2020年1月~2月に51人の法輪功学習者に不当判決
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 【明慧日本2020年4月19日】(中国=明慧記者)明慧ネットの統計資料によると、1月から2月までの間に51人(1月36人、2月15人)の法輪功学習者が不当な判決を宣告され、11人が懲役7年以上の重刑を宣告された。このような不当な判決は15地区に及んでいる。

图1:2020年2月法轮功学员遭中共非法判刑人数按刑期分布

図1、2020年2月、実刑判決を受けた学習者の刑期における人数の分布

表1、2020年2月、実刑判決を受けた学習者の刑期とその人数

    刑       期    

 人 数 

1年以下

1

1~2年

5

2~3年

2

3~4年

1

7~8年

2

8~9年

3

9~10年

1

 一、2020年2月、15人の法輪功学習者が不当判決される

表2、2020年2月に判決を受けた法輪功学習者の地域別分布表

 区         域

判決を宣告された人数

順 位

河  北  省

5

1

吉  林  省

3

2

山  東  省

3

2

天  津  市

2

3

遼  寧  省

1

4

上  海  市

1

4

2020年2月、15人の学習者が不当な判決を宣告された

 

表3、2020年2月、7都市で判決を宣告された学習者の人数統計表

   都      市   

判決を宣告された人数

保 定 市

3

公 主 嶺

3

滄 州 市

2

遼 陽 市

1

棗 庄 市

1

德 州 市

1

臨 沂 市

1

 

 迫害の実例

 ◇河北省宝定市の3人の法輪功学習者が懲役8年以上の実刑

 河北省宝定市の法輪功学習者・韓俊徳さん(73)が懲役8年6カ月、李艶秋さん(68)と孫麗英(42)さんが懲役8年の実刑判決を言い渡されたことが、2020年2月26日になって家族には分かった。

 韓俊徳さんは宝定市高開区に住んでいる。法輪功を学ぶ前に、韓さんは胃の病気と十二指腸潰瘍を患ったため、手術を受けて胃の5分の4を切除した。そのため、韓さんは少量の食事しか摂れず、1日に何度も食事をしなければならなくなった。医師は何度もタバコと酒をやめるように言っていたが、やめられなかった。法輪功を学んで、真・善・忍に従い、喫煙や飲酒、麻雀などの悪い習慣を止めると、以前から患っていた病気も完治した。しかし、真・善・忍を堅持し続けたことが原因で、韓さんは十数年来何度も拘禁され、酷い迫害を受けた。

 2019年8月30日午前、警官はある借家で韓さん、李さん、孫さんの3人を連行し、ひょうたんの工芸品を作る機械や「真・善・忍」を彫刻してあるひょうたんを押収した。

 2019年12月24日、保定市高陽県裁判所で3人の学習者に対する裁判が行なわれた。

 弁護士は検察官に証拠を提示するようにと求めたところ、検察官は「真・善・忍」を彫刻してあるひょうたんを持って来た。弁護士は「このような美しいもの、誠実、善良、譲り合いの普遍的な価値観を伝えているもので、人々はこれを手にして読めば、これを行動の基準としどんなに良いことか、ますます高尚な人間になるのではないか、これは人のために良いことをしているのではないのか、どうして、これらが犯罪の「証拠」になるのか?」と答弁すると、裁判官と検察官は気まずい表情を浮かべた。

 2000年2月26日午後、高陽裁判所の関係者は孫さんの母親に電話し、「判決文を自宅に郵送した」と告げ、その後、孫さんの弁護士にも電話をかけた。そして、韓さんは懲役8年6カ月、李さんと孫さんは懲役8年の実刑判決を言い渡されたことが分かった。

 ◇天津市の李景忠さん、董樹香さんに懲役9年と懲役7年の実刑

 明慧ネット2020年2月9日の報道によると、天津市寧河区の法輪功学習者・李景忠さん(57)、董樹香さん(57)夫婦は、寧河区裁判所に懲役9年と懲役7年の実刑判決を宣告された。

 李景忠さんはタクシーの運転手である。2018年8月24日午後、数人の警官らがタクシー乗り場で李景忠さんを連行し、その後、家宅捜索を行ない、そして、妻の董樹香さんを連行した。

 李景忠さんと董樹香さんは1997年に法輪を学び始め、真・善・忍に従って良い人になるように努力し、心身ともに健康になった。しかし、1999年7.20から江沢民は法輪功への残酷な迫害を発動した。それ以降、夫婦2人は何度も連行され、不当な家宅捜索を受けた。

