置き忘れた30万ドル 無事 韓国の持ち主へ
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文/山東省の大法弟子

 【明慧日本2015年7月20日】青島市即墨市の大法弟子・小盛さんはタクシーの運転手です。ある日の夕方、スーツケースを持った韓国人のお客さんが、経済開発区にある工場に戻るため、小盛さんのタクシーに乗りました。そのお客さんは酒に酔っていて、タクシーに乗ると直ぐに寝てしまって、目的地に着いて慌ただしく降りて行きました。

 小盛さんは帰宅してから、タクシーの中に韓国人のお客さんのスーツケースを発見。真っ先に考えたのはそれをお客さんに返すことでした。しかし、持ち主とは連絡が取れません。唯一の方法は彼が下車した場所の周辺で、情報を聞き出すしかありません。

 何度も紆余曲折を経て、小盛さんはやっとある韓国系企業でそのお客さんを探し当てました。そのお客さんのスーツケースの中には、工場の差し迫った運営資金としての30万ドルが入っていました。もし、それを紛失すれば、そのお客さんは刑罰を下され、失業の危機に直面する可能性もあります。そのためお客さんは興奮して何度も繰り返し小盛さんに感謝の言葉を口にし、お礼にお金を渡そうとしました。しかし、小盛さんは断りました。何故なら、小盛さんは大法弟子であり、師父の教えである「真・善・忍」に基づいて良い人を目指して自分を律し、良いことをしてもお返しを求めません。

 小盛さんは自発的に訪問してまで、忘れ物を返してくれ、しかも報酬も受け取りません。お客さんは感動して、何度も何度もお礼を言いました。最後に、彼は小盛さんの従弟を自分の会社に就職させることで小盛さんへの恩返しとしました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/7/18/312612p.html)
 
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