11年の実刑判決を受け、江沢民を告訴
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 【明慧日本2015年12月9日】甘粛省在住の地質研究者の李建魁さんは、法輪功を修煉することで、肺の病気など、職業に起因して患った各種の疾病が無くなった。しかし、1999年7月から江沢民政権による法輪功に対する迫害が始まってから、李さんは不法に1年6ヶ月の労働教養収容処分に処せられ、さらに5年と、もうさらに6年の実刑判決を言い渡された。幼い時から成績優秀な娘は学校に行けなくなり、息子も法輪功を修煉している理由で労働教養収容処分に遭い、妻も私生活を侵害される日々を送っている。

 上記事実に対して、李さんは今年8月、最高検察庁宛に江沢民に対する告訴状を提出した。以下は李さんが受けた迫害事実である:

 1999年7月20日午前、甘粛省臨夏県公安局の警官は李さんの家に侵入し、法輪功の書籍を含む李さんの個人財産を不当に没収した。また、その場にいた法輪功学習者数人の全員に手錠をかけ、派出所まで強制連行した。

 李さんが不当に派出所に連行された後、警官に背中を殴られ後、15日間不当に拘禁された。その間も木の棒で足のくるぶしを殴られたり、鉄筋(てっきん)の上にひざまずくよう強いられた。

 2001年秋、地元の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)ら一行は、李さんを強制的に留置場に連行し、70日間以上拘禁した。その間、李さんは顔を強く殴られた。警官はこぶしで李さんの顔を殴るほか、新聞を棒状にまるめて殴ったり、皮ベルトで李さんの顔を殴った。また、警官は李さんの手に手錠をかけた上で、手錠と腕の隙間に木の棒を押し込んだ。これ以上、押し込めなくなると、警官は李さんの髪の毛を引っ張りながら、足で李さんの手錠がかかったところを強く踏んだ。これによる苦痛は想像を絶するものであった。

 また、李さんは労働教養所で拘禁されている間、常に重労働を強要された。一日の重労働で疲れているにも関わらず、意味もなく重い石を運ぶよう命じられ、運べなくなるとこれを理由に滅多打ちにされた。

 2003年3月、李さんが農地で耕している最中に、地元の公安局の局長を始めとする一行は、複数の警官を擁して李さんの家に侵入した。李さん夫婦がこれに気づき、止めようとしたら、李さんの妻が動けないように体を地面に押さえつけ、李さんも両腕を後ろから縄で縛られたまま、留置場に連行された。

 その後警官は棍棒で李さんの素足を殴った。また、李さんは裁判所で不当な裁判を経て、5年の実刑判決を言い渡された。李さんは刑務所の中で頭部、顔、腕などを電気ショック棒で電撃され、3か月間にわたって睡眠をはく奪され、死人ベッドに20日間しばられた。さらに法輪功学習者の信仰を放棄させるため、警官らは刑務所の受刑者らを利用して法輪功学習者を陥れるなど、精神的なプレッシャーを与え続けていた。

 李さんは2012年6月9日、帰宅の途中で再度警官らに身柄を拘束された。留置場に連行されたのち、李さんは誰もいない部屋に連れて行かれ、そこで警官は気が狂ったように、李さんの体中を強く殴った。さらに、警官は長時間水の中で浸した縄を使って、李さんの足を強く殴った。3日間にわたる暴力を受けた末、李さんは意識を失った。意識を取り戻したときは、既に病院に入院し手術を受けたことを、この時初めて気づいた。また、李さんが入院している間に李さんの家族が、警官らに4千元をだまし取られた。病院の医者によると、李さんは暴力による脳内出血のため、緊急手術を施したという。

 李さんは病院で44日間入院の末退院したが、今になっても時折、頭痛とめまいに襲われ、体中が無気力になるという。

 李さんの娘は勉強の成績が優秀だったが、父が迫害されたことで学校でいじめにあい、また警官らは教師にプレッシャーをかけることで、李さんの娘は学校を除名された。また、李さんの他の家族も様々な迫害にあった。

 上述の通り、この迫害は被告訴人である江沢民によって引き起こされた組織的な迫害であり、人類史上でも最も残酷な迫害に数えられる。江沢民は人類の尊厳、人間性及び道徳を踏みにじり、中国憲法及び刑法により、李さんは江沢民が行った数々の犯罪行為を最高検察庁と最高法院に対して告訴状を提出した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/11/22/319477.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/12/1/153899.html)
 
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