早朝3時の電話
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文/中国の大法弟子 卿音

 【明慧日本20161月11日】私が熟睡していたところ、電話の鳴る音に驚かされて目が覚めました。時計を見ると、早朝の三時でした。誰がこんな時間に電話をくれたのか、電話機の表示を見ると、同窓生の紅運さんだと分かりました。

  彼は定年した副郷長です。中国共産党が法輪功を迫害する前、私は彼に法輪功を紹介したことがありますが、彼はただ表面だけで承諾しました。法輪功が迫害された後、真相を伝えると、反発し、話したものが全部中国共産党の虚言でした。数日前、定年退職した彼に会いました。再び法輪功迫害の真相を話す と、彼は少し受け入れるようになりました。私は『転法輪』を差し出して、「中国当局のテレビの話しを一方的に信じないで、法輪功はどのようなものか、この本を読んでみてほしい」と渡しました。

 しばらくするとすぐに、紅運さんからまた電話がありましたが、あまり感動しすぎて、話しがしどろもどろでした。「『転法輪』をずっと今の時間まで拝読しましたが、あまりの嬉しさで電話しました。これを拝読するのが遅すぎて残念なくらいです。李洪志先生はどんな方でしょうか? ここに書かれていることがこんなに素晴らしいので、国家主席にふさわしいと思います」。私は眠くてぼんやりしながら彼の話しを聞き、このとき、「『転法輪』をまだ最後まで読み終えていないでしょう。法輪功は政治に参与しません・・・・・・」と言うと、彼は「自分の気持ちを言っています。実際、いくら偉い国家主席でも李先生のように、これほど分かりやすく理を説けません。本当に、本当に素晴らしい」。

 翌日、また午前3時頃に紅運さんから電話が再びあり、以前のようにとても感動しながら、「この法輪功はすばらしい、この理がなんでこんなに分かりやすく説かれているのでしょうか。私は中国共産党がなんで法輪功の本を焼却したのかが分かるようになりました。この『転法輪』はだれでも分かりやすく拝読できるのですが、奥が非常に深いものです。これを書かれた李先生は、どれぐらい高い学識がおありの方なのでしょうか。神、佛で言うと、李先生は大佛であることを確信します。李先生が説かれたものこそが、真の佛法ですよ」と興奮しながら言いました。

 人は真相、世に来る真の意味が分かった後、彼の喜びようは心底から出たもので、紅運さんは、喜びを隠せない様子でした。彼は『転法輪』を拝読した後、煉功を学びました。そして、あちこちで法輪功学習者と交流しました。彼は法輪功書籍をよく早朝まで拝読しました。拝読した後、早朝に、箒を持って家を出て、村の街をよく掃除していました。

 村の人々は朝家を出ると、きれいになった道を見て、最初あまり気にしませんでしたが、時間が立つと、街がよく掃除されたことに気が付き、紅運さんが明け方に掃除していることを目にしました。彼は私に尋ねました。「人になんで毎日街を掃除するのかと聞かれたら、どう言えばいいでしょうか? 私が掃除したのですと答えたら、法輪功は名利への執着を放下し、他人のために考え、良い事をやるのが当たり前ですから、掃除したことを人にあまり知らせたくありません」。私は「自然の成り行きに任せば良いのです。今は、法輪功が迫害されている時期なので、多くの人は中国共産党の誹謗中傷を信じ、法輪功の素晴らしさをあまり知っていません。自分は法輪功を修煉しているから、「真・善・忍」に則って良い人になるよう努めています。このように話したら、大法を実証していることになるのではないでしょうか」と答えると、彼は納得し、今後誰かに聞かれたら、「私が掃除したのですよ。私は法輪功修煉者ですからと胸を張って言います!」と。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/12/23/320864.html)
 
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