常人社会の変化に執着してはならない
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2016年1月8日】私は以前新唐人テレビで、台湾の総統選挙のニュースを見ていた時、「××党が当選しなければ、台湾は混乱に陥る」と、思わず口にしてしまいました。言った後、なぜ常人のことに動じてしまったのか? 自分でもびっくりしました。内に向けて探すと、共産党を恨む心と法を正す進展への執着を見つけました。

 さらに、周囲の同修を見てみると、新唐人テレビの番組を見ておかないと、学法する気にもならない人がいます。今日、誰が捕まえられたのか? 明日誰がどうなっているのか? と気になって仕方がありません。また、江沢民がいつ捕まえられるかに執着し、真相を伝える時、共産党内部の政治闘争を面白がって伝える人もいます。江沢民を告訴する署名を集める時、「あなたは習近平についていくか? それとも江沢民についていくのか?」と言う同修もいます。まったく自分が修煉者であることを忘れてしまっています。文章を書く時も、習近平の言葉を、人を救う基点として用いて、大法をその次においてしまう人もいました。

 師父は次のように説かれました。「わたしは説法の中で再三、強調しているのですが、常人社会の形式は、それがいかなる社会や政治であろうとも、すべて定めがあって、天によって定められているのです。修煉者は人間の余計なことにかまう必要はなく、政治闘争に加わることは、なおさらしてはいけません」[1]。「現段階、そしてしばらく経つと、政治的な動きや変化が人々の関心を呼びます。大法弟子として、この十数年の厳しい試練を経験して、はっきりと分かるべきだと思います。この世のことはこの世の自然な変化です。私にはもちろん分かっていますが、それは神の系統的な按排であり、それだけです。常人の政治に参加しないでください。常人に動かされないでください。ここ数年、多くの民主運動活動家、政治団体が私たちを支持してくれたので、皆さんも彼らの活動に参加しています。自分が修煉者であり、政治に参与しないと分かっていなければなりません」[2]

 大法弟子は16年にわたり迫害されており、一部の同修は迫害に反対するにあたって、恨む心をもっています。しかし、私たちは善を修めているのです。「本当の慈悲の力は全ての正しくない要素を解体することができ」[3]と、師父は説かれました。大法弟子は人を救うしかなく、邪悪な共産党を解体するのも人を救うためです。それが大法と大法弟子を迫害し、人を救うことを阻み、師父が法を正すことを妨害しているから、解体するのです。

 師父は「しかし、私は法を正すことが必ず成功すると話しました、そうでしょう。(師父が笑って) 今日まで歩み、すでに終わりに近づいています。いずれにせよ、なぜ法を正すことが必ず成功すると言ったのでしょうか? 始まりから終わりまで、法はすでにできており、生命を救っているだけだからです」[4]と説かれました。

 師父の『法がこの世を正す予告』を読んでみれば、法を正すことが必ず成功するという結果が見えてくるでしょう。しかし、そこまでの過程で、如何に師父が法を正すことを手伝い、師父が欲することをこなし、如何に人を救うことに力を入れるかが、法を正す時期の大法弟子の私たちの責任であります。

 真相を伝える中で、大法を実証し、大法の素晴らしさを世人に分かってもらわなければなりません。大法を迫害し、反腐敗運動の中で捕まえられた人たちの結果は、ちょうど佛法である法輪大法を迫害すれば、必ず天罰を受けることを証明しているのではありませんか? 世の人にこれを分かってもらい、大法を認めるようになれば、済度できるようになるでしょう。

 しかし、共産党がいつ滅亡するかについては、天に定められていることです。大法弟子として、その時間と過程に執着する必要はありません。残り少ない時間を大事に使い、さらなる多くの人が救われるよう行うべきです。社会形勢がいかに変化しても、心を動じず、どんな時でも、自分が大法弟子であることと、何をすべきかをはっきりと分からなければなりません。

 不適切なところがあれば、ご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『精進要旨』「修煉は政治ではない」
 [2] 李洪志師父の経文:『二〇一四年サンフランシスコ法会での説法』
 [3] 李洪志師父の経文:『各地での説法十』「マンハッタン説法」
 [4] 李洪志師父の経文:『各地での説法十一』「大法弟子は必ず法を勉強しなければならない」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/1/2/321716.html )
 
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