台湾法会|黙々と人を救う法を正す道
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文/台湾の大法弟子 

 【明慧日本2019年12月17日】

 師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは!

 私は高雄市から来ました。2004年に法を得て修煉するまでは、いろんなところにある寺院を訪ねては、仏像の絵画制作のボランティアをしていました。修煉とは何かも分からずに、ただ心の拠り所を求め、平和と健康を求めていれば目的を達成できると考えていました。しかし、それはかえって、人生への疑問を深めただけでした。そこから逃げるために結婚しましたが、産後にうつ病にかかり、健康状態はがた落ちになり、年中ひどい風邪を引いているように、関節は痛み、両足に力が入らない状態が続き、重い荷物を持つことさえできなくなり、階段を上るのも困難でした。医者もこの病状を解決できず、私は悲観的な気持ちで毎日を過ごしていました。

 ある時、私はテレビで法輪功が中国大陸で弾圧されている報道を目にしました。また、そこには修煉者たちに動作を教えている人が映っており、画面越しにも関わらず、私は寺院や佛堂にいても得られないほどの安らぎと穏やかさを感じて、とてもいい気持ちでした。そして、インタビューされた師父を見て、見覚えがある感じがして、法輪功のものを見つけるためにすぐさま本屋に駆け込みました。そして、3日間、夜の時間を使って『轉法輪』を読み終えました。私は本に書かれた一部のことを体験しました。私の身体は別の空間で大きな地震を経験したかのように、よくない部分が振り落とされ、速やかに回復しました。自分は修煉するために必要な真の経典を見つけたと分かりました。しかし、引き続きやってきた業の消去は激しく、私は心性を向上させることができなくなると、病院に行ってしまいました。病院に一歩、足を踏み入れると、強烈なめまいに襲われ、すぐに引き返しましたが、不思議なことに病院を出た途端に、身体にあった病業が一切なかったかのように消えました。それから、本に書かれた法理に従い、様々な関を乗り越えてきました。

 2006年、私はインターネットを使って法輪功の真相伝えを始めました。当時は自動のシステムを使用しましたが、9割以上の衆生から「もっと聞きたい…」、「これを理解できない…」、「脱退した後はどうなるの?」、「心の中で脱退したのですが…」等の質問に対して、もっとたくさん説明しなければ彼らは真相を理解できないと考え、中国共産党のデタラメな宣伝で惑わされた衆生の懸念を解いてあげなければ、彼らの未来が心配だと思いました。そこで、私はより細かいコミュニケーションをとって真相を伝えることにしました。それから、13年が経ちました。

 ネットで法輪功の真相を伝えるのは、まさに至るところにある真相を伝える小さな館です。室内にいるので、暑い時も雨の時も心配いりません。ツールを稼働させ、パソコンの前に座って、「大切な中国人」が現れるのを待つだけです。しかし、見た目では平凡であっても、終わる時にあらゆる感情がこみあげてくる時に、心性における試練はいい加減にできないからこそ、このプロジェクトは普通の仕事ではないことを知りました。

 中国人のネットユーザーは邪悪の制御下で、罵ったり、いやらしい言葉を発したりしてきます。結婚相手が欲しい人や通報する人、最も多いのが金銭を要求する人です。「金をくれれば、脱退してやる」と言う人もいました。のちに、内に向けて探してみたら、自分が利益への執着心を捨てていないことが分かりました。それを取り除いてから、このような衆生も少なくなりました。時々、真相の映画や動画を載せると人々はすぐに「いいね」をクリックしてくれたり、シェアしたりします。「演技がいいね、レベルが高い」とコメントする人もいました。映画の内容に対しての意見を出しませんが、これは衆生が救われるための大きな一歩だと思います。なぜなら、これまで通報すると私を脅してきたあるネットユーザーが、自ら共産党を脱退すると私に連絡して来たのです。また、「海外に行った時に見た」という人もおり、彼に「では、共産党を脱退しましたか?」と問いかけると、彼は「まだだよ。それじゃ、実名で脱退したい!」と言って来ました。偶然に衆生の実名と同じ仮名をつけたこともしばしばありました。無神論の中国人ネットユーザーでさえも不思議に思ったそうです。

