電話チームで師父の按排された道を歩む
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文/オーストラリアの新しい大法弟子

 【明慧日本2020年9月16日】

 尊敬する師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 私は法輪大法を修煉して3年近くになります。修煉する前の忙しくても空虚な日々と比べると、この3年はとてもシンプルですが、充実しています。これは師父の按排であり、私は何より大切にしたいと思います。

 今年の初め、中共ウイルス(武漢肺炎)が突然発生し、その後爆発的に世界中に拡散しました。私は同修の皆と「速く中国の市民に電話をかけ、法輪功の迫害の実態を伝えて人々を救わなければならない!」と思いました。

 どうすれば電話チームに参加できるかと悩んでいた3月中頃、神韻の公演を観に行った時に、偶然にも電話チームのある同修に出会い、紹介してあげると言ってくれました。

 先ずチームの認証を得てから、これは専門的に中国の公安、検察、裁判所に向けて電話を通じて迫害された同修を救援するチームであることが分かりました。私は今までに中国の実家で、一般の市民に迫害の真実を伝え三退を促したことがありますが、これらの司法部門の「役人」と接したこともなく自信がありませんでした。それを知った同修は、私に「救援の電話チームで相手を三退させることは難しいのですが、我々の電話で直接、公安、検察、裁判所の人に大法の迫害の真実を伝えれば、迫害されている同修を救い出して、より多くの人々を救い済度することにつながります。電話をかける過程で、自分のいろいろな執着心が現れてくるので、それらを取り除くこともできるのです」と言いました。電話の内容についてはほかの同修が書いたものがあり、それを私に教えてあげると勇気づけてくれました。

 最初に電話をかけた時は、とても不安で緊張のあまり上手くできませんでした。私はほかの同修たちの体験談を聞いて参考にすることにしました。ある同修は「電話をかけた時に、相手から罵られたりすることもよくありますが、それはわれわれに恐怖心があるか、あるいはメンツを守る心があるからです。ある時、私は上海市のある派出所に電話をかけましたが、電話に出たのは指導員でした。その人の態度はとても悪く、『ここはどこだか分かっているのか? 不敵なやつだ!』と大声で脅しました。私は自分が怯えていると分かり、「師父は私を励ましてくださっている! すべての執着心を取り除こう、どこまで取り除けるか見てみよう」と自分に言い聞かせました。

 救援チームに参加してからは、毎日、午前中は同修たちと一緒に学法をして、夜は一緒に法を暗唱します。救援の電話番号を受け取る前は一緒に発正念をして、電話をかけた後でも随時に情報を共有し心得などを交流します。最初の頃は、ついていけないように感じて焦ってしまったり、子どもたちを見る時間もないと悩みました。でも、同修たちは十数年も続けてきているのです。そのような状態が数週間も続きました。師父は「新しい学習者が多い地区は必ず法の勉強を重視し、法を多く勉強するようにしてください。修煉と同時に、集団活動に多く参加させ、彼らが追いつくように導き、徐々に彼らは分かるようになります。放っておくと、本人が精進の重要性を分からず、ますます自分を緩めてしまいます。本当の修煉者になれない可能性さえあります。必ず常に引っ張ってあげてください」[1]と仰っています。新しい学習者である私にとって、救援の電話チームに参加できたことは、どれほど大事なことなのか分かりました。

 私は基本的な大法の迫害の実態を学び、電話をかける時は話し始める方法を把握した上で、6月以降からは落ち着いて電話をかけることが出来るようになりました。この過程で、私は続けて正念を持つことはとても重要であると分かりました。

 印象に残る事が2件あります。

 1件目は、黒龍江省の大法弟子である女性教師は、長期間刑務所に監禁されて残酷な迫害を受けた結果、現在は重病で命の危機にさらされています。私は相次ぎ現地の政法委員会、「610弁公室」、それに公安局の責任者ら7人に何度も電話をかけましたが、6人は電話に出ませんでした。私は「この人たちはたくさんの悪事をしたため、きっと多くの大法弟子たちから電話がかかってきているので、よその地域の電話番号を見ると出るはずがない」と思いましたが、ふと、この一念は正念ではないと気づき、直ぐに正しました。すると、最後の1人の公安局長が電話に出ました。

