電話で・観光地で 真相を伝えて悟ったこと
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文/マレーシアの大法弟子

 【明慧日本2014年3月7日】「先生、私は昨日転んだのですが、手も足も大丈夫でした。どうしてだか分かりますか?」。私は頭を上げて見ました。目の前の生徒は続けて言いました。「昨日、ずっと『法輪大法は素晴らしい』『真・善・忍は素晴らしい』と念じていたからです」。もう一人の生徒がそれを聞いて、「私も覚えています。私はまた周りの友達にも教えて、みんな『法輪大法は素晴らしい』と信じています」と言いました。1年生から6年生まで、生徒はみんな法輪功が素晴らしいものだと知っており、伝統文化や因果応報の物語が大好きで、私は生徒達から引っ張リダコの状態でクラスの授業をしています。私は最も人気のある先生になりました。

 時に校長先生はほかの先生に、私の教師としての手腕が確かなので私に学ぶようにと言います。実は、全て大法の力だと分かっています。先生達は普段一番いたずらな男の子を指導しにくいと思っていますが、私のクラスでは、この子は話し好きなだけで、いたずらをしません。特に、彼は「僕は妹に『法輪大法は素晴らしい』と覚えたら、地獄に落ちないと教えたよ」と言いました。子供達はみんな自分のクラスで私が授業をすることを望んでおり、子供達のはっきり分かっている一面が真相を聞きたいと望んでいるのです。それは師父の慈悲なる按排であることを私は知っています。

 1995年、私は家族と一緒に法輪大法の修煉を始めましたが、当時は8、9歳でまだ幼く、法を深く学んでいませんでした。大法が中共(中国共産党)により弾圧された後、修煉しませんでしたが、師父のご加護の下で、2008年から再び修煉し始めました。この6年間、師父の慈悲の下、一歩一歩導いてくださり、「大法弟子」という最高の栄誉をいただききました。

 電話で真相を伝えて悟ったこと

 私は落ちこぼれの弟子ですが、師父の慈悲なるご加護を深く感じています。師父は私のために良い修煉環境を提供してくださいました。毎日の仕事量を少なくして、大量の時間で法を実証することができます。真相を伝える電話をかけ始めて間もなく2年になります。1年目は電話をかなり多くかけましたが、心性の修煉は僅かでした。2年目は法理に基づいて修め、心性の向上はかなり順調でした。師父に感謝しています。私は電話チームに入ってから、皆と一緒に精進して、毎日とても充実しています。よく修めている同修に比べて、自分の不足なところがまだまだ多くあります。

 電話をかける過程では、私心を徐々に取り除き、名利心・劣等感・無責任・疑心などの人心を取り除きます。心を修めることが第一で、人心を取り除いて、はじめて衆生を救い済度することができます。世間での表れとしては、電話の向こうの相手があの15分間で生命が昇華して、幸せになります。私は罵る衆生に対して心は動じませんが、しかし、相手が騒音を流したり、聞くに堪えない話をしたりすると、その時、私の声は大きくなって、勢いで相手を圧倒することもありました。後で、罵っているのは彼ではなく、人の分かっている一面が真相を聞きたいのだと悟りました。

 ある日の電話で、とても無頓着な人に出会いました。私が6分間話していても、彼はほかの人と喋ったり、笑ったりして、私をいい加減にあしらっていることは明らかでした。私は怒らないで、電話を切られても、切られてまたかけました。師父の法を思い出しました。「もしこのような人が消滅されたら、皆さん考えてみてください、彼自身が消滅されるだけではなく、消滅されるのは一つの厖大な天体です」[1]。私は彼が憐れで、彼に言いました。「あなたが最後まで笑っていられるよう望んでいます。王立軍や薄熙来のように共産党の道連れにならないでください。すでに真相を伝えましたが、あなたが聞いて、自分に責任を持つかどうか、ただあなたの一念だけです。私達法輪功修煉者は電話をして、あなたが自分自身で退路を残すよう望んでいます。よく考えてください」。彼は黙って3分間聞いていました。

 面と向かって真相を伝える

 マレーシアは中共の悪い影響を比較的強く受けており、観光地で観光客が法輪功の資料を受け取ろうとしても、ガイドは「だめ、だめ!」と大声で制止します。観光客は資料を私に返して、中には罵しる人もいました。私に様々な人心が噴き出してきました。電話をかけた時、罵しる警官に対して、心が動じることはありませんでしたが、面と向かった相手の罵りや観光客の一挙一動、目つきはすべて私の人心を直撃しました。

 帰宅して心を静めて法を学んでいると、師父は一層一層の法理を明らかに説いてくださいました。「皆さんもご存じのように、羅漢の次元に達すると、どんなことに遭遇しても心にかけず、常人の中のどんなことも全然気にとめず、常ににこにこしています。どんなに大きな損をしてもにこにこして平然と笑っています」[2]「一つの心も動じなければ、すべての動きを制することができるのです」[3]。衆生とガイドは真相を知らないので、良くない振る舞いがあり、同修はそれを指摘し、衆生の誤りを解いてこそ、衆生を救い済度することができるのです。

 翌日、私は観光地で丁寧にガイドに挨拶しました。車中の中国人観光客は誰も資料を受け取りません。そこで、私はパネルを持ち上げましたが、誰も見ませんでした。観光客の1人が「お前は中国人か?」とあざけりましたが、私は心が動ずることなく、人々に言いました。「私は中国人です。共産党こそ中国人ではなく、中国に来て僅か60年余りで、中国の5千年の文明の歴史を代表することはできません。共産党は西から来た幽霊です」。その人はそれを聞いてすぐに逃げて行きました。

 次に、私は車中のガイドに丁寧に言いました。「ガイドさん、私の同胞に真相を伝えるチャンスをくださって、誠にありがとうございます。中国ではネットが封鎖されていて、真相を見ることができません。共産党は偽りの天安門焼身自殺事件をでっちあげて、善良な中国人に佛法を敵視させました。人は善悪を自ら選択しなければならないので、ここで真相を伝えます。あなたの今日の善行には善の報いがあります」。ガイドは頷いて、車の中の皆も私の話を聞きました。私がパネルを持ち上げると、車中の観光客はみなそれを見にきました。

 その時期、私は時間があると学法をして、自分を充実させました。バスの観光ツアーが来ない間、私は日陰の涼しい所で『洪吟』を暗唱します真昼の太陽の真下でも風は涼しくてさわやかに感じます。面と向かって真相を伝える時、相手に好い念を発して、くれぐれも慈悲の心を保たなければならないと気が付きました。私はまだ完全にできていませんが、ずっと努力していきます。

 新ためて修煉の日々に戻り、師父は私に多くのものを授けてくださいました。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『北米での巡回説法』
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [3] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「最後の執着を取り除こう」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/2/25/288040.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/3/5/145692.html)
 
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