湖南裁判所 学習者・曽金蓮さんの上訴に一審判決を維持
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 【明慧日本2017年9月6日】湖南省岳陽市中級裁判所は最近、法輪功学習者・曽金蓮さんの上訴を却下し、一審判決を維持した。また、裁判所は曽さんの自宅を家宅捜索した時に、押収された6、7万元の現金と個人財産を没収した。一審の中にその内容はなかった。二審はまだ開廷されていない。

 今年8月15日、「真・善・忍」の教えに従って修煉していた曽さんは、湖南省女子刑務所に拘禁された。

 夜間に不当に連行され 家財を押収される

 昨年11月23日夜9時ごろ、岳陽市楼区公安局の某副局長をはじめ、国保大隊(法輪功迫害の実行機関)、三眼橋派出所などの20人余りが車3台で、曽さんの自宅に不法に侵入して、修煉していない夫も一緒に連行し、曽さんを担いで車に押し込んだ。そして、警官たちは曽さんの自宅を家宅捜索し、法輪功の書籍、パソコン、携帯電話、現金などの個人財産を押収した。

 曽さんは冷水鋪まで連行されて尋問された。夫は深夜12時に家に送られたが、怖くて夜通し眠れなかったという。

 懲役5年の不当な判決を宣告される

 曽さんはずっと雲渓(うんけい)留置場に拘禁された。家族は数回、国安の当局や、610弁公室、政法委員会(610弁公室を直轄する組織) の関係者を接待したり、プレゼントもした。しかし、関係者は口ではいつか曽さんを解放するこを承諾したが、実は口先だけだった。

 4月28日、曽さんは岳陽市楼区裁判所で審判されたが、傍聴者は1人もいなかった。同裁判所は5月10日、曽さんに懲役5年の不当な判決を宣告した。いわゆる『判決書』の中に、曽さん本人も知らない偽の証拠が多く書かれていた。

 曽さんはこの判決を不服として上訴し、2人の人権弁護士に依頼して『刑事訴訟書』により、二審開廷審理を申請した。

 しかし、岳陽市中級裁判所は開廷せずに曽さんの上訴を却下し、原審を維持すると宣告して個人財産を没収した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/8/26/352986.html)
 
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