 私は電話で「○○局長ですか? 今は6月なのに新疆では雪が降り、南の三峡地域では大洪水で氾濫したり、北京では疫情勢が再び蔓延し始めています。中国に現れたすべての災害は天罰です。局長さんは立派な人だと信じます。中国共産党(以下、中共)が今までやったことについて、私よりずっと分かっておられると思います。特にこの20年余りの法輪功学習者に対する残酷な迫害は、昔ローマ帝国がキリスト教徒を迫害した歴史を繰り返しているかのようです。局長さんは地方を治める長として、あなたの一念は人々にどんなに重要な結果をもたらすでしょう! 中共の邪悪な組織から脱退し、心から懺悔することで、災難から身を守ることができます。私が手伝いますので脱退しましょう」と言いました。その局長は「はい」と返事をしてくれました。私は「公安、検察、裁判所の人員は本名で脱退しなければなりません。局長さんのお名前を知っていますので、その名前でよろしいでしょうか?」と聞くと、「そうしてください。ありがとう!」と答えてくれました。

 まさか3分36秒で、公安局長を救うことが出来たのです。この電話を通して、私はよくない一念を正すことの大切さが分かりました。

 2件目は、某市のある法輪大法の学習者は、十数年の間に何度も無実の罪で起訴されました。私は迫害に参与した検察院の責任者と、担当者に電話をかけて迫害の実態を伝えようと決めました。私は「追跡国際」と、明慧ネットからこの事案について内容を把握し、相手の電話番号も分かりました。この検察院は非常に邪悪で、中共に模範検察院と認定されており、中の人員は中共に徹底的に洗脳されています。電話は繋がりましたが、「法輪功」と聞くだけで直ぐに切ってしまいました。午前中に何度も電話をかけましたが、皆1分足らずで切られてしまいました。私は雑念を排除して、できるだけその人達に迫害の真実を伝えようと思いました。

 午後、私は続けて電話をかけました。その中で、ある人は午前に13秒聞き、午後には1分未満、1分、11分と21分、計4回で30分以上も聞いたことになります。聞くだけで何も言いませんでしたが、私は相手がますます真剣に聞いているとわかりました。

 私は電話でその人に、「今年の7.20に、世界30の国々の600人以上の政界の要人たちは、中共に向けて、法輪功への迫害を直ちに停止するように呼びかけました。また、中共の隠ぺいによって中共ウイルス(武漢肺炎)が世界中に蔓延した事実から、中共の邪悪な本質を見極め、アメリカも正義の力と連合して中共を包囲討伐しています。中共の9200万の党員にも影響が出ます。現在、法輪大法は世界中で広まっており、中国には五千年の神伝文化があります。しかし、マルクス主義は無神論で人類に害をもたらし、71年の中共の暴政で、8千万人以上の中国人が殺害されました。現在、法輪大法の学習者はすでに世界33カ国と地域の50以上の法廷で、法輪功への迫害を引き起こした江沢民に集団絶滅罪と拷問罪で起訴しています。それはナチスドイツと同じ罪名であり、古代ローマのキリスト教徒に対する迫害の歴史の繰り返しです」と言いました。私はその人に、絶対に法輪功への迫害に参与してはならない、「三退」をすることの重要性、また「心からの九文字」を唱えると命が守られることを伝えました。それから、「追跡国際」の電話番号を教えました。いまだに懺悔せず、法輪功学習者を迫害した悪人を通報することで自らの過ちや罪を償い、それこそ未来があると伝えました。

 最後に、自分も「天安門焼身自殺」の偽りの宣伝に騙されましたが、3年前に法輪大法は佛家の高徳大法であることを知り、家族全員が大法の修煉に入り、大法の素晴らしさを体験したと伝えました。そして「今、私は自費で中国の人々に電話をかけて、大法の迫害の真実を伝えています。私はより多くの人々に、『善には善の報いがあり、悪には悪の報いがある』という天理を知ってもらい、大法の迫害の真実を知ることで救い済度され、自分のために明るい未来を選択するように願っています」と伝えました。

 救援の電話チームに参加してから3カ月が過ぎました。この修煉の過程で、同修たちの助けと指導のお陰で、少しずつ自信を取り戻しました。今は、私が毎日救援の電話をかける時は、以前私が会社を経営していた時と同じように真剣です。夫も子どもたちも私の修煉を支持しています。子どもたちが学校から帰って来ると、いつも私に「今日は何回電話を掛けたの? 三退した人はいたの?」と聞きます。子どもたちの進歩を見て、電話チームに参加したばかりの当時は子どもを見る時間がなくなると心配しましたが、それは自分の人心を放下しなかったと分かりました。師父の按排で、私は毎日のように自分の執着心を見極め、向上することが出来ました。心から師父に感謝いたします。これからも修煉の機縁を大切にして、チームの同修と一緒に努力し、より多くの人々を救い済度し、悔いなく、師父の按排された修煉の道を最後まで歩んで行きます!

 師父、ありがとうございます。

 同修の皆さん、ありがとうございます。

 新しい大法弟子なので、適当でないところがあれば、同修の指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『二〇一四年サンフランシスコ法会での説法』

 (2020年電話チームのネット法会の原稿より)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/3/411281.html)
 
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