「ミス・ワールド」カナダ代表 中国入国拒否され法輪功が注目(写真)
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 【明慧日本2015年12月11日】中国海南省・三亜市で開催される予定の第65回「ミス・ワールド」は19日、、中国共産党政権の人権問題を批判してきた「ミス・カナダ」代表アナスタシア・リンさんは招待されず、アライバルビザの発行も拒否されて、大会に参加できない状況にいる。カナダ通信社、AP通信社、フランス通信社、ニューヨークタイムズ、米の石英雑誌、スイスの時代タイムズ、韓国の朝鮮日報、韓国日報などの世界のマスコミは関心を寄せ、彼女が米連邦議会で、法輪功学習者の人権が著しく侵害されていると証言したことで、法輪功について相次いで報道された。

图:林耶凡召开新闻发布会

記者会見をするアナスタシア・リンさん

 中国系カナダ人であるアナスタシア・リン(25)さんは、13才の時、母親と一緒にカナダに移民した。リンさんは大学在学中から女優を始めた。これから上映される予定のカナダ映画「最前線」(The Bleeding Edge)」の中で、中国政府に迫害された法輪功学習者の役を演じ、話題を呼んだばかりか、今年5月に「ミス・カナダ」をも獲得した。その2カ月後の7月に米連邦議会で開かれ公聴会に出席し、中国で多くの法輪功学習者が迫害によって命を落としたことや、かれらの臓器が摘出され、移植用に売買されていることを証言した。

 また「ミス・カナダ」を獲得したすぐ後に、中国にいる父親は中国当局に脅され、中国の人権問題に触れるとこれから連絡を絶つと言ってきたことを明かし、中国当局の卑劣な工作を強く非難した。

 その後も、リンさんは脅迫に屈っせずに、イギリスなどで中国における法輪功と信仰への迫害についての一連の公演活動を行い、国際社会に中国政府に人権を蹂躙(訳注:じゅうりんとは、踏みにじること)されている法輪功学習者を助けるよう呼びかけた。

 このようにして、暴利を貪(むさぼ)るため、法輪功学習者の人体から臓器を摘出し、売買するという人権問題を遙かに超えた、人類史上かつてない暴挙の実態を暴露し続けるリンさんは、中国当局に「歓迎されない人物」のブラックリストに載せられた。12月に中国で行われる「ミス・ワールド」大会に出席したいリンさんは、招待状をもらえず、香港から入国しようと試みたが、アライバルビザの発行も拒否されて参加できない状況に立たされた。

 中国入国拒否を受け、リンさんは直ちに香港で記者会見を開き、多くのマスコミが駆け付けた。24時間経たないうちに、事の経緯と法輪功のことや、中国人(法輪功学習者)の人権を擁護し、独裁政権に立ち向かうリンさんの勇気ある行動が世界中に知れ渡った。

 皮肉なことに中国政府の抑圧対応が、思わぬ良い結果を招いた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/12/1/319905.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/12/3/153937.html)
 
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