真夜中の電話 「人を救うのか、またはダメにするのか!」
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文/飛翔

 【明慧日本2016年2月23日】数日前、私は師父の評注文章『人を救っているのに人の反感を買っている』を拝読し、深い感銘を受けました。中国の大法弟子は中国共産党の党文化の影響を受け、無意識のうちに党文化による正しくない言動をしてしまいます。他人のことを考慮せず、完全に自分の立場で物事を考え、これは各方面において現われています。良いことをする時でさえも雑多な私的要素が無意識のうちに含まれています。過激で極端に物事を考えたり、理性的で客観的な分析や判断が欠けていたり、そのために行っていることに深刻な悪影響を及ぼし、場合によっては、衆生を救うことに挽回できない巨大な損失をもたらします。これらの問題は海外にいる大法弟子に際立って現れているだけでなく、中国国内の大法弟子にもとても強く現れています。

 ある日、私は久しぶりに以前の同僚に出会いました。私達は嬉しくなり、すぐに世間話をし始めました。彼女に法輪功が迫害されている真相を伝えると途端に、嫌な表情を見せ、興奮し、バスの中で私に向かって叫び始めました・・・。私は彼女の話を聞いて驚いてしまいました。彼女は次のようなことを話しました。

 同僚の話。「夫は地方の建築現場の監督で、めったに家に帰って来ません。子供も地方の学校に通っており、私は一人暮らしです。もともと私は恐怖症で、いつも心細い思いをしています。突然、真夜中に携帯電話が何回も鳴り出します。全て法輪功の人からです。そのせいで十分な睡眠がとれません。昼間は仕事で疲れ、通勤バスで1時間もかけてやっと帰宅しても、晩はまたうまく休むことができません。もともと私は法輪功に良い印象を持っていました。何かがあればすぐにお知らせしましたが、今後は何かがあればすぐに警察に通報しますよ」

 私は彼女の怒りを鎮めようと「まずは落ち着いて、話を聞いて下さい。彼女達は夜中に電話を掛けてきたのですが、悪意はなく、すべて善意からで、ただ少しでも早くあなたに真相を伝え、間もなくやって来る大災難から免れてほしいと思っただけですよ」と言いました。彼女は「それでも時間帯を考えて下さいよ! あなた達のせいで神経がやられてしまいましたよ」と言いました。私は「それはごく僅かの人であり、大多数は良い人ではありませんか」と言いました。その時、彼女の怒りはだいぶ和らいだように見えました。ちょうど下車する停留所に到着したので、私はバスを降りました。

 この件について、私は元の会社の同修達と交流し、彼女の誤解が解けるようにもう少し話し合ってほしいとお願いしました。彼女が大法に反対する立場にいってしまえば、私達は衆生を救うどころか、かえって衆生を地獄に押し込んでしまうことになりかねません。それなら、これは誰の罪になりますか? 衆生は救われるためにこの世に来ており、救われる生命の背後にはまたすべて互いに関連した巨大な天体があります。1人の生命をダメにしてしまえば、無量の衆生をダメにしてしまうことを意味します!

 私達は宇宙大法によって造られた生命であり、他人を優先し、衆生を救うことを目的としているため、必ず衆生の心境を考慮しなければなりません。私達は時間を惜しみ、少ない睡眠を苦にしなくても、常人は必ずしも夜遅くまで起きているとは限りません。これはまた極端に走ったのではありませんか? 個人的に思うには、真相を伝える電話をかけるならば、夜は8時または9時前まで、朝は6時または7時以後が良いかと思います。

 もう一つ、私自身にもある現象ですが、かかってきた電話が音声電話であればすぐに切ってしまいます。現在、多くの人はすでに真相を伝える電話を聞いたことがあり、ある人はすでに三退しているかもしれません。すぐに電話を切られるからと言って、必ずしもその人が聞きたくないと極端に判断してしまうのは良くないと思います。

 ここで同修を叱責するつもりはなく、ただ皆さんと交流し、ともに向上し、さらに多くの衆生を救い、大法に損失をもたらさないようにと思っています。法理上、不適切なところがあれば、同修の皆さんの慈悲なるご指摘をお願いします。多くの同修が衆生を救うために黙々と励んでおられ、感謝しています。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/2/12/323994.html )
 
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