状を出され、徳州市留置場に拘禁された。626日、李さんは徳城区検察院に「邪悪組織を利用して法の執行を破壊した」という罪に問われて起訴された。919日、裁判所は李さんに対して開廷し、法廷で李さんの息子は父親の無罪を主張した。

その後、近所の人たちは李さんが裁判を受けたことを聞き、連名で李さんの無罪解放を要求した。

114名街坊邻居联名要求释放李志强的请愿书

李さんの無罪解放を求める請願書に近隣の114人が署名

附:李志强在单位期间所获的荣誉证书

李さんが受け取った栄誉証書

2012年、李さんら従業員は勤め先で、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じている上司により、「邪教を反対する承諾カード」に署名を強いられたが、李さんは署名しなかった。そのため、李さんは職場で圧力をかけられ、勤め先から派遣された人に家まで来て脅迫され、嫌がらせをされた。仕方がなく、李さんは退職願を出した。その後、李さんは通信器材屋を経営し始めた。

20141912時頃、徳州市徳城区公安支局国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官10数人が李さんの店に乱入し、捜査令状もないまま、店にあった商売用のパソコン2台、携帯電話数台、USB、現金2400元などを押収して李さんと理髪店の主人・単秀芳を連行した。李さんは頭、首を押さえられて手錠をかけられ、パトカーに押し込まれた。

午後、李さんと単さんは派出所に連行され、採血され写真を取られた後、病院に連れて行かれ、身体検査を受けて徳州留置場に送られた。夕方になって、国保大隊の警官21人が李さんの自宅に不法侵入し、家宅捜索を3時間も行った。

同年215日、検察院は証拠不足で立件しなかったため、1カ月間拘禁された李さんを帰宅させた。しかしその後、警官は諦めず、李さんに罪を着せるため、捏造した証拠を補足し、逮捕を許可するよう検察院に求めた。

そして、李さんは再び連行された。95日午後、李さんの息子と家族は国保大隊に行き、李さんの解放を求めたが、息子は20数人の警官により30分間暴行された。

李志强儿子李宗哲被国保大队暴力殴打照片
李さんの息子が暴行され負傷
李志强妻子柳月红被殴打照片
李さんの妻も暴行され負傷

 9月19日に李さんは不正裁判を受けたが、法廷で李さんの息子はさまざまな面から「父親は良い人であり、罪を犯していない」と無罪を主張した。

 その後、近隣の人たちが「警官は良い人を迫害してはならない」と、114人が連名して李さんの解放を求めた。

   しかし、当局の裁判所は今年4月1日、李さんに懲役4年の判決を宣告したと李さんの家族に告げたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/5/1/308288p.html)
 
関連文章