噂を撒き散らさないように
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 【明慧日本2016年4月11日】昨日、ある同修に引っ越しを勧められました。彼女が言うには最近、別の同修から「師父が地下室に住むのは良くないと小範囲の弟子にに仰いました」という噂を聞いたからです。私は疑問を感じました。このような話は、師父が発表なさった説法の中にはありません。盲目的に行うのは、相応しくないと思いました。しかし、同修の態度はとても確固としていて、「当時、師父はとても厳粛に仰いました。私がこの事を聞いたのも偶然ではありません」と言いました。何故、私にこのような話が聞こえてきたのでしょうか? この中に私が修めるべきものがあるのではないかと考えました。

 私はこの半地下室に3年住んでいて、とても満足しており、引っ越す理由がありません。私は1年半前の事を思い出しました。当時一緒にここに住んでいた同修が、アメリカの親戚に会ったとき、「修煉者が地下室に住むのは相応しくない」という同じ話を聞いたそうです。彼女は帰って来てからしばらくして、引っ越しました。引っ越しの前、私も一緒に引っ越すように勧めてくれました。当時、私はこのようなやり方が、あまり正しくないと思いましたが、彼女の親戚は神韻芸術団の仕事を手伝ったことがあるから、この話も「上」から来たのかもしれないと考えました。私は惑って、どう話したら良いかが分かりませんでした。ちょうど米国西部法会に参加する予定があったので、法会から帰って来てからまた考えようと思いました。

 結局、このルームメートの同修は、マンションに引っ越した後病業が現れ、その後行方不明になり、連絡が取れなくなりました。私はとても悔しく、早めに交流すべきだったと思いました。当時の事を振り返ってみると、彼女はアメリカ在住の親戚から聞いた神韻芸術団、或いは「上」からの情報、例えば神韻芸術団はどこに行ってもブロッコリーを食べないなどの噂に非常に執着し、聞いた後はすぐその通りに行動し、また私にもそうするようにと説得しました。私は否定せず、反論もせず、大したことではないから、真似しても構わないと考えました。彼女に病業が現れ、行方不明になった後、私はやっと事の重大さに初めて気が付きました。

 私が法理をはっきり悟っていない状態の下、慈悲なる師父は、ある同修を私と一緒に住まわせました。この同修は神韻芸術団のサポートの仕事を数年していました。私はこの同修に以前のルームメートのことを話しました。この同修は「このような噂さを広げることは正しくない」ときっぱりと指摘しました。私はこの同修がきっぱりと指摘したことにとても感謝し、今後このような噂を聞かず、師父の説法は発表された説法のみを基準とすることにしました。しかし、正念が強くなかったため、何故このような噂に動揺されたかを深く考えませんでした。過ぎ去った1年を振り返ってみると、自分にはこのような噂が時々聞こえてきます。

 昨日、再び同修に引っ越すことを勧められたとき、心がまた揺れました。その後、落ち着いて内に向けて探すと、自分は今までこのような噂を根本的に排除せず、同修の話を聞くと新鮮で好奇があり、そして聞けた事を喜んでいました。実際、師父の説法で指摘されているように、勝手に噂を散布することは、法を乱す行為です。『轉法輪』の第六講『顕示心理』の中に「わたしは李先生がこれこれを言ったのを聞いた、などと言いふらす人もいます。皆が聞き耳を立てて、彼を囲みます。すると彼は自分の理解で尾ひれをつけて、噂を広げます。目的は何ですか? 自己顕示にほかなりません。また、噂を広げることが好きな人もいて、互いに伝え合っては、面白おかしくしゃべっており、情報通を自慢しているかのようです」 と書かれています。

 私はただ表面上では、噂話は聞かないようにしようと思いましたが、何故いつも聞こえてくるのでしょうか。そしてときには他の同修に伝えたことを、深く考えていませんでした。それは事実上、自分の好奇心、顕示心を根本的に取り除いていないからです。

 この文章を書く前、私は母にこの件について話しました。母は、「知ってる? あなたが話したブロッコリーのことを聞いた後、私はブロッコリーを買わなくなったのよ。そして、私に影響を与えましたよ」と言われました。私はそれを聞き、驚きました。自分はこんなに長く修煉してきましたが、師父が発表された説法の中で、覚えていない部分も多々ある上、それどころか覚えている部分もまだしっかりと良く行えていません。噂話を聞いて全部はっきりとそれを覚え実行しようとし、さらに周囲の同修に影響を与えました。これは無意識的に妨害の作用を果たしているのではないでしょうか。周囲には噂を聞きたい、伝えたい同修が少なくないので、この自分の体験を書き出しました。妥当でないところがあれば、慈悲なるご指摘をお願いします。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/4/2/36126.html )
 
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