小さな洋服屋で真相を伝える
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文/長春の大法弟子  

 【明慧日本2020年11月30日】

 尊敬する師父、こんにちは。

 同修の皆さん、こんにちは。

 私は子供の頃から重度の胃潰瘍、十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎、心臓病、頚椎症に悩まされてきました。風や冷たい水、雨にさらされると全身に大きな吹き出物ができて、非常に痒くなりました。法輪大法を修煉していなければ、生きていても何もできない廃人になっていたに違いありません。1998年12月、私は法輪大法の修煉を始めて、半年もしないうちに病気はすべて消え、家族や友人は法輪大法の奇跡的な力を目の当たりにしました。毎年の旧正月に夫は李洪志師父に叩頭して、感謝の気持ちを伝えています。

 1、小さな洋服屋で真相を伝える

 私は小さな洋服屋を経営し、毎日多くの顧客と接触できますので、それを機会に法輪功とは何かを伝え「三退」を勧めています。私はすべての顧客を自分の家族のように扱い、いろいろな雑用をできるだけしてあげて、みんなの相談役にもなり嫁姑問題や、夫婦喧嘩や、病気を患うなどのことについて私は大法の法理を引用して彼らを説得し、とても良い効果を収めています。私の心が顧客の心に寄り添っていることを、みんなが感じ取っています。私の洋服屋はとても有名になり、近隣の村にまで、我が村に法輪功学習者(以下、学習者)が営んでいる洋服屋があり、家庭トラブル等の良い相談役になってくれると噂が広がっています。私は20年以上この店を経営しており、店に来る人は誰でも法輪大法の良さを知って、「三退」しました。ここでは二つの例を紹介します。

 ある日、50歳に満たないAさん(女性)が古い上着を持って、ベストをリメイクしたいと依頼してきました。何度も何度もため息をついた彼女に、私は「そんなに嘆いて、どうしたんですか」と聞くと、Aさんは泣きながら家の事を話しました。それは、Aさんの夫に愛人ができて、5人の子供を抱えるAさんは離婚しようかどうしようかと迷い、一日中泣いていて、両親も心配で体調を崩しました。その時、一部始終を聞いていた夫がAさんに、「お姉さん、店に来たお客さんの中で家庭内の葛藤を妻に相談する人は数え切れないほどいました。妻は法輪功の学習者なので、いつも大法の原則に沿って和解させています。妻と話したらきっと解決できますよ」と言い、Aさんは「そうですか、法輪功って、テレビで悪いニュースがよくありますよね」と言いました。

 私は「大法を修煉してから、無病の体になりました。それに、以前の私は幼い頃から病弱だったこともあり、みんなは私を可哀そうに思い、結婚する前もしてからも、家族は誰も私を怒らせないように気を付けていました。一方、私はいつもすねたり、怒ったりすると、何日も何も食べず飲まずでベッドに横になることもありました。法輪大法を学んで以来、健康になったほかに、性格も優しく明るくなりました。見て、今の私を、とても話しやすくて明るいでしょう」と言いました。

 Aさんは、今のあなたはとても素敵ですね。教えてください、法輪大法の本には何が書いてあるのでしょうと言いました。私は、あなたの家庭のトラブルは、『轉法輪』にこう書かれています。「修煉するにあたって、具体的なトラブルに対処する時、誰かに辛く当たられたりした場合は、たいてい次の二つの状況が考えられます。一つはおそらく前世にその人に対して何か悪いことをしたのかも知れません。あなたは、『どうしてわたしにこんなひどいことをするのだろう?』と言って心のバランスをくずすかも知れませんが、しかし、あなたはなぜ前世でその人にあんなことをしたのですか? 『あの時のことは知らない。現世は前世と関係ない』とあなたは言うかも知れませんが、そういうわけにはいきません」[1]と答えました。

 Aさんは「ああ、なるほど、私が前世で夫にひどいことをしたのかもしれませんね。では、どうすればいいのでしょうか」と言い、私は「もし本当にご主人に借りがあれば、いずれ返さなければならないので、親切で誠実に2人に接して、その愛人さんに妹のように優しく接しましょう。また、あなた自身も化粧や身だしなみに力を入れて『女子力』を上げて、ご主人と結婚する前の魅力的な状態を取り戻しましょう。子供や家族のために頑張ってください。魔難はきっとすぐ乗り越えられますよ」と言いました。Aさんは笑顔で「大法に感謝します、法輪大法は素晴らしい」と言いました。

