綏化市の法輪功学習者7人に不当判決
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 【明慧日本2019年6月21日】黒竜江省安達市裁判所は2019年5月24日、綏化市北林区の法輪功学習者・高錦淑さん、王芳さん、王福華さん、白霞さん、趙テイテイさん、楊伝厚さん、宋紅偉さんの7人に、次のような判決を言い渡した。楊さん、王芳さん、王福華さん、白さん、趙さんの5人には懲役2年、宋さんには懲役1年6カ月、高さんには懲役1年の不当な実刑判決を言い渡した。現在、7人はすでにこれを不服として、上へ控訴した。

 7人は法輪功の教えである「真・善・忍」に従い、周りからは善良な人として高い評価を得ている。しかし、良い行いをする法輪功の人達は表彰されるどころか、かえって、不当な判決を宣告された。

 2019年5月14日、安達市裁判所は再び綏化市北林区の法輪功学習者7人に対して、開廷した。裁判官の曲艶春、公訴人の趙新芳、李義正、ほかに審判員、陪審員、書記員の2人もいた。

 法律の面から言うと、法輪功を学ぶこと事態は何も悪いことではなく罪は全く無い。逆に、酷く法輪功学習者を迫害すること事態が罪である。そして、真実を知らない法曹機関の人員に江沢民集団に騙されず、目を覚ますようにと、学習者たちは弁護士を雇った。

 5月14日当日、弁護士6人が出席し、現在の中国の法律に基づいて学習者たちに対し、無罪であると弁護した。法律の面において、法廷にいるすべての人に何が合法なのか、何が違法なのかをはっきり説明した。弁護の内容は法輪功を学ぶことは中国では合法であること、「真・善・忍」に従いより良い人になることを目指すことも合法であり、法輪功学習者は社会の治安を一切乱しておらず、妨害していないし、国民にも全く危害を与えていない、それゆえ、法輪功を迫害することこそが大罪を犯すことで、有罪であると弁護して、証明した。裁判は朝の9時から夜の8時まで、11時間に及んだ。

 そして、中国の法律から見ても違法ではないし、世界の共通の価値観から見ても「真・善・忍」を修めることは間違っていない。家庭にも社会にも何の危害も与えていない法輪功が、上の命令に従う法曹機関の人員によって、不当な判決を宣告された。情報によると、判決の結果はすでに決められていたという。いわゆる裁判は見せかけの形だけのものに過ぎなかった。この件は黒竜江省公安庁の楊波、綏化市政治法律委員会が陰で指図していたという。

 5月24日、安達市裁判所は楊さんなど7人の法輪功学習者に判決を下した。楊さんなど5人には懲役2年、宋さんには懲役1年6カ月、高さんには懲役1年、その上、それぞれに罰金5000元(およそ8万円)を科すことが宣告された。

 高さんは綏化市教育学院民族教育の元副研究員で、現在は定年退職している。かつて多種の病気を患ったが、法輪功を学んでからすべての病気が完治した。高さんは10代の孤児を助けて、当時、地元の新聞にも掲載されたことがある。職場では「少数民族の省の社会科学優秀科学研究成果賞」を2回も獲得し、当時、その功績が朝鮮族黒竜江省新聞にも報じられた。

 王芳さんは綏化市尚志小学校の元教師であった。長年担任を務め、保護者からの金品を一切受け取らず、どうしてもその場で返却できない場合は、放課後に児童のカバンの中に戻したという。保護者と顔を合わせると、自分は法輪功を学んでいるので、「真・善・忍」に従い、報酬以外のものは一切受け取らないという強い信念を伝えた。その話を聞いた保護者達はみな感動したという。

 趙さんは綏化市博洋幼稚園の元教師である。純粋で心が優しく、熱心な指導で子供たちにとても人気があった。保護者からよくお金や化粧品などを渡されるが、趙さんは一度も受け取ったことがない。その場で返却できない場合には、翌日に同額のプレゼントを買って、子供に渡したり、クリスマスのプレゼントにしているという。園長と同僚にも信頼されている好人物である。

 高さんは2018年10月10日、蘭西県に行き、同月3日に蘭西県で不当に連行された楊さん、王芳さん、王福華さん、白さん、趙さんの5人に衣服を送った。しかしそのため、蘭西県国家安全保衛大隊(法輪功迫害の実行機関)に身柄を拘束された。その後、血圧は200mmHg以上に上り、何回か一時出所できた。2019年2月26日、安達裁判所は高さんに電話をかけ、起訴書を変えるようと伝えた。27日午前、高さんは裁判所についた途端に、安達留置場に連行された。高さんは懲役1年の実刑判決を宣告された。開始日は2018年10月10日から計算すべきだが、判決書には無理に2月27日から計算されていた。その理由は、一時出所の期間はカウントしないということだった。

 家族は5月27日に初めて一審の判決結果を知らされた。現在、学習者たちは控訴することに決めたという。しかし、家族が安達裁判所に控訴資料を提出する際に、裁判官は姿を現わさず、事務所もロックされていた。そこで、家族は別の部署の前で裁判官の部下を捕まえ、やっと資料を渡せたという。しかし、部下は資料を渡すが、他のことは何も知らないと述べた。一審の弁護士のうち3人は印鑑を押していないという理由で、資料の受理を拒否された。再審は綏化市中級人民裁判所に変更になった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/6/4/388262.html)
 
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