蘭州市80代の李貴鸞さん 嫌がらせを受け続ける
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 【明慧日本2020年11月11日】(甘粛省=明慧記者)甘粛省蘭州市の法輪功学習者・李貴鸞さん(80)は、蘭州航空宇宙飛行制御研究所の退職者である。8月以来、中国共産党の法曹部門と地域の関係者らは、ずっと李さんに対して嫌がらせを働いており、ある時期に勤務が始まる時間になると李さん宅の玄関先に来て、椅子を持って玄関口に座り、退勤時間になると去って行く。李さんの家を訪ねた人たちは、詳しく調査をされ、撮影された。

 関係者らは李さんに法輪功を辞める「保証書」を書かせるために、上海に住む息子・娘や孫たちに電話をかけたり、メッセージを送ったりして、一人ずつ脅していた。ある日、彼らは李さんの家の鍵をこじ開け、家宅捜索をし、李さんをコミュニティまで連行した。コミュニティの大広間で法輪功を誹謗中傷するビデオを最大音量にし、李さんをつかんで押さえつけ、無理やり目を開けさせ、強制的に視聴させた。その時、李さんの顔色が悪くなったことに気づいた彼らは、看護婦を呼んできて血圧を測らせたところ、李さんは高血圧であり心臓に問題があることが分かった。続いて、車で李さんをお寺に連れて行き、僧侶の指導を受けさせた。

 李さんは嫌がらせから逃れるため、息子の家に行った。息子の周巍さんは同じく学習者で、4年間の冤罪を終えたばかりで9月18日に帰宅していた。

 李さんは息子の家に行った後、最初、国勢調査係と名乗る2人の女性が、周巍さんの家にやってきて、家族の状況を尋ねた。翌日、安寧区の警官らがまた周巍さんの家に行き、李さんがそこにいるかどうかを確認し、写真を撮った。

 数日後、派出所の警官らはまた周巍さんの家に行き、李さんのことを尋ねた。母親はいま蘭州市におらず上海に行ったと聞いて、警官らは上海行きのフライトナンバーを問い詰め、「今後母親をここに暮らさせるといい」と言い、洗脳人員を家に派遣して、周巍さんの家で洗脳班を開設すると言った。

 安寧区の地域関係者と警官らはまた上海に行き、李さんの娘の自宅で嫌がらせを働いた。

 以下は、李貴鸞さんが受けた迫害の事実である。

 9月上旬、警官らは3日連続でドアを強く叩くなどしたため、近所の人たちは正常な生活ができなくなった。李さんがドアを開けなかったので、警官は外の大型電源スイッチを切った。そのため3日間停電した。

 9月6日、派出所の所長ら6人が、家に侵入し「政府が法輪功を禁止しているから、やめるサインをすればいい 」と言い、家の中を捜索した。

 9月21日、警官らがドアをノックしたが李さんは開けなかった。すると、警官は鍵屋を呼んで来てドアの鍵を外させ、多くの私有物を押収した。今のところまだ返されていない。警官は「俺たちは2~3日おきに来るから、鍵を渡してもらわないといけない 」と言った。

 9月22日、警官らは李さんを家堡派出所に連れて行き、法輪功を中傷するビデオを流して見せたが、李さんは目を閉じて見なかった。

 10月12日午前7時半、李さんは外出した際、銀灘路コミュニティに連行され、写真を撮られた。そして、法輪功を中傷するビデオを見せられた。

 10月15日、国勢調査員だと言って、2人の女性が息子の家に来て、いろいろと尋ねた。10月16日、警官らは再度息子の家に来て、写真を撮った。

 10月21日の午後、数人の関係者らが息子の家に来て、中に入って詳しく問いつめた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/1/414452.html)
 
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