文/中国の大法弟子
【明慧日本2022年6月26日】
慈悲で偉大なる師父、こんにちは!
尊敬する同修のみなさん、こんにちは!
すでに22年間法を正す修煉を歩み、妹と私は17年間、自宅で資料拠点を展開しています。 私たちは主に地元の同修向けに紙幣に法輪大法の真相を書き、また人を救うために自分たちで配布するための真相冊子も作っています。この法会の機会に、師父にご報告するとともに、同修のみなさんと交流できるように、家族の同修と紙幣に法輪大法の真相を書き、衆生を救い済度した少しばかりの経験を書きました。
一、紙幣に法輪大法の真相を書き衆生を救い済度する
数年前学法グループで、同修が法輪大法の真相を書いた紙幣を両替しているのを見て「法輪大法の真相を書いた紙幣を使って真相を伝えるなんて、すごいことだ!」と思いました。小さな紙幣は「手がなくても千の手を通り、足がなくても万家を行く」ことができ、人々が捨てることなく広く流通させることができ、真相を伝えるにあたって半分の労力で2倍の効果が得られ、より多くの衆生を救うことができます。その後、妹(同修)に話したところ、妹もとても前向きでした。こうして、私と妹は衆生を救い済度するために紙幣に法輪大法の真相を書く作業を開始しました。
妹と一緒に真相資料を作ってきましたが、紙幣に法輪大法の真相を書いた経験はありませんでした。天地行論壇の掲示板を見て、簡単で便利な紙幣にアイロンをかける方法を見つけました。お金は流通する中で、無数のバイ菌や汚れに染まっており、最も汚いものです。窓のない狭い部屋で真相資料を作成し、法輪大法の真相を書いた紙幣にアイロンをかけると、鼻を突く変なにおいで喉が詰まり、息苦しくなりました。法輪大法の真相を書いた良い紙幣を作るためには、心を静めて、部屋に充満したこの嫌な臭いを感じないようにしなければなりませんでした。
妹はきれい好きで、潔癖症がありました。ある夜、妹が見た夢は、汚くて鼻を突くようなにおいのする紙幣を整理する夢でした。なぜかわかりませんが、妹は白いご飯を持参して傍らで食べていました。汚い紙幣に、ご飯がうっかり触れてしまいましたが、妹はやはりご飯を食べつづけました。しかし意外なことに、ご飯の味は格別に甘かったのでした。それ以来、妹は不思議なことに紙幣を汚いと思わなくなり、嫌な臭いも感じなくなったそうです。妹は「このようにして師父は妹の汚れや臭いを恐れる心を取り除いてくださった」と悟りました。妹は「今、その夢を思い出すと、お米の甘い味を思い出します」と言いました。
私たちは両替した紙幣を仕分けし、新札で70%以上汚れのないものはアイロンで平らにしてそのまま印刷し、特に汚れのひどいものやぼろぼろになった紙幣は使用せず、ある程度溜まってから銀行に預け、書き込みのひどい紙幣は84消毒液(訳注:次亜塩素酸ナトリウム系消毒液)で洗い、残りの古い紙幣は洗濯機でさっと洗ってから乾燥させ分類していきました。洗って乾燥させた紙幣は法輪大法の真相を書くために使いました。
法輪大法の真相を書いた紙幣を作る過程で、私たちは常に経験から学び、紙幣を作るスピードを絶えず高めました。最終的には、紙幣に法輪大法の真相を大量に書くことができました。紙幣にアイロンをかけるには、アイロンを最高温度にして、選び出した状態の良い紙幣をトランプのように広げ、アイロンを紙幣に押し当て、奥から手前に押し出しました。表側に3回アイロンをかけたら、紙幣を片付け、もう一度並べて裏側にさらに3回アイロンをかけました。紙幣の両面にアイロンをかけたら、片付けてきちんと積み上げ、重いもので押さえました。紙幣は高温と重力の作用で自然に冷めていき、形を整えた後、10分後には平らになり、印刷ができるようになりました。この方法の利点は、高速であることと、紙幣にアイロンをかけると同時に法輪大法の真相を書いた紙幣を印刷できるので、時間を節約できることでした。法輪大法の真相を書いた紙幣の印刷が終わったら、印刷の品質を確認し、紙幣計算機で正確かつ迅速に紙幣を数えました。
この数年、私たちは「人を救うための法輪大法の真相を書いた紙幣」を作ることに取り組み続けてきました。法輪大法の真相を書いた紙幣の制作は多い時には1週間で1万元もの法輪大法の真相を書いた紙幣を制作することもありました。通常時は6000元に抑えていました。
自宅で法輪大法の真相を書いた紙幣を作っている時に、私たちは「真相を伝え人を救うために法輪大法の真相を書いた紙幣を使うことは有効なのか、それとも有効でないのか? 見たくても見えず、効果がないなら、それは時間の浪費ではないか? 外に出て面と向かって真相を伝え、一人一人真相を伝えて理解させれば、それは目に見えて、効果もはっきりとしてくる」と考えました。このような思いが、時折、私たちの胸に去来しました。
