ハルビン市双城区の学習者5人は不当に開廷される
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 【明慧日本2018年9月1日】黒竜江省ハルビン市双城区の法輪功学習者・王義紅さん、王暁慧さん、温双玲さん、韓恩桐さん、冉令軍さんの5人は2018年8月3日、ハルビン市道里区裁判所で不当に開廷された。

 当日午後、裁判所の外にはたくさんの人が集まってきた。裁判所の警官は裏門から5人の学習者をパトカーから法廷に連れてきた。5人は強制的に頭に黒い袋をかぶせられ、手かせと足かせを掛けられていた。裁判は午前10時ごろから始まり、11時過ぎに終わった。当日は判決を宣告しなかった。

 5人は2017年10月9日に同時に身柄を拘束された。当日、双城区において50人以上の学習者が不当に連行された。今回、警官らは江沢民を告訴したとの理由で連行し、また電話盗聴、監視などの手段で学習者たちを長期的に尾行していた。

 目撃者の情報によると、2017年10月8日、ハルビン市の関係者は双城区で法輪功学習者を連行した。翌日10月9日午前、双城区610弁公室および区公安局の警官らは、それぞれの学習者の自宅、職場や畑で作業している学習者の身柄を拘束した。

 王義紅さんは引っ越しして2カ月しか経っていなかった。区公安局の警官は王さんの引っ越し先の家に侵入し、王さんを連行した。王さんは区防疫センターに勤務し、10数年来、1人で2人の子供を育て、毎日苦しい日々を送っている。長女は高校1年生、長男(15)は知能障害があるため、喋ることが出来ない、2人にとって母親の存在が必要である。

 韓さん(56)は、区不動産管理会社でアルバイトをし、人助けが好きで、職場と家族から高い評価を得ている。当日朝7時ごろ、マンションから降りたところを見張っていた警官により身柄を拘束された。警官らは公安局巡査だと自称した。王さんと暁慧さんはある大型スーパーマーケットに勤め、午前中職場のエレベーター内で連行された。

 温さんは当日農村の姉の家へ行き、とうもろこしの収穫を手伝った。警官は最初に温さんの市内にある家に侵入し、その後、GPS追跡で温さんをみつけて身柄を拘束した。

 姜暁艶さんは実家を出て借家に住み始めて20日も経っていなかった。その家に外出先から戻ってわずか2時間後、警官に押し入られて手錠を掛けられ、身柄を拘束された。

 情報筋によると、警官は王さんが法輪功の資料を作成する中心人物だと判断し、ほかの4人と一緒のグループだとみなした。

 王義紅さん、王暁慧さん、温さんはハルビン鴨子圏留置場、韓さん、冉さんは区留置場に拘禁されている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/17/372557.html)
 
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