【明慧日本2016年5月18日】河北省故城県の法輪功学習者・劉秀栄さんは、衡水(こうすい)市留置場に拘禁されている。劉さんは留置場で造花を作る労働を強いられ、使っているホルムアルデヒドの臭いがきつくて目が開けられず、ノルマをいつも達成できなかった。そのうえ、食事も毎日十分に与えてくれなかった。
8カ月間拘禁された劉さんは、極度にやせ細り、首にできた腫瘍が神経を圧迫して眩暈がし、血圧も200以上で心臓も悪く、自立生活ができなくなっている。
しかし、故城県裁判所は劉さんの健康状態を無視し、先月15日、劉さんに対して不法裁判を開廷をしようとしたが、劉さんの弁護士に強く抗議されたため、開廷を延期した。
故城県公安局・国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官二十数人は昨年8月21日朝4時、劉さんの自宅の壁をよじ登って、劉さんの家に不法侵入した。警官らは何の説明もなく、劉さんを不当に連行し、家宅捜索を行った。
同日、法輪功学習者十数人が警官により一斉に連行された。故城鎮袁荘村の袁樹辰さん(65歳男性)は、当日迫害されて死亡した。張金昇さんは迫害されて足が腫れあがり、歩行困難となった。
劉さんは衡水市洞天ホテルに拘禁され、強制洗脳を受けた。3日後、衡水市留置場に送られた。昨年9月3日、劉さんは逮捕状を発布された。10月20日、公安局は劉さんの案件を検察院に移したが、証拠不足として、11月29日に差し戻された。
その後、警官は劉さんに対する証拠収集のため、村人に「劉秀栄から法輪功の資料をもらった」と証言するように脅迫した。そして昨年1月11日、公安局は再度、劉さんの案件を検察院に渡した。
先月15日、劉さんは不正裁判を開廷された。白髪が目立ち、痩せてやつれた顔で出廷する劉さんの姿を見て、家族は心が痛んだ。家族は劉さんの仮釈放を求めたが、許可されなかった。
現在、劉さんは衡水市留置場に拘禁されている。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)