山東省:法輪功学習者 一家離散に
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 【明慧日本2015年10月8日】山東省新泰市公安局の警官らは、8月27日にウン南鎮の法輪功学習者・劉陽さん(35歳男性)の自宅に侵入し、劉さんを市公安局北師留置場に拘禁した。

 2004年3月、鎮610弁公室および派出所の警官らは劉さんを不当に連行し、自宅にある法輪功の関連書籍、資料、煉功のカセットテープ、録音機、法輪功のDVDなどを押収した。さらに劉さんは拷問を受け、何度も意識を失った。

 同月30日には、劉さんは2年の労働教養処分に処せられ、シ博市の労働教養所に拘禁された。そこで劉さんは金槌で頭を撲られ、小さい腰掛けに座らさられ、睡眠を剥奪されるなどの拷問を受け、法輪功を学ばないよう強要された。

 劉さんが連行された際、劉さんの父親・劉善良さん(法輪功学習者)は迫害されることから逃れ、帰宅することができず自宅に戻ることができず、放浪生活を余儀なくされた。また劉さんの母親(法輪功学習者)は強く抵抗し迫害から逃れたが、このことで劉さん家族は離散した。

 今年5月3日、市公安局国保大隊の関係者は610弁公室の指示を受け、劉さんの自宅に押し入り、デスクトップパソコン1台、プリンター2台、レコーダー、音響機器、USBメモリ数個、mp3および法輪功の関連書籍などを押収した。劉さんは幸いにも外出しており、連行されることから逃れたが、帰宅することができず、放浪生活を余儀なくされた。

 情報筋によると、派出所は劉さんが家から出てからも、何度も劉さんの自宅に侵入し、劉さんを連行しようとしていたという。

 劉さんは留守を守っていた母親を心配し、しばしば家に戻っていたが、連行されることを恐れ、夜になると、また出かけて外に宿泊していた。しかし、先月27日の午前11時頃、派出所の警官ら7、8人は劉さんの自宅に押し入り、劉さんは連行された。警官らは母親に劉さんを3日後に解放すると言い残していたが、劉さんはその後1カ月の刑事拘禁を科せられ、市公安局北師留置場に拘禁された。

 現在、劉さんの家には、足が不自由な母親1人が残されている。母親の面倒をみるものは誰もいない。劉さんの母親は涙に暮れる日々を送っているという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/9/12/315593.html)
 
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