天津市:薊県裁判所の不正裁判
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 【明慧日本2015年11月27日】天津市の薊県裁判所は今月9日、法輪功学習者・王淑麗さんに対して、5度目の裁判を行った。法廷で裁判長・李静は絶えず、王さんの陳述を断ち切った。

 弁護士は法律に基づき、王さんに着せられたぬれぎぬを否定した。証拠となるビデオはまったく存在しないし証人も出廷しないため、犯罪を証明する事実がないことを指摘した。また、弁護士は法輪功を修煉することは罪を犯してはいないので、王さんを無罪解放するように要求した。

 弁護士は法廷にいた裁判官・裁判員らなど裁判所側の職員に「歴史は巨大な変化を迎える肝心な時期に差し迫っている。裁判官は良知、正義、善良を選択し、善をもって法輪功学習者の事件に対応し、自分たちのために道を残すように」と勧めた。

 昨年9月18日午前、王さんは上倉鎮の市場で法輪功の資料を配布した際、上倉派出所と薊県国家保護警官に連行されて薊(けい)県留置場に送られ、1年余り拘禁された。その間、王さんの姑は息子の嫁のことを思うあまり、心労が原因で死亡した。息子も母親に事実を伝えることができなかった。最後の裁判のとき、王さんは傍聴に来ていた息子に「お婆さんは元気なの?」と聞いた。その場にいた親友たちは悲しみのあまり、涙を流したという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/11/15/319182.html)
 
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