 私は最初、色々な心性の試練で疲れてしまいましたが、その後、頭に浮かんできた師父の「慈悲は天地の春を溶かし、正念は世中の人を救う可し」[1] で、道が開かれたように感じ明るくなりました。自分自身に慈悲の心が足りないのではないか、様々な衆生を受け入れるためにもっと容量を大きくしなければ、正念は生まれないのではないか? と考えました。それを悟ったあと、衆生からの様々な反応はもはや私には何の影響もなくなりました。罵ったのは彼の恐怖心の現れであり、善の心に加えて関心を寄せてあげれば、その恐怖心を溶かすことができます。あざける人は、真相を知らないからそうしたのです。そのほかに、話す内容を熟知することがネットでの真相伝えの基本です。そうでなければ、1人が複数人に直面した際、混乱をきたしてしまい、挫折感を覚えてしまいます。まさに「職人が立派な仕事をしたいと思えば、まず道具を研ぐ」ことです。

 長期にわたってインターネットで真相を伝えるには、各種の妨害要素を取り除かなければなりません。ある時、自分をリラックスさせようと思って、常人のある面白いサイトを見ようとしましたが、どうしてもうまくできずに、結局、大法の関連サイトを開きました。すると師父の写真が突然現れました。師父が私を見守ってくださっているように感じました。そのあと、共産党を脱退するネットユーザーが次から次へと現れ、30分で8人を脱退させました。これは今までになかったことです。1人を脱退させるのに1、2カ月かかったこともあったのです。師父が私にもっとたくさんの人を救うように衆生を私のところに連れて来てくださったと分かりました。私は師父に対して感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 共産党によるネットサイトへの厳しい封鎖による妨害も大きく、これまでやってきたことが台無しになってしまったこともあります。しかしだからと言って、私の意志を揺るがすことはできませんでした。全てのプロジェクトにおいて乗り越えられない関があります。挫折はその過程であり結果ではありません。幸いにも私は皆さんと一緒に向上することができたので、この封鎖は私が関を乗り越えるように勢いと力をもたらしてくれたのです。封鎖された数はもはや数え切れません。初めの頃には自分のパソコンが攻撃されてスクリーンが真っ黒になったこともありました。しかし、「封鎖が止まらなかったとしても、人を救うことを私はやめない」というのが私の永遠の信念であり、正念で清め、内に向けて探すことは変わりません。旧勢力から人を救い出そうと、私は毎日時間を作ってマウスを手にパソコンを動かし、知らないうちにパソコンの前で寝てしまったこともあります。また、夜中まで相手と話したにも関わらず、翌日の朝になると、すっきりした状態で出勤しました。本当に不思議です。

 経済的な困難に陥ったこともありました。夫は長い間、賭博に夢中になり、苦労知らずだった私は膨大な負債を背負ってしまいました。当時の私はごく普通の主婦でしたが、夫は悪魔のようにしょっちゅうお金を要求しました。私は一家を養うために仕方なく、昼は代理の教師をし、夜と祝日には塾でバイトをしました。仕事に明け暮れる毎日が終わらないように感じた十数年間、何度も賭博場から夫を連れ帰ったこともありました。そして、ある時、この苦難が終了するというお告げの夢を見ました。その夢の中で、舞台にいる自分と2人の子どもは夫にひどく鞭打たれていました。そして、説明するための字幕があり「明日、旦那さんは肉団子スープをご馳走してくれる」と表示されていました。すると、翌日、夢で見たことが現実になりました。テーブルに夫が買って来た肉団子が置いてあったのです。この日から、夫は賭博をやめました。のちに、「肉団子の台湾語の発音は、まさに『打ち止め』だ」と悟りました。

 旧勢力による経済的な迫害に遭っても、私は三つのことを怠ったことはありません。2人の子どもも成長し大学生にり、家庭の状況も改善しました。負担は相変わらず重かったのですが、今ではそれを笑い飛ばすこともできるようになりました。当時、私がもし大法を修めなていなければ、プレッシャーに耐えられず、すでにダメになっていたに違いありません。一度、離婚を考えた私が『轉法輪』を開いたら、「離婚してはならない! 彼は遥か遠く高い天体から来た王だ! いくつかの前世から積み重ねた業が彼を惑わし遮ったのだ。修煉の立場から彼を見るべきだ」という師父の声が響きました。夫は法を得た生命であったが、途中で何らかの変化があり、大法弟子を迫害する者になったのです。ミラレパのように「悪業を積み重ねる一方で善果を結ぶ」[2] ことを悟りました。

