甘粛慶陽市の徐鋒さんはようやく十三年の冤罪から抜け出すことになった
■ 印刷版
 

 【明慧日本2015年12月11日】甘粛慶陽市の法輪功学習者徐鋒さんは、2002年に中国共産党裁判所より14年半の不当判決をされた。2015年11月28日まで、すでに13年間と3カ月7日の不当監禁になった。12月5日に刑務所から出ると言われている。

 2002年8月21日、徐鋒さんは、甘粛全省のテレビ番組に法輪功の真相をインターカットしたことに参与した容疑で、慶陽市の公安趙慶峰、金剣勲、ジェー懐亮などの10人に拉致され、刑務所の裏庭にある暗室に不法監禁された。その10数人の警官らは、徐さんの両手を後ろに回し、鉄管につるしたまま、3組にシフトを組んで11日間にも及ぶ拷問や自白を迫ることを行った。目的は、徐さんに法輪大法の修煉を止めさせることだった。徐さんは、全身傷だらけになる苦痛を与えられたが、屈服しなかった。

中共酷刑示意图:吊背铐

中国共産党側の酷刑のイメージ図:両手を後ろに回し吊るされている酷刑

 同年の9月1日、徐さんは奇蹟的に暗室から逃げ出した。現地の警官は狂ったように徐さんの家に押しかけ、彼の奥さんと子供を家に監禁した。2人の男と1人の女が彼の家族に対して24時間の監視を行った。それだけではなく、徐さんのすべての親族の家も警官が監視していた。そして現地の610弁公室(専門的に法輪功を迫害するスパイ組織)及び関係部門は慌てふためいて指名手配をして、1万元の賞金を懸けて彼を捜すまで至った。町中の至る所に、徐鋒さんの写真と指名手配が張り付けられていた。

绘画:身陷牢笼的大法弟子

束縛された大法弟子

 2002年9月17日、徐さんは再び逮捕された。警官からに連続4日間の拷問、殴打、酷刑で苦痛を与えられた。意識を失ってから、拘留所の犯人がいるに中へ運ばれた。11月、徐さんは、中国共産党裁判所により14年半の不法判決をされた。徐さんの奥さんも1年間の不法監視にされた。実家の親族までも不法判決され、各自3000元の罰金を出してから解放された。

 2000年7月、徐鋒さんは蘭州の大沙坪刑務所へ移送された。様々な苦痛を与えられた後、甘粛の定西刑務所へ移送され、2006年の正月に甘粛の天水刑務所へ転送された。13年来、徐さんは想像出来ないほどの肉体と精神の苦痛に遭わされた。顔はもう本人だとわからなくなって、金火箸のようにやせていた。未だに、彼の父がこの世を去ったことも知らされなかった。徐さんの奥さんは3年の不法判決をされた。2人の娘も小さい時から父の愛を失い、苦しみを嘗め尽くしていた。

 13年間、徐鋒さんは、正々堂々と信念を堅持してきた。天水刑務所は彼を隔離して監禁し、定点観測し、強制的に転化を行った。しかし、彼は鉄のように動揺せず、邪悪に妥協せず、刑務所の様々な転化方法に勝った。彼と同じ区に監禁されていた犯人は、「今まで心理状態がこのようにいい人を見たことがありません。あんなにひどい環境下でも、笑顔で、だれに対してもずっと善意で接しています。このような人を見たことはありません」と言った。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/11/30/319874.html)
 
関連文章