相手が理解しやすいように、真相を伝えよう
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文/中国・山東省の大法弟子

 【明慧日本2015年10月10日】休日、よく近くの市場に法輪功真相を伝えに出かけます。大多数の衆生は『明慧週報』や真相冊子を受け取ります。追いかけてきて自ら資料を求める衆生や、遠くから「今日は何か良いものを持ってきましたか?」と声を掛けてくる衆生もいます。悪い態度を見せる人が少なくなって、衆生は徐々に目覚めてきたと感じました。時には、法輪功の真相を受け入れてくれない人にも出会います。しかし、往々にしてそれは、同修が法輪功の真相を不適切に伝えた結果です。ここで2つの例をご紹介します。

 ある洋服売り場の社長は、私が伝える「真・善・忍」の良さや、善悪の報い、善良な人々を迫害して来た邪党は、必ず天に罰せられることに同感しつつも、こう言いました。「あなたの言ったことはよく分かりますし、法輪功の良さも知っていますが、あなたたちの仲間は『地球が爆発するとか、人類が滅亡するとか』と言った噂を流して、脅かしてはいけないでしょう」。

 これらのことは、修煉者としての私たちには分かりますが、師父が法を正されなければ滅亡は必然的です。しかし、そのまま、ストレートに常人に伝えてはいけません。常人が理解し、尚且つ条件が整えば、「万事万物に新陳代謝や生老病死が存在すること、人類の道徳水準が著しく落ちてきたことや、歴史上の多くの教訓や物語などの例を挙げ」多方面から時間をかけて、この必然的結果まで誘導すれば、常人が受け入れやすくなります。それができなければ、法輪功の基本的な真相、天安門焼身自殺の真相、そして邪党による迫害の事実など基本的な大法の真相から伝えていきましょう。そうでなければ、いくら良い前置きをしても、いきなりそのような内容を伝えてしまうと、衆生に良くない考えをもたらし、甚だしきに至っては、大法を批判する側に押し出してしまう可能性さえあります。

 別の日に、道端で物売りしている人に出会いました。法輪功を修煉している友人のいる彼は、以前から大法の事を信じ、大法の法理にも賛同していました。しかし、友人から大法修煉後の不思議な体験を聞いてから、大法を信じなくなりました。常人は見えているものや確実に触れるものしか信じません。もし理解しやすい角度から、それらの不思議な事を現代科学を用いて、うまく説明出来れば、常人の困惑を解消できるかもしれませんが、うまく説明できなければ、常人に誤解を招きかねません。

 大法の素晴らしさは、修煉者自身が深く実感していると思います。大法弟子は普段から、言動に気を付けていれば、周りの常人や家族は容易に信じてくれます。しかし、それ以外の場合、常人に容易くこれらの超常現象を口にすれば、信じてくれることは難しくなります。今の世の人々は現実的で、自ら見たものや触れたものしか信じず、それ以外の全ては迷信だと考えます。ですので、最も理解しやすい簡単な道理から真相を伝えましょう。そうでなければ衆生を救うどころか、却って彼らを外に押し出してしまいます。自分の言動には、本当に気を付けるべきです。

 最近の心得ですが、妥当でない箇所があれば同修の慈悲なる指摘をお願いします。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/12/11/301353.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/1/1/147604.html)
 
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