師父は「人民元の紙幣に『法輪大法が素晴らしい』、『脱党』を書いたと言っている人がいますが、(皆笑って) 私に言わせると、本当に良い方法です。(拍手) このお金を捨てることも、処分することもできないのです」[1]と説かれました。師父の法は私たちの心のわだかまりを解いてくださいました。 法輪大法の真相を書いた紙幣は師父が法の中で肯定なさっているものであり、それは良いものに違いないものです。大法弟子は必ず師と法を信じ、師父が按排してくださった衆生を救い済度する道を歩まなければなりません。
私たちの地域には他にも法輪大法の真相を書いた紙幣を作っている同修がいました。両替した100枚の1元札のうち、10枚ほどが法輪大法の真相を書いた紙幣だったからです。真相を理解している人たちは、法輪大法の救い済度に感謝し、中国共産党(以下、中共)に反対するメッセージを法輪大法の真相を書いた紙幣に書いているのを何度も目にしました。また、真相を知らず、中共に洗脳された人たちがよくない話を口にしているのも見たことがありました。さまざまなグループの人々が法輪大法の真相を書いた紙幣を読んでおり、これは、すべての人が真相を理解する機会を待っていることを示していました。
また、三退の署名が書かれた法輪大法の真相を書いた紙幣を何度も見たことがあり、真相を理解した人たちが三退の署名をしました。そのうちの二つは特に私たちの目を引き、3人がそれぞれ異なる筆跡で署名しており、この3人が心の底から中共邪党を脱退し、自分のためにより良い未来を選んだことがわかるもので、とても感動しました。また、まとめて12人が三退の署名をした法輪大法の真相を書いた紙幣もありました。大紀元のホームページに掲載する12人分の三退声明を、みんなで協力して作りました。
中共の迫害の下で、中国共産党を脱退したくても脱退する場所がない人がたくさんいることもわかりました! この点を考慮して、法輪大法の真相を書いた紙幣のふさわしいテンプレートに「三退署名」欄を追加しました。その後、私たちが作った法輪大法の真相を書いた紙幣には、真相を知る人たちが中国共産党から脱退したことが書かれていました。人々が真相を理解し、より良い未来を選択することを私たちは心から嬉しく思っていました。
同修の1人が私たちに協力して、法輪大法の真相を書いた紙幣を野菜市場に持っていって両替し、その同修が両替したお金を再び私たちに返してくれました。ある時、1枚の100元札が偽札であることが判明しました。「偽札は同修に返さず、自分たちで負担しよう」と妹と交流し、偽札を燃やしました。その後、また1枚の偽の100元札が届き、やはり自分たちで処分し、3度目にまた1枚の偽の100元札が届きました。旧勢力が妨害しているに違いないと思い、同修に相談したところ、同修が率先してお金を出して私たちに返すことになりました。同時に、3人が一緒に正念を発することで、他の空間からの妨害要素を取り除くことができました。それ以来、偽札はなくなりました。
ある時、同修と一緒にプロジェクトに取り組んでいた時、旧勢力が私と妹の肉体を打ち砕こうとたくらんだことがありました。魔難の中で、私たちは師父と大法を信じ、強大な正念を発することで、無傷で魔難を乗り越えることができました。その時のことを思い出すと恐ろしいほどの光景で、私たちには災害から生き残ったかのような感覚がありました。
同修の中には感心する人もいましたが、私たちは少しも嬉しくありませんでした。このような魔難に遭遇する時は、私たちの修煉に何か重大な問題があるに違いないからでした。私たち2人は心を静めて家で法を学びました。ある日、私は師父が説かれた「本当の大覚者は軽々しく顕現することはしません」という法を学び、私には一言一句が飛び跳ねているかのように見えました。私は「これは、私たちの慈悲深い師父が、私たちの修煉において『目立たずに』[3]悟らせてくださったのだ」ということを悟りました。
私は妹と法に則って交流し、修煉中の漏れを見つけました。同修への真相資料の受け渡しでは、一方通行で連絡方法がないこと、学法グループでは法輪大法の真相を書いた紙幣が公然と両替されていること、学法グループに法輪大法の真相を書いた紙幣をもらいに来る同修がいること、これはすでに安全の問題であることがわかりました。資料拠点が大きくなるにつれて、私たちには「仕事に対する執着」、「顕示心」、「歓喜心」が出て来ました。忙しくしていると、真相資料をたくさん作ることを精進していると考え、安全に注意を払わないといけないことは正念が強いことであると考えてしまいがちになりました。