 2015年6月、李景忠さんと董樹香さんを含めて、寧河区の三十数人の法輪功学習者が最高検察庁に、江沢民を告訴する刑事告訴状を各自で郵送した。告訴状の中で学習者たちは、法輪功を学んで受益した体験や、江沢民が法輪功を弾圧するために打ち出した「絶滅させる」、「その名誉をおとしめ、その経済を破綻させ、その肉体を消滅させる」、「打ち殺しても責任を負わず、自殺とみなす」という残酷な政策の下で、精神的にも肉体的にも極めて負担の大きな残忍な迫害を受け続けた事実を述べた。2015年7月、現地の警官らは各種の手段を用いて、例えば道を尋ねる方法や、困っているふりをして助けてほしいと罠をかけ、法輪功学習者をおびき出したり、あるいは待ち伏せをしたり、尾行をしたりして、学習者を連行した。

 2018年8月24日、李景忠さんはタクシー乗り場で数人の警官らにより連行された。妻の董樹香さんは自宅で警官らに連行され、家宅捜索を受けた。また、前日の8月23日に寧河区裁判所は、橋北鎮の法輪功学習者・李孟順さん、裴淑紅さん、楊桂栄さん、趙秀芳さんの4人に対して裁判を行なった。

 李景忠さん夫婦は、現在、寧河区留置場に拘禁されている。判決を下された具体的な状況は、調査する必要がある。

 ◇河北省滄州市の龐慧霞さん、張振偉さん夫婦に懲役7年の実刑

 河北省滄州市の法輪功学習者・龐慧霞さん、張振偉さん夫婦は2020年2月11日、滄州市運河区裁判所により判決を宣告された。龐さんは懲役7年と罰金2万元(およそ30万4000円)、張さんは懲役1年、執行猶予2年と罰金5000元(およそ7万6000円)の判決を言い渡され後、この判決を不服として、滄州市中級裁判所に控訴した。

 龐さんはすでに滄州市留置場に1年間拘禁され、現在も引き続き拘禁されている。この迫害で龐さん夫婦や家族にも多くの苦難をもたらし、挽回ができないほどの損失をこうむった。

 龐さんは1998年5月から法輪功を学び始めた。そのおかげで、患っていた奇病が全て消えた。張さんはかつて重い滑膜炎を患い、両足の膝が大きく腫れ上がり、治療の際に、数回も膿と血の混じった体液を抽出しなければならなかった。病気のせいで、張さんは短気な性格に変わった。しかし2011年、張さんは法輪功を学び始め、しばらくして滑膜炎が完治した。龐さんは農業を営んでいるが、暇の時期には市場で生活雑貨を販売して、生活を維持していた。

 2019年2月22日、龐さんは滄県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らに滄州市留置場に連行された。その後夫婦は前後して、検察庁に逮捕状を発布された。同年4月17日、張さんは釈放されて帰宅した。 

 2019年12月27日、夫婦ともに運河区裁判所に不当に開廷された。龐さんの弁護士は法律に基づいて、龐さんの無罪を主張した。裁判官は、国内安全保衛部門の警官が、龐さんさんの家から押収した1000冊の『共産主義の最終目的』を法輪功の書籍としてみなし、いわゆる重要な「証拠」として取り扱い、龐さんに罪を被せた。

 そして、龐さんは懲役7年の実刑判決を下された。龐さんに対する判決は滄州市地区で2013年に、法輪功学習者・曹淑蘭さんが懲役7年の実刑判決を受けてから、実に、2例目の重い判決となった。運河区裁判所は滄州市政治法律委員会と610弁公室に操られており、完全に公正な審判の権限を失っていた。

 龐さん夫婦は、法律の実施を破壊する行為を何一つもしていなかった。それにもかかわらず、運河区裁判所が最高裁判所と最高検察庁が法律に対する解釈を根拠にして、法輪功学習者に罪を負わせようとしている。

