年寄りの警官の本音
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2016年1月30日】私は今年の1月3日、友人60歳の誕生日パーティに参加しました。公安局や裁判所、工商行政管理局、銀行、鉄道部門などの多くの人も参加しました。私と親しいのある年寄りの警官もいました。その人は、二十数年間公安局で働いてきて、法輪功への迫害の真相がよく分かっています。

 そして、食事を食べながら、参加者たちは自由に会話を楽しんでいました。食事が終わると、マージャンが用意されました。私と警官はせずに、横でそれを見ていました。突如、警官は中国の公安局の現状を話し始めました。「本来、警察は国民の安全を守るために存在しているので、誰も国民を害することなど考えていません。しかし、今の中国では警官の仕事は違っていて、上司の命令や下した任務をこなすために、存在するようになっています。しかも、個人の利益と結びついています。命令どおりにしなければ、ボーナスをもらえません。それで、嫌でも個人の利益のため、ほとんどの警官は良心を捨て、手段を選ばずに指示を成し遂げようとしています。中国は、一体全体、どういう社会になってしまったのでしょう?」

 私は頷きながら、「本当にそうですね。(中国)共産党は人に悪い事ばかりをやらせます」と言いますと、警官は「今たくさんの人々が、江沢民(中国共産党の元リーダ)を告訴しました」と言うので、私は補って、「20万人の人が実名で、中国最高検察庁や最高裁判所に告訴状を送りました。中国をここまで腐敗堕落させ、善良な民衆を長期にわたって迫害する江沢民は、必ず天罰を受けます」と付け加えました。

 パーティの雰囲気を壊さないように、私たちは少し離れた場所に移動して、会話を続けました。「少し前、江沢民を告訴した法輪功学習者の名前を登録し、全体の状況を把握した上で、報告するようにと上に指示されましたが、私たちは従いませんでした。この迫害を維持するため、上の者が下の者を欺いており、今誰もが知っています。また誰が上の者に力を貸すでしょううか? しかも、告訴するかどうかは、人の自由なので、個人の意思によるものです。私たちはどうして人の意思まで干渉できますか? それに、学習者も迫害を加えようとする我々に、本当のことを教えるわけがありません。だから、我々は学習者の家に行かず、上に状況を聞かれた時、うそをついて報告しました。今になっても、まだ愚かで馬鹿なことをする者がいるでしょうか?」と年寄りの警官が言うので、私は「本当によくやりましたね。これは、きっと将来、あなたのためになりますよ」と励ましました。

 警官は引き続き、「江沢民は学習者を迫害するため、人力と物資、資金を惜しまず、やりたい放題してきました。例えば、1人の学習者を見張るためだけでも、十数人の警官を出動させ、監視したり、尾行したり、待ち伏せたり、拘禁するなど、たくさんの悪事を働いてきました。本当に良心が痛みます! かつて学習者が公に広場で煉功していましたが、いかなるよくない行動もありませんでした。それにも関わらず、どうしても許すことができず、事件を捏造し、無実の罪名を加え、無理矢理に煉功をやめさせようとしています。暴力を振るい、判決を言い渡し、牢に入れるなど、学習者を苦しめてきました。江沢民を告訴するのは当然です。」「学習者はみんな善良な人たちで、私は彼らを干渉したくありません。だから上に圧力をかけられても、適当にごまかしています。重大なことを些細なことに、些細なことは何でもないことに変え、うやむやに終わらせてきました。善良な人たちを苦しめたくないのです。実は警官たちもこの迫害の被害者です。あっちこっちへ人を連行しに行ったり、拘禁したり、道具のように使われ、疲れ果てています。すべては江沢民のせいです」と言いました。

 私は、「本当におっしゃる通りです。かつて公安部に模範として樹立された王立軍は、今はどうですか? 囚人になり、彼自身も後悔しています。中国共産党に従って、善良な人々を苦しめてきたから、今日に至ったと言いました。すべての警官は、圧力に屈せず、しっかりした考えを持ち、決して王立軍のようにならないよう願います。あなたがこれまで学習者のために行ってきたことは、決して無駄にならず、あなたとあなたの家族に、大きな善の報いをもたらしてきます。これからも引き続き法輪功を善で扱うよう、頑張ってくださいね」と言いますと、年寄りの警官は「そうします。安心してください」と答えました。

 年寄りの警官との会話から、私は警官たちも今では、本当に目覚めていると感じました。中国共産党はもうすでになす術がありません。公安局と検察庁と裁判所などの人たちも、周永康、薄熙來、徐才厚、李東生、王立軍などを通して、法輪功を迫害すると、こういう結末が見えてきましたので、もう愚かなことはしたくないと誰もが思っています。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/1/16/322208.html )
 
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