中国・広東省茂名市の数人の法輪功学習者 不法に拘禁(写真)
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 【明慧日本2016年5月31日】昨年11月19日の午後2時頃、中国・広東省の茂名市公安局員の数十人は、不法に退職した中学校の物理教師の麦治中先生の家に突然に侵入して来て、家宅捜査を行い、数台のコンピューター、レーザーを含めて約20台のプリンター、1台のテレビと個人の私物を強制的に押収した。

 またこの数十人の公安局員達は、麦治中先生とその時家にいた法輪功学習者の呉志岐さん、柯鄭基さん(障害者)、李淑明さんを拘束し、同時に柯鄭基さんの家の鍵を奪い取って、家に侵入して不法に家財を差し押さえ、2台のノートパソコン、1台のプリンターなどの個人の物品までも強制的に押収した。具体的にどれだけの個人の物品を押収されたか把握できていない。

柯郑基家被非法抄家后
図1-3:柯鄭基さん宅で、不法に家財を押収された後の様子

 当日の午前9時過ぎに、茂名市電白県の国保大隊長の尚輝は、茂名市公安局、電白県公安局、電白羊角派出所(呉志岐さんの家が電白県羊角鎮にある)、油城7路西広東派出所、茂南区公安局など20数人を連れて、呉志岐医師のビルを包囲して、各階毎に私服を着た警官2人を配置し,呉志岐さんの家族の出入りを制限した。その時、呉志岐さんは家におらず、結婚して8日目の呉志岐さんの息子と妻など5人を拘束した。それと同時に、不法に家財を差し押さえて、コンピューター、数台のプリンターなどの個人の物品を強制的に押収した。

 当日の午後1時過ぎ、茂名市公安局、茂名市610弁公室、茂南区公安局、高山派出所の一行の6人は、直接錠をこじ開けて、不法に法輪功学習者の謝氏さんの家に侵入して、2台のプリンターなどの個人の物品を押収し、謝氏さんも拘束した。

 現在、法輪功学習者は謝氏さん、麦治中さん、柯鄭基さんは、茂名第一留置場へ、呉志岐さんは、電白第一留置場に不法に拘禁されている。

谢亦兰
写真4:謝氏さん


写真5-6:家財を押収された後の謝氏さんの家の中の様子

麦治中家被非法抄家后
写真7-12:不法に家財を押収された後の麦治中さんの家の中の様子

 昨年5月、茂名の法輪功学習者の学生の楊日明さんと呉金水さんは拘束され、9月25日に不法に裁判を開廷され、迫害を受けた。その時、茂名地方の各地の法輪功学習者と親友は、現場に駆けつけて裁判を傍聴した。警官は更に迫害するため、庭で傍聴していた法輪功学習者の身分証を登録させ、一般人の撮影技師を雇用して法輪功学習者を撮影させ、報復のためにこれを使って不当にも迫害した。

 昨年11月4日、第2回の裁判の開廷のとき、茂名市、高州市、水東鎮、袖花月城鎮などの地方の法輪功学習者の多数は、各地の610弁公室の成員、住民委員会と村民委員会などの成員に国勢調査、低保などの口実で戸籍をチェックされた。ある住民委員会と村民委員会の成員は、11月4日の前に直接に聴講しないように、もし聴講しに行ったら拘禁すると脅した。

 昨年10月、茂名市茂南区・国保大隊長の周文は、法輪功学習者を害するため、一般人の劉広民、劉光輝、劉宝などの撮影師を雇用して法輪功学習者を撮影させ、呉志岐さんを追跡した。11月19日に広範囲にわたって捜索し、逮捕した。その後、一般人の劉広民は、名前を挙げて証言した。

 昨年5月末から今までに、茂名市地方の多くの法輪功学習者が、法輪功を迫害した首謀者の江沢民を告訴したため、多くの学習者は捜索を受けて生活をかき乱され、嫌がらせを受け、あげくに不当に拘禁された。中国共産党のもとで、警官だけでなく一般の人まで使って、法輪功学習者を執拗に追跡して捕まえようとしている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/12/7/320143.html)
 
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