【明慧日本2015年12月7日】天津市の河西(かせい)区裁判所は20日午前9時、法輪功学習者・趙月花さんに対して3度目の不正裁判を行った。趙さんの2人の弁護士も出廷し、趙さんに無罪の弁護を行った。
裁判は午前9時から始まり、11時半になった時、高血圧を患っている趙さんは体調が崩れてしまった。そのため、裁判官は休廷を宣告した。12時半から再開された裁判は、午後2時半に終わった。
裁判官が趙さんに「何か言いたいことがあるか?」と聞いた時、趙さんは「信仰は無罪です。法輪功を学んで、よりよい人になることを目指す私は間違っていません」と述べた。
弁護士は起訴者側の偽証拠に反論した。弁護士は「西側諸国では信仰と人権は尊重されている。よって中国の国民も信仰と自由、人権は尊重されるべきで、趙さんを無罪解放するべきだ」と主張した。
一方、裁判長は弁護士の弁護による信仰の自由、人権の尊重、法輪功を学ぶことは合法であるという論点を妨害し阻止した。
趙さんは今年3月2日、市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)および区の東海街派出所の警官に不当に連行され、現在、河西区留置場に拘禁されている。
河西区裁判所は8月4日と9月11日、趙さんに対して不正裁判を行った。初回の裁判の時、弁護士は法律に基づき、陪審員の出廷を要求した。裁判所側は条件を満たせず、開廷できなかったという。
2回目の裁判の時、弁護士は検察庁のいわゆる電子証拠は第三者の鑑定がなければ、証拠として認められないことや、証人の素姓がはっきりしない証言不足を指摘した。趙さん自身も検察庁の不法行為を暴露した。そのため、裁判は再び早々に終わった。
裁判所は2回の開廷とも失敗したため、趙さんの弁護士に再び開廷できるよう催促した。しかし、弁護士側からの信仰の自由、人権を尊重するなどの申し立てに干渉しようとした。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)