【明慧日本2015年9月11日】中国語明慧ネットの報道によると、2015年8月27日までに、16万6千人の国内及び海外の法輪功学習者とその家族が、中国最高裁判所に江沢民を告訴する書類を提出した。郵送の途中で阻止される場合もあるが、現時点で10万人による8万件の告訴状が、中国の最高人民検察院(最高検察庁)と最高人民法院(最高裁判所)に届いたという。
元中国最高裁判所の裁判官「中国共産党による法輪功への迫害は違憲、違法」
元中国最高裁判所の裁判官・謝衛東氏は「中国の憲法では宗教、信仰の自由を保障するという条例があるにもかかわらず、中国共産党は人々の法輪功の修煉を禁止しただけではなく、人々に信仰を放棄させるために極端な手段を使っています。これは違憲、違法です」と語った。
1年前にカナダにやってきた元中国最高裁判所の裁判官・謝衛東氏 |
「正当な法的手続きがないまま、全く秘密裏での操作で、他のもう一つのシステム、即ち610弁公室を動かして、人の信条を放棄させるために拷問を加え、どんな罪名でも着せることを企てています。このようなやり方は、法律での根拠がまったくなく、常識で考えても想像できません。実は、中国ではみなほぼ同じ状況です。どんなに高い地位の幹部でも、一般庶民でも、一旦中国共産党に迫害される対象になると、理由の如何を問わず強制的に処置されてしまいます」
江沢民告訴担当の弁護士「さらに多くの人が江沢民告訴に加わるだろう」
江沢民告訴のカナダ弁護士担当Phillip J. L.Trotter氏は、告訴する人数が毎週非常に速いスピードで増えていることに対して「最高裁判所はまだ行動していませんが、しかし、江沢民告訴それ自体が中国の人権改善に大きな変化をもたらすことを期待しています。これは最も重要なことです」と、非常に感心し励まされていると話した。
江沢民告訴を担当するカナダの弁護士Phillip J. L.Trotter氏 |
江沢民告訴の運動は中国各地の610弁公室や国保大隊の警察らを震いあがらせた。江沢民を告訴する人が日々増え続けているが、これに対する大規模な迫害は加えられていない。10年前の情勢と比べて全く変わった。「これは正常に向かう非常に重要な過程です」とTrotter弁護士は考えている。
カナダ・オンタリオ州議員「江沢民を告訴することは、希望をもたらす」
江沢民を告訴する人がこれほど多くいるものの、大規模な迫害が起きていないことに対して、人権に関して多くの賞を受賞したカナダ・オンタリオ州の議員Cheri DiNovo氏は「今まで中国共産党は異議を持つ民衆に対して、非常に暴力的でしたが、現在は変化がまもなくやってきそうな情勢です」と語った。
カナダ・オンタリオ州の議員Cheri DiNovo氏 |
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/9/1/152346.html)