かつて懲役10年を受けた学習者に再び実刑判決
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 【明慧日本2016年12月7日】湖南省湘潭(しょうたん)市の法輪功学習者・劉春泉さん(64)はかつて、懲役10年の重刑を受けたが、今年8月に再度、懲役3年3カ月を宣告され、網嶺刑務所に拘禁された。

 劉さんは、法廷で「法輪功の教え『真・善・忍』に従って自分を律することは間違っていません。私は、人に良い人になるように教える法輪功を一生学び続けるつもりです。法輪功と法輪功の創始者が誹謗中傷を受けているため、事実を人々に伝え、法輪功の真相を知ってもらいたいのです。それは法輪功と法輪功の創始者の潔白を証明する唯一の方法だと思っています。もし、自由の身になれたら、同じことをやるつもりです」と話した。

 今年2月25日、劉さんは湘潭市石潭鎮で人々に法輪功の資料を配布したとき、石潭派出所の警官により連行され、県拘留所に拘禁されたあと、県留置場に移送された。2月29日、県国保大隊(法輪功迫害の実行機関)、610弁公室の警官は劉さんの家に不法に侵入し、法輪功の関連書籍・資料などを押収し、家族を脅した。

 家族は留置場へ行き、劉さんと面会しようとしたが、拒否されたという。

 劉さんは配管材料店を経営している。かつて、多種の病気を患っていた劉さんは1998年に法輪功を学び始め、知らないうちに病気が消えてしまい、店も繁盛した。

 しかし、1999年7.20から、中国共産党が法輪功迫害を開始した。法輪功を学んでいるとの理由で、劉さんはさまざまな迫害を受けてきた。

 2000年2月、劉さんは法輪功の無実を訴えるために北京へ行ったが、警官に湘潭市北京駐在所まで連行された。その後、警官は劉さんに手錠をかけたまま、湘潭市へ送還し、金塘湾留置場に30日間拘禁した。

 同年6月末、劉さんは再び北京へ行き、法輪功の真相を伝えたが、再度、湘潭市北京駐在所まで連行された。その後、湖南省610弁公室と湘潭市610弁公室の警官らは劉さんを殴打し、縄で縛って手錠をかけ、湘潭市に連れ戻した。

 2002年2月、法輪功の資料を作成したとの理由で、劉さんは国保大隊の警官らに連行され、家宅捜索を受けた。警官らは劉さんの家にある法輪功関連の書籍、パソコン、プリンタ、コピー機などを押収した。その後、劉さんは懲役10年の実刑判決を宣告され、刑務所に拘禁された。

 2003年、長沙刑務所に拘禁された劉さんは、受刑者服を着用せず、罪も認めず、警官の要求に従わなかったため「厳管隊」(いっそう厳しい迫害を加えるところ)に拘禁された。厳管隊で劉さんは、足が地面から離れた状態で吊るし上げられたため、余りの痛みに意識を失ってしまった。

 2004年末、長沙刑務所から赤山刑務所に移送された劉さんは、両腕を警官に縄できつく縛られたため、両腕が黒くなってしまった。また警官は、劉さんにスタンガンで電気ショックを加えたり、吊るし上げたりした。そのため、苦しめられた劉さんは断食をして迫害に抗議したが、毎日灌食され、寝るときも手錠をかけられた。

 2005年3月、劉さんは常徳武陵(じょうとくぶりょう)刑務所に移送された。警官は劉さんを「大」の字にして手錠で壁に固定し、罵ったり殴ったりを45日間続けた。そのため、劉さんは視力が急激に低下し、いろいろな病状が現れた。

 2012年2月9日、傷だらけの劉さんは満期日を迎え、解放されたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/11/19/337883.html )
 
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