 師父は「修煉の中で、皆さんは良いことに出会っても、よくないことに遭っても、全て良いことです。何故ならば、それらは皆さんが修煉しているからこそ、現れたことだからです」[3] とおっしゃいました。以前は、家族には救えない欠点があって仕方がないと思っていたのですが、今では、全ての生命が尊いと感じます。それらを大切にすべきだと考えを変えると、それらの反応もよくなり、まさに慈悲の力だと感じました。

 こんなこともありました。ある日の朝、私は目が覚めると同時に呼吸ができず、「難」が来たと感じました。目の前が真っ暗になり、心の中で「このまま逝ってしまってはならない。まだ多くの衆生を救っていないのだ!」と思いました。なんとかして、パソコンのところまでやってきました。一旦パソコンの前に座ると、何事もなかったかのように「難」を乗り越えられました。さっきまであった緊迫した経過を私ははっきり覚えています。修煉における難関はまさに幻像なのです。決して幻像を現実にさせてはなりません。

 人を救う時期は最後に来ており、神は全ての生命をみており、衆生は未来を選択しています。ある日、私はパソコンの前で朝食を摂っているとき、よく私をいじめるネットユーザーが現れました。彼は「あなた達は共産党を打倒するんだろう?」と言い出しました。私は「違います。我々は邪悪を暴露し、迫害を停止させるのです。今日、共産党がもし情報を封鎖していなければ、私もわざわざこのことをしません。あなたに平安と良い未来があるように希望しています」と返しました。すると、彼は「そうか。じゃ、僕が共産党を脱退するのを手伝ってくれ。あなた達を長い間観察したが、敬服するよ。身体を大事にしておくれ。僕はあなた達を取り締まる共産党員だ」と言いました。彼を脱退させた後、私は感慨深い涙を流しました。その夜、夢を見ました。人混みの世界にいて、至るところに水晶と宝石が飾ってあり、多くの人が私に道を譲り、歓迎してくれました。私は古代の服を身につけた3歳の子どもでした。人々は歓声の中ではしゃぐ私を抱きしめたりして、お祝い事のように賑わっていました。押し寄せる人々を眺める私は何の雑念もなく、全く自分には無関係のような感じでした……。

 あるとき、上司に神韻を紹介しました。彼は時間がないと言ったので、それから私も勧めることはしなかったのです。ある晩、夢を見ました。上司に渡された給料袋の表に「一度の過ちが永遠の後悔をもたらす」と書かれていました。目が覚めたあと、その下の句は「振り返ってみると、あなたの人生は全て過ぎ去ってしまった」ではないかと思いました。機会をしっかり掴まえて縁のある人を救うべきだと思いました。上司に私の夢を話し、神韻を観るように勧めました。当時、上司は静脈瘤の手術で癒着が生じたため一生、車椅子を使うことになっていました。神韻を鑑賞してから、しばらくして病院でレントゲン検査をしたら、なんと癒着はなくなっていたのです。医師は「医学上における奇跡だ」と話しました。あとで上司は、神韻を見ている時に自分が救われたと分かったと明かしてくれました。

 一度、坐禅をしている時に数階建ての建物の高さがある津波が私に向かって進んでくるのが見えました。左右にそれぞれ長い列の人が立っていました。津波は我々に勢いよく襲ってきたのですが、我々の上にきた時、透明な何もない波に変わって、す~っと通り過ぎました。人々は歓声をあげて、救われたと喜びました!

 我々は大法を得るために、生々世々の苦しみに耐えてきたので、中途半端にしてはなりません。師父は「多くの衆生が救い済度されることを待っており、真相を伝えなくて良いのですか?! 私まで皆さんを手伝っています! 常人を救うことは本来、皆さんの仕事です。私は皆さんを救い、皆さんが常人を救うのですが、今は私まで皆さんを手伝っています。人を救うことをやめたらあなたはまだ大法弟子ですか?最後に最後に清算するとき、あなたはどのように判断されますか? そのとき、泣いても仕方がないのです」[4]

 最後になればなるほど精進しましょう! 皆さんに次の経文をもって共に精進したいと思います。「名利情を修し去り、圓満して蒼穹に上る、慈悲をもって世界を見れば、今し方迷いの中から醒める」(『洪吟』「功成って圓満する」)。足りないところがありましたら、ぜひご指摘ください。 

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「法正乾坤」
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「大法とは圓溶しているものである」
 [3] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』
「シカゴ法会」
 [4] 李洪志師父経文:『2019年ニューヨーク法会での説法』

 (2019台湾法会の発表文章)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2019/12/1/396250.html)
 
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