 暫くして街でAさんと再会すると、遠くから「今日の私の髪型、服は如何でしょう」と声をかけてきて、その元気いっぱいの状態を見て、すぐに彼女の今の状況が分かりました。その愛人さんはAさんに感動して、自らご主人と別かれて、またAさんと友達にもなりました。ご主人もAさんの優しさに感動して、土下座をして許しを願い、夫婦の間は以前よりも仲良くなって、家族全員が「三退」しました。Aさんはまた「大法に感謝します」と言いました。

 ある日、街でAさんのご主人とばったり会うと、ご主人は赤面して「あの時、私は魔に取り付かれたようで、ご迷惑をかけましたね。あなたがいなければ、私の家庭はきっとバラバラになっていました。心配しないで下さい、これから私は二度とあんなことをしません。家族を大事にしますよ」と話してくれました。

 もう一つの例は、Bさん(女性)のことです。Bさんは私に洋服を作ることを頼んで、出来上がってからも気に入らなくて何度も何度も直しを要求され、私は真・善・忍の基準に従って、心性を守って根気よく何度も直しました。最後に、彼女は要求通りに直した洋服を手に持って、試着もせずに泣いていました。私は「泣かないで、この洋服が気に入らないのであれば全額返金します、或いは作り直すから」と言うと、Bさんは「いいえ、この洋服は最初から不具合なところはありません。お金がなくて安く済ませたいから、何度もあら探しをしたのです」と言いました。

 Bさんの8歳の息子は先天性の心臓病を患っています。僅かの財産である2頭の牛を売って、息子を北京に連れて行って治療を受けさせたいとBさんは考えていました。結婚してから洋服を作るのは初めてのようでした。私は「早く教えてくれれば良かったのに、私には良い解決法があります」と言って、大法はどいういうものか、また病気治療と健康増進の奇跡的な効果を教えました。子供と一緒に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を真摯に唱えれば、奇跡がきっと起きると言い、ほんの気持ちとして20元(約350円)をあげました。その後、数年もBさんに会うことはありませんでした。

 2008年、息子が市の高校に進学した際、息子の生活の面倒を見るため私も市に引っ越しました。夏休みに田舎に帰った時、街で偶然にBさんと再会しました。ここ数年、Bさんはずっと私に連絡しようとしていたことを知り、感動しました。当時、Bさんは息子を北京に連れて行ったのですが、2頭の牛を売って得た金では入院や手術の費用に足りなくて、仕方なく地元に戻りました。子供のためにBさんは毎日手を洗い、「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」の言葉を尊敬を込めて何回も唱えました。奇跡が起きて、息子はだんだん健康になり、中学を卒業してから警備員の仕事に就きました。

 2、レストランで真相を伝える

 ここ5、6年来、生活の変化に従って私の修煉環境も変わりました。卒業してから市に行って働く息子と同居するため、私も市内のあるレストランでレジの仕事を見つけました。勤勉に働いた私はオーナーの信頼を得て、オーナーに真相を伝えて「三退」をしてもらいました。

 店で、私は積極的に真相紙幣を使用しました。お客さんの勘定をする時、野菜や飲み物を配達して来る業者に代金を払う時、お客さんに頼まれてたばこの買い出しをする時、使う紙幣を自分が持っている同額の真相紙幣に換えて使います。最初の頃、オーナーは小額紙幣とお釣りが入る財布を奥の部屋に置いていたので、取りに行ったりして不便だったのですが、私を完全に信用するようになってからオーナーはその財布をレジのところに置くようにしました。これはオーナーが再三に熟考して下した決断で、私に対する信頼は自分の家族や友人をも超えていたのです。オーナーの友人、同じく飲食店を経営するCさんは「忙しい時、親戚に店番をしてもらったら、その親戚すら店の金を盗みました」と言いました。その時私の店のオーナーはいつも「どうして私はこんなに恵まれているのか、神様が私に学習者を贈ってくれたのです! ぜんぜん貪欲がなくて、お水1本でもしっかり金を払います」と誇らしげに言います。

