中国で拷問された米国在住の女性 江沢民を告訴(写真)
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 【明慧日本2015年7月10日】アメリカのフィラデルフイア在住の法輪功学習者・関英芹さんは先日、中国最高検察院、および最高裁判所あてに、江沢民を告訴する告訴状を郵送した。彼女は、「江沢民は共産党総書記、国家主席在任中に中国の憲法と法律に違反しました。私も含めてすべての法輪功学習者に対して全面的な迫害を発動した。私は中国最高検察院、最高裁判所に対して、江沢民の刑事責任を法に基づいて追及するよう求めました。そして迫害の元凶である江沢民に対して、法輪功学習者に対してもたらした肉体的、精神的、経済的な損失を賠償するよう求めます」と話した。

图:关英芹女士在华盛顿DC参加法轮功讲真相活动
ワシントンDCでの法輪功の活動に参加した関英芹さん

 法輪功は私に二度目の人生をくれた

 関英芹さんは1997年4月に法輪功の修煉を始めた。事業が最盛期に達するにつれ、身体には心臓病、目や腸に不具合が生じ、子宮筋腫を患い、しまいには不呼吸症候群に罹ったという。毎日アミノ酸を注射して生命を維持し、彼女はもう寿命を迎えたと思っていたと話す。

 偶然の機会に、関さんは法輪功と縁を結んだ。修煉を始めてから数カ月で、彼女が患っていたすべての病気が完治したのである。家族や友人は法輪功の奇跡を目撃した。関さんは、「法輪功が私に二度目の人生をくださいました。法輪功の修煉を始めて、身体が素早く回復しました。私は人として「真善忍」を基準にし、二人の娘にも教えています。人に対して善をもって接し、そのおかげで事業も成功しています。法輪功の創始者である慈悲なる李洪志先生は、人類に幸福を築き上げ、私たち一家はその巨大な恩恵を受けています」と話した。

 江沢民が法輪功を迫害、関さんは拷問される

 関さんは、「そして1999年7.20、江沢民は、憲法と法律をも凌駕する恐怖組織『610弁公室』に、数千万人の『真善忍』を信念とする法輪功学習者に対して、系統的に名誉を汚し、経済を破綻させ、肉体を消滅する、殴打で死亡させた場合は自殺として処理し、身元を確認せず直接火葬するというジェノサイドを指示したのです。私は法輪功学習者として、公正なる待遇を求めて陳情したため、強制連行され拷問されました」と話した。

 彼女は1999年9月29日に強制連行され、洗脳班に送られ、15日間不当に拘束され、家族に対して金銭を強要されたという。関さんは、「この期間中にちょうど娘の結婚式がありました。(迫害が)家族に精神的に多大な負担となりました。洗脳班を警備している人たちは銃をもっていました。そこで趙という共産党書記がいて、私たちに対して実施したのは、侮辱、罵り、虐待などの行為だったのです。数十人の男女の法輪功学習者を小部屋に押し込み、バケツ一つしか置かず、大小便はそのバケツでしかできなかったのです。趙は、私に法輪功を修煉しない保証書を強制的に書かせようとしましたが、私は拒否したため、地元の吉林省昌邑公安局に送り戻され、さらに15日間拘束されました」と話した。

 関さんは1999年10月に陳情のために北京を訪れた際、北京前門交番に強制連行され、吉林省北京駐在所に送られた。そこで韓という女性に全身を裸にされ、現金450元と陳情書を奪われたという。関さんは、「数日後、私は地元の公安局に送り戻され、そこに数人の政府関係者がいました。私ははっきりと覚えていますが、董という人がいて、私の家族に罰金として強制的に2000元を払うよう強要し、領収書を求めても渡してもらえませんでした。当日、私ともう一人の(女性)法輪功学習者と一緒に、手錠をかけられ鉄柵に10時間以上繋がれたままでした。翌日、吉林市拘置所に送られ15日間拘留されました」と話した。

 関さんは1999年11月末、中央政府に真相を伝えるため再び北京に訪れた。そして再び地元に送り返され、吉林市留置所に強制収容されたという。彼女は、「留置場では10平方メートルの部屋に、20数人の法輪功学習者が押し込まれ、寒くて湿気が高く、汚くて臭く、トイレは部屋の角にありました。食事はカビが生えたトウモロコシの蒸しパンと、泥が沈殿する腐った野菜スープでした。その後、私は1年の実刑を科せられました」

