河北省邯鄲市の法輪功学習者 不法拘束にみる訴訟手続きのずさんさ
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 【明慧日本2016年3月26日】中国・河北省邯鄲市在住の栗叢春さん、李明涛さんたち5人の法輪功学習者が、今年1月26日に真相を伝えていたことが理由で、地元の警官らに身柄を拘束された。学習者の車2台及び社内の現金がすべて没収された。現在、2名の男性学習者は肥郷県留置場で拘禁され、3名の女性学習者は邯鄲市第一留置場で拘禁されている。学習者の弁護士は、当事者との面会を求めるが学習者逮捕の所轄が他所にあることを理由に、たらいまわしにされている。

 弁護人は今年2月1日午前、肥郷県留置場に必要書類を提示し、栗叢春さんとの面会を要求したが、留置場は様々な理由を付けて、面会させなかった。

 弁護人は同年2月5日午後、再度栗叢春さんとの面会を要求したところ、「法輪功は邪教だと紙に書いてくれれば面会を許す」と言われた。これには何の法的根拠もなく、滑稽だと弁護人は反論した。また、その後留置場の責任者に直接話をしようとしたが、責任者はいないと言い逃れされた。最後は弁護人が市長ホットラインに電話したところ、留置場のある部屋から押し出された。

 その後弁護人は何とか留置場の所長と合うことができた。法輪功云々を書くことが要求されたことを告げると、弁護人の受付を対応した担当は、そんなことはないと事実を否定した。また、旧正月の前日に面会することができると言われたが、面会当日の朝から所長にいくら電話しても、電話に出なかった。

 弁護人は同年2月16日午前、再度留置場を訪れ、栗叢春さんとの面会を要求した。留置場側は公安局の許可が必要なので、翌日もう一回来てくれと回答した。さらに、2月18日、弁護人は4回目に留置場を訪れ、やっと初めて栗叢春さんと面会することができた。このことから分かるように、法輪功学習者を不法に拘束している留置場や公安局の公務手続きが極めてずさんであり、一切法的管理がされていないことが分かり、嫌がらせを度々受けている。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な関係者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/2/25/324610.html)
 
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