 このようにして、オーナーは米、野菜、魚、肉などの仕入れも私に任せて、私は買い物をする時にみんなに真相を伝えて、大量に真相紙幣を使いました。オーナーに真相紙幣のことを知られましたが、しかし私の説明を聞いたオーナーは怒るどころか、私のやり方を黙認して、私が店でお客さんに真相を伝えることも黙認しています。レストランで働いていた間、店はとても繁盛しました。オーナーの家族とはとても仲が良く、家族のように「姉ちゃん」、「弟」で呼び合っていました。知らない人が来たら、私が従業員であることが分からず、オーナーの家族だと思っています。

 店の近くに市場があって、毎日、買い物をする時にそこを通ります。市場で出会ったほぼすべての人に真相を伝えたことがあり、多くの人は「三退」しました。しかし、ある男性のDさん(85)は、何を言っても「三退」をしません。時間の関係上、毎回、数分しか話せませんが、私は根気よく毎回Dさんに話しかけました。ある日、私はDさんに法輪功の内容が入っている小さいスピーカーを渡して、「中の内容をじっくり聞いてほしい」と言いました。数日後、Dさんは内容を全部聞いて、スピーカーを私に返しました。私は「あなたの年齢なら、スピーカーで言うことはすべて分かりますよね」と聞くと、Dさんは「スピーカーで言ったこと以上に知っていますよ。中国共産党(以下、中共)は恐ろしくて残酷だから、あなたも気をつけてね」と言ってくれました。私は、「ご注意ありがとうございます。中共は邪悪を極めたものです。私はもうすぐここを退職して、新しいところに行きますが、しかし、あなたに『三退』してほしい願いはまだ叶っていません、本当に残念です!」と言うと、Dさんは目に涙を浮かべて黙って去りました。

 次の日の昼、なんとDさんが店にきて、「本当にお疲れ様でした。まるまる3カ月の間、根気よく私に真相を伝えてくれました。家に帰ってあなたの苦心を思ったら、辛くなりました。今まで中共を恐れて『三退』をずっと承諾していなかったのですが、考えてみると、もう85歳なので、まだ何を恐れるのでしょうか! 今日はあなたの願いを叶えてあげます。私の本名で『三退』します!」と言ってくれ、私の手を握って泣きました。私もこの老人がやっと救われたことに嬉し涙を流しました。師父のご加護のもとで、3カ月以上の努力は無駄になりませんでした。

 3、ウイルス流行期でも、出かけて真相を伝える

 新型コロナウイルスの発生後、市と市の境、市内の道路、団地はそれぞれ封鎖され、街には歩行者が少なく、真相を伝えることが難しくなりました。私とある年配の同修はペアを組んで街に出かけ、露店の人や道路掃除をやっている人や、バス停で待っている人に伝えました。

 ある日、公園のベンチに70歳ぐらいの2人が座っていたので、私は近づいて「こんにちは。暑いですね、少し休憩したいので、横に座ってもいいでしょうか」と声をかけると、2人は「構いませんが、ただ我々に『三退』なんかを言わないでくれ」と言いました。 私は彼らの態度に動じないで、心の中で発正念をしてから「共産党組織からの脱退のことを話さずに、ほかの話題にしましょう。法輪功は1992年~1999年、長春から全国に広まり、修煉者が1億人にもなりました。7年の間、天安門広場に行って焼身自殺をする人は1人もいませんでした。なぜ1999年以降に焼身自殺が発生したのかは言わなくてもお分かりでしょう。なぜ江沢民は法輪功を弾圧することに執念を燃やしたのでしょうか。共産党は宇宙の中の悪霊だからです。天は共産党を滅ぼす時、あなたたちがくれぐれも巻き沿えにならないように祈ります」と言うと、2人は納得して、自ら「では、私は脱退することを声明します」と言いました。

 このような例はたくさんあります。対面して真相を伝える時、自分の状態が大法の要求を満たしてこそ、落ち着いてしっかり相手に伝えることができます。残されたわずかな時間の中で倍以上の努力をして、師父が延ばしてくださった一分一秒を大切にし、より多くの衆生を救っていきたいと思っています。

 (明慧ネット第17回中国本土大法弟子修煉体験交流会原稿)

 注:
 [1]李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/12/414814.html)
 
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