 二、2020年2月、3人に逮捕令状が発付され、20人が提訴される

表4、2020年2月、逮捕令状が発付された法輪功学習者の地域別分布表

区         域

逮捕令状が交付された人数

遼 寧 省

1

山 東 省

1

吉 林 省

1

2020年2月、3人の学習者に逮捕令状が発付された

表5、2020年2月、3都市で逮捕令状が発付された学習者の人数統計表

   都      市   

逮捕令状が発付された人数

朝 陽 市

1

青 島 市

1

白 城 市

1

表6、2020年2月、裁判所や検察庁に提訴された学習者の地域別分布表

区         域

裁判所や検察庁に提訴された人数

遼 寧 省

7

山 東 省

5

河 北 省

3

重 慶 市

2

内モンゴル

2

広 東 省

1

2020年2月、20人の学習者が裁判所や検察庁に提訴された

表7、2020年2月、各都市で裁判所や検察庁に提訴された学習者の人数統計表

   都     市   

裁判所や検察庁に提訴された人数

済 南 市

4

石 家 庄

3

大 連 市

3

瀋 陽 市

2

赤 峰 市

2

雲 浮 市

1

朝 陽 市

1

丹 東 市

1

潍 坊 市

1

 迫害の実例

 ◇山東省青島市の法輪功学習者・趙仁霞さんは逮捕令状を発付される

 山東省青島市黄島検察庁は2000年2月14日、法輪功学習者・趙仁霞さんに対して逮捕令状を発付した。 趙仁霞さんは今なお青島市浦東留置場に拘禁されている。

 趙仁霞さんと夫の邢子剛さんは2020年1月6日午前、青島開発区公安局の霊珠山派出所の警官らにより自宅から連行された。趙仁霞さんは2日間連続して召喚された後、1月8日に青島市浦東留置場に拘禁された。

 邢子剛さんは4日間連続して召喚され、2020年1月9日の正午に自宅に戻されたが、期間中、約5時間にわたって両手を反らして手錠をかけられ、2017年6月6日に押収された法輪功の資料と機械の出所について、自白を強いられた。

 三、案件を差し戻す

 明慧ネットの統計資料によると、2020年2月、検察庁と裁判所は法輪功学習者の11人に対して案件を差し戻したことが分かった。

表8、2020年2月、検察庁、裁判所より案件を差し戻された学習者の地域別分布表

区        域

検察庁、裁判所より案件を差し戻された人数

山 東 省

8

遼 寧 省

1

四 川 省

1

天 津 市

1

2020年2月、11人の学習者の案件が差し戻された

表9、2020年2月、各都市で検察庁、裁判所より案件を差し戻された学習者の人数統計表

   都     市   

検察庁、裁判所より案件を差し戻された人数

青 島 市

6

菏 澤 市

2

大 連 市

1

成 都 市

1

 案件を差し戻された実例

 ◇山東省菏沢市の王翠英さん、趙愛真さんの案件が差し戻される

 2020年1月15日に開廷された菏沢市武丹区の王翠英さんと趙愛真さんを罪に陥れたこの案件は、証拠が不十分のため、鄄城県裁判所から検察庁に差し戻され、補足調査をするようにと命じた。現在、王翠英さんと趙愛真さんは、菏沢市留置場に拘禁されており、ウイルス感染が拡散しているため、留置場はすでに封鎖され、感染が収まるまで一切の面会が出来ないという。

 ◇天津市の王淑敏さんは、二度もこの案件を差し戻されたにも関わらず、拘禁中である

 天津市寧河区の法輪功学習者・王淑敏さんは、寧河留置場で拘禁されて、すでに10カ月以上が経過した。期間中、裁判所は二度もこの案件を差し戻したが、公安局は依然として王さんを解放していない。旧正月の前に、弁護士は関係部門を訪ねたが、応じてくれなかった。現在、王さんの状況が分からないままだ。

 ◇展中香さん、周玉香さん、周君さんの案件は平度公安局に差し戻される

 山東省青島市平度の法輪功学習者・展中香さん(56)は、2019年9月24日、友人の周君さん、周玉香さん達と一緒に仁兆派出所の警官により連行され、現在まで拘禁されたままでいる。

 2020年2月9日、家族は3人の案件が黄島検察庁より証拠が不十分なため、すでに平度公安局に差し戻されたことが分かった。

 四、経済による迫害

表10、2020年2月、裁判所が科した罰金の金額明細表

 名  前 

裁判所

弁護状況

刑期

裁判所罰金(元)

张振伟

河北省

滄州市

運河区裁判所

 

懲役1年執行猶予2年

5000

庞慧霞

河北省

滄州市

運河区裁判所

無罪弁護した

懲役7年

2万

 付録:ダウンロード(中国語)ダウンロード(51.3KB)

 2020年逮捕令状が発付された人数統計表

 2020年不当な判決を宣告された人数統計表

 2020年裁判所や検察庁に提訴された人数統計表

 2020年案件を差し戻された人数統計表

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/3/9/402164.html)
 
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