問題を発見したら、私たちは法に則って正しました。真相資料の受け渡しでは、一方通行でも連絡方法を聞き、自宅での資料拠点を拡大しませんでした。私たちは法を学び、煉功を保証しながら、できる限り真相資料を提供しました。
2020年、武漢で中共ウイルス(武漢肺炎)が発生した後、私たちの町にも影響が及びました。紙幣を整理している時、私と妹は「中共ウイルスは至る所に蔓延しており、紙幣がどれだけの人の手を経たか分からず、紙幣にウイルスが付着していた場合はどうすればよいのか?」という恐れる心が沸き上がってきました。しかし私たち2人はすぐに間違った念を正しました。中共ウイルスは悪い人間を淘汰するためにあるのであり、私たちが修めているのは宇宙大法であり、私たちの身体は高エネルギーの物質で構成されており、正しくないすべてのことを正すことができるのです。法理がはっきりしてくると自然と恐れる心は放下されました。
私が乗っている電動アシスト自転車は免許制のもので、今(訳注:2021年11月)は至る所にカメラが設置されており、法輪大法の真相を書いた紙幣は法輪功に対して敏感な関係部門で両替する必要があることなど、私にはまだ精神的にプレッシャーがありました。ある週、紙幣の両替に2回行きました。2回目に紙幣を両替しに行った時、袋に紙幣を詰めていると突然女性が「数日前に1万元両替したばっかりなのに、また両替するの? そのお金は何に使うんですか? あなたはどこの人ですか? 何をしているのですか?」と叫びました。私は突然の出来事に戸惑い、どう対応していいかわからず、正念でただその女性を見ていただけでした。私が答えないのを見ると、その女性は同じ言葉を大声で、しかも悪意を持って繰り返しました。しばらくしてから私は正気に戻って「私はお金が必要だったので両替に来たんです」と言いました。お金をしまって帰ろうとすると、その女性が「ちょっと待って、あなたが両替したお金の手続きが処理できるのかどうか、電話で問い合わせるから」と言いました。両替をしてくれた係員が用事で帰ってしまったので、その女性が確認することになりました。その女性は携帯電話を手に取り、高々と私にかざし、しばらくしてからやっと電話をかけました。手続きが完了したことが確認できたので、私はその場を離れました。
帰宅後、私は妹にこのことを話しました。その場所に両替に行く人はみな商売をやっている人が多いので、その女性のような口調は非常識であると言いたかったのです。私は突然「彼女が携帯電話を私に向けて高く掲げたのは、もしかしたら私の写真を撮っていたのだろうか?」と思い付きました。その時は法輪大法の真相を書いた紙幣というこのプロジェクトをあきらめたくなるほど私の恐れる心がすぐに沸き上がって来ました。その後、私たち2人は法に則って交流し「法輪大法の真相を書いた紙幣で人を救うプロジェクトを行わないのはもったいなく、損失が莫大だ」と感じました。
師父は「しかし、佛法は厳粛なものであり、いったん決まったこと、とりかかったことを最後までやり通すのです」[4]と説かれました。
妹が「正念を発しましょう」と言うので、私たち2人は家で長時間正念を発し、その女性の背後にある邪悪要素を解消していきました。正念を発する時に私は、神通力でその女性の頭の中から私に関する記憶を消し、その女性の携帯電話から私の写真を消しました。安全のため、その後、紙幣の両替は妹にお願いしました。妹が両替を終えて戻ってくると、その女性はもういなかったということでした。その後私が再び両替に行った時、何も問題はありませんでした。
私たちの地域でも真相リーフレットを配ることが増え、私たちは2人で真相冊子を作り、可能な限り配布していました。私が電動アシスト自転車に乗り、妹は私の後ろに座って真相冊子を配布しました。電動アシスト自転車で広範囲に走行し、都市や周辺の農村に私たちの足跡を残しました。
(続く)
注:
[1] 李洪志師父の経文:『ロサンゼルス市法会での説法』
[2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
[3] 李洪志師父の著作:『各地での説法四』「二〇〇三年アトランタ法会での説法」
[4] 李洪志師父の経文:『二〇〇五年サンフランシスコ法会での説法』
[5] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「二〇一〇年ニューヨーク法会での説法」