神聖な誓約に従い元の家に戻る
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文/山東省の大法弟子

 【明慧日本2015年12月13日】時々刻々心の中に法があり、「神聖なる誓約に従い師父について元の家に戻りたい」という揺るぎ無い信念を抱いていたため、師尊の慈悲なるご加護の下で、私は労働教養所に不法収容された3年の歳月を乗り切ることが出来ました。

 2002年、ある工事現場で『中国共産党についての九つの論評』の真相資料を配った時に、現場の人が通報したため、私は濡れ衣を着せられて、3年の不法な労働教養を強いられました。3年の間、労働教養所の警察が修煉を放棄させるために、あらゆる悪辣な手口を使いました。私は心の中で、ただ「師父を信じる、大法を信じる」という一念だけを持ち続けていました。

 労働教養所の中で、私は尋問に対して、自分の話したいことだけを言い、決して警察たちの尋問内容に沿うようなことを答えませんでした。警官は私に精神病というレッテルを貼り、小部屋に閉じ込めました。小部屋の床に一つのレンガを置いて、裸足でレンガの上に立つように強いられました。2人の看守が順番に私を見張り、3カ月間も睡眠とトイレを禁じられました。トイレを禁じれらたので、断食を始めました。すると、警官が「あなたはこれから食事もトイレもずっと禁止だ。苦しんで死ねばいい」と喚き立てました。だんだん足とかかとが腫れあがり、靴を履くことが出来なくなりました。幻覚がでて、方向感覚を失い、腹部がパンパンに固まり、腰の激痛で立ちあがることが出来なくなりました。

 しかし、それでも迫害を止めることはありませんでいた。警官は順番に私を「転向」させることにしましたので、再三真相を伝えました。警察は私を殴ったり蹴ったりして、真相を講じることを暴力で止めようとしましたが、恨む気持ちはありませんでした。その後、警官たちは「転向」させる人数に達さなければならない国から課せられたノルマをクリアするために、私に修煉の過程を話すように命じました。私は病気治療と健康保持から、人としてどうあるべきかの道理や、自分の心性の昇華等のことまで話しました。私の反発に腹を立て、一人の教師を遣い、私を「転向」し続けました。そして、ある書類にサインを求めましたが、断りました、警察がその紙に何を書いたのかについて全く知らなかったからです。3人の警官が私を押さえつけて、強制的に押印を取ろうとしました。力を尽くして、心の中で決して認めないことを決めて、必死に抵抗しました。結局、警察は思い通りに行きませんでした。

 強制労働収容所にいた時に、暇さえあれば、常に法を黙読することにしていました。何をしていても心の中で法を思い、法の大切さを思っていました。こうすることで迫害に抵抗することが出来ました。しかし「転向」させられて、師父を侮辱し、法を罵ることを強いられた学習者を耳にするたびに、私はとても辛く感じて、心の中で涙を流していました。「師父は私たちのために全てを背負られて、私たちを地獄から救いあげ、病魔の苦しみから解放させ、家庭を円満させて下さいました。このような非行でこれからどうすればよいのか? どこへ行くのか?」等が心を過りました。

 家族が面会の時に、師父の新経文を持ってきてくれました。干天の慈雨のように、同修たちの間で回覧しました。迫害を受け、本心に逆らって「転向」した学習者は師父の経文を読み、心が打たれました。家族に巡り合えたさすらう孤児のように、胸がいっぱいになりました。看守が気付いて、調べました。収容所内がひっくり返ったかのように騒ぎましたが、新経文は見つからないまま、この件は棚上げになりました。慈悲なる師父が私たちのために解消して下さったに違いないと分かりました。

 ある日、ジャガイモを食べた収容所の全員に下痢や、嘔吐等の情況が発生しました。私も同じ病状で、虚脱症状が起きました、看守は私に点滴させようとしましたが、断りました。そしてくすりも飲ませようとしましたが断りました。看守は私が死亡することを恐れました。私は気力を失い、胃に激痛が走り、めまいが止まらず、ひたすら、「師父、師父、私は師父について戻りたい」と心の中で師父を呼びました。その次の日、私は完全に回復して、何もなかったかのようでした。看守は「あなたの師父は本当に守ってくれたんですね」と驚きを隠せない様子でした。私は師父を信じる信念を持って、生死の関を乗り切る事が出来ました。

 3年間の地獄のような苦難を経て、私の歯は全部抜けました、髪も白髪になりました。けれど、師父に、法に顔向けできないことを一度もしませんでした。なぜならば、時々刻々に心の中である揺るぎない信念を持っていたからです。それは「神聖なる誓約を持って師父について元の家に戻る」。この信念を持っていたため、師父の慈悲なるご加護の下で、3年間の迫害を乗り切ることが出来ました。師父、ありがとうございます。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/12/10/319272.html)
 
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