修煉者は常人の思考方式にとらわれない
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文/中国の大法弟子 

 【明慧日本2020年11月17日】私は法を学ぶ時に、不信感と抵抗を感じたことがあります。私は内に向けて探してみると、思想業や観念、執着などの反映に加えて、論理的な思考方式を反映した念があることがわかりました。大学に行っているからこそ、自分が論理的思考の持ち主だと思っており、自分の得意分野だと思っていて、文章を書いている時も一つ一つ筋が通っていると思いました。これは、頭は明晰であり混乱しにくいという点では良いのですが、欠点もあります。それは、師父の教えの中に、人間の思考方式を超えなければ、理解できないものがあると思うからであり、人間の概念や論理的な思考に合わない説法に、心の中で疑問を持っていました。

 いま学法を通して、気がついたのですが、人間の思考方式は神が創造したものであり、主に人間の空間にある様々なものを推理して考えるものであって、物質空間を超えたものには通用しないということです。 例えば、1+1=2というのは、我々の空間での現れ方ですが、別の空間ではもっと高い現れ方があるかもしれません。実際、今人間が言っている量子力学やトポロジー(位相幾何学)は、人間の思考で理解すると、頭は限界に感じているかもしれません。人間の思考は直線的ですが、別の空間にある理や物事は立体的、各次元的であったりすることもあります。師父の説法の意味合いの中には、立体的なものや各次元的なもの、あるいは、更に高次元の存在形態のものもありますが、この物質空間の中で人間が形成してきた思考方式は、どのようにして完全に理解できるのでしょうか?

 また、共産党の洗脳班では、共産党の人員は邪説を用いて、人間の論理的思考と師父の説法の二言三言を取り出して自分の都合の良い解釈をすることで、修煉者を洗脳しているので、混乱している修煉者がおり、それに気づかないと、邪悪の教化の下で、法に関する師父の幾つかの説法に疑問を持ち、その結果、邪に悟り、修煉ができなくなってしまうのではないかと、私は思いました。

 私は以上のことに気がついてから、改めて法を勉強したら、人間の論理的思考は法への抵抗がかなり弱くなっていることを実感しました。

 師父は「この過程でどういう思考様式を用いるのか、どういう思考構造を形成するのか、どのように物事を考えるのか、どういう思考様式で物事を考えるのかを人間に教えたのです」[1]と説かれました。

 師父は「人間の言葉に限界があり、人間の思考方式で説法するとき、全方位と各次元で同時に認識・思考して、全方位の言葉で説法することができません」[2]と説かれました。

 師父は「当初三界を造った目的はこの時法を正すときに使うためです。誰が三界の衆生になるのか、どのような生命がここにいるのか、どのような生命と生命の思考様式、行動と文化を含む生命の存在方式が必要なのか等々は皆歴史の過程の中で形成されます」[3]と説かれました。

 師父は「その時の思考に人間のこのような思考方式と構造はありません。つまり修煉して出来上がった一面の思考構造は皆神の最も素晴らしい基準に基づいて造られました。このような思考方式は低次元の思考に入ることはありませんが、低次元の全ては皆さんに分かっています」[4]と説かれました。

 個人的な認識ですが、あくまで参考です、法に基づいていないところがあれば、ご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「大法弟子とは何か」
 [2] 李洪志師父の著作:『各地での説法七』「米国国際法会での説法」
 [3] 李洪志師父の著作:『各地での説法五』「二〇〇四年米国西部法会での説法」
 [4] 李洪志師父の著作:『各地での説法二』「二〇〇三年カナダバングーバー法会での説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/14/415075.html)
 
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