 「吉林省の黒嘴子女子労働教養所に送られた私は、いろんな拷問に遭いました。刑務官数人が私を囲み罵声を浴びせ続けました。大隊長、刑務官が私に手錠をかけ、2本の高圧スダンガンを使い、私の頭、顔、首に電気ショックを流し続けました。私は立つことができず、小便を失禁しました。そして大隊長はスタンガンで私を殴打しながら、「これでもまだ修煉し続けるのか」と叫んでいました。私の顔は電気ショックと殴打で真っ青に腫れ上がり、電撃された場所は夜になって水ぶくれができていました。そのほか両手を背中にまわして数時間しゃがまされ、両手を背中にまわして頭を足につける姿勢を数時間続けさせられました。この時は数人の囚人が監視役となり、少しでも動くと囚人たちに殴られました。第四大隊長は皮の手袋をはめて、私の耳にめがけて強く殴りました。瞬時に耳なりがして、頭にズキンと痛みが走り、目の前に火花が走り、立っていられませんでした。この直後に、教育課長がスダンガンで私の口や頭部に電気ショックを加えました」と話した。

 信念を放棄しない関さんに対して、警官らはあらゆる拷問の手段を使った。死人ベッドに縛り付けられ、裸にして冷凍室に入れられて冷凍されたという。彼女は、「中国東北地方の冬はマイナス30度まで下がります。黒嘴子労働教養所はもっと寒く、身体が震え、その辛さは言葉で話すことができませんでした。法輪功学習者に強制的に信念を放棄させるため、学習者同士で話すことは許されず、口にテープを貼り付けられていました。テープをはずす時わざと勢いをつけてはずされたため、苦痛を伴いました」と話した。

 関さんは身体的な拷問を受けただけでなく、精神的にも拷問を受けたという。関さんは、「私は24時間、直立不動の姿勢で高さ20センチメートルの椅子に座らされ、法輪功を誹謗中傷する放送を大音量で聴かせられ、精神的に迫害されました。彼らは人間性を失い、24時間寝ることを許さず、私が目を閉じれば両目を無理やり開けました」と話した。

 また、関さんは長時間にわたって労働を強いられたという。彼女は、「重労働は年齢に関係なく強いられました。重さが40キロもある箱を運ばされました。毎朝4時に起こされ、夜10時まで休むことなく、毎日17時間ほど働かされ、休日はありませんでした。刑務官はあるゆる悲惨な手段を用いて法輪功学習者に対して、肉体的、精神的に拷問していました」と話した。

 迫害の元凶を告訴する

 関さんはその後、転々としながら、2007年にアメリカに渡ることができた。彼女は、「アメリカに来て私はやっと自由を手に入れることができました。しかし、法輪功は中国でいまだに迫害を受けています。迫害の元凶は江沢民です。私はこの迫害の被害者として、中国の公民として、公正を求め、社会の正義と良知を維持するために江沢民を告訴します」

 「江沢民は国際人権組織、及び法律組織機構ですでに記録されています。迫害を指示した犯罪者である江沢民に対して、刑事責任および肉体的、精神的に与えた苦痛を賠償する責任を法の下で裁くよう求めます」

 「中国で迫害に加担した人々、上層部から下まで皆が、法輪功は良いものであると知っています。個人の利益や職位のため、良心に背いて迫害に加わり、犯罪しています。トップの命令だといっても、憲法を踏みにじり、審判に直面することになります。今日、迫害の首魁を告訴するのですが、これもいまだに迫害に加わっている人々に希望と機会を与えることになります。彼らが迫害を即時に停止し、過ちを償うよう望んでいます」

 「中国の最高検察院、最高裁判所が憲法に基づいて、正義を守り、悪の犯罪を取り除く重責を果たすよう求めます。歴史は一切を証言します。今、国家と人民に災いをもたらした江沢民を、公開法廷に送るその時がやって来たのです」と話した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/6/27/311524p.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/7/2/151367.html)
 
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