【明慧日本2015年8月2日】ニューヨークの法輪功学習者は7月20日正午、国連本部の前で集会を行い、16年にわたって続く中国当局による学習者への残酷な迫害の実態を暴露し、国際社会に迫害を止めさせるよう訴えた。集会では学習者の孫さんが最近、中国当局に逮捕された母親と他の6人の学習者を助けるため、多くの国会議員、人権機構とメディアを尋ねたことを紹介し、中国当局に即座に解放を求めた。
このほか、イベントに合わせて行った「自由へ向かって走ろう」という活動の自転車隊が、50日間にわたってアメリカを横断し、当日に最終目的地である集会会場に無事に到着した。隊員はアメリカ、中国、フランス、ドイツ、オーストリア、ロシアなど15カ国から集まった26名の青少年であり、最年少は11才だ。自転車隊は活動中、沿道の人々とマスコミに法輪功迫害の実態を伝えながら、迫害によって両親を亡くした5名の孤児を助けるよう求めた。彼らの勇気ある行動は政府及び各組織から40もの表彰が授与された。
このように、学習者たちが長い年月を経て努力し続けた結果、迫害の真相が世界に知れ渡り、多くの理解と支持を得た。また、2カ月前から現在までに、中国の最高裁と最高人民検察院が受理した学習者からの元凶・江沢民を告訴する訴状が8万通以上に上った。告訴する人数が日に日に増え続け、その勢いは止まる気配がない。加害者らが法の下で裁かれる日が目の前に来ている前兆とも捉えられる。
7月20日、国連本部の前で迫害を停止させ、元凶を法の下で裁くよう訴える法輪功学習者ら
イベントの主催者・易蓉さんは次のように語った。「3カ月で法輪功を滅ぼそうとした中国当局は16年後の今日、法輪功が世界に伝わり、各地に学習者がいることを想像もしなかっただろう。さらに数年前に中国で脱党ブームが起き、脱党者がすでに、2億950万人を超えた。また、逮捕される危険を冒しても元凶・江沢民を告訴する人が日に増え続けている。言うまでもなく中国人が中国共産党を歴史に葬り去ろうとしている。未だに迫害に加担している人は自分と家族のため、考え直したほうがいい」
学習者・孫穎さんは集会で、中国当局に自分の母親と他の学習者6名の解放を求めた。「7月16日の夜明け前、警官が母を強制連行した。同じ地区に住んでいる他の学習者6名も強制連行された。7名全員が江沢民告訴の訴状を出した。母は現在、断食で抗議していると聞いている。私はアメリカの国会議員を始め、国連の人権機構やマスコミを訪ね、助けを求めた。母が解放されるまで努力し続ける」
6月1日、ロサンゼルスを出発し、5,309キロメートルの長距離を走り抜き、7月20日、最終目的地・ニューヨークに到着した「自由に向かって走ろう」の自転車隊。集会で、フラッシングのコミュニティリーダー・マーサさんから賞状が授与された
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/